完璧なセキュリティーを求めるな
古山喜章です。
最近、ネットバンキングでの詐欺被害が増えている、
というニュースをよく見かけます。
こういうニュースが出るたび、
“だからネットは危ない”
“自社でサーバーを持ったほうが良い”
“ネットで社内情報を扱うのは危険だ”
など、要は、
“セキュリティーは完璧ではないじゃないですか”
という意見が出てきます。
どのようなシステム、インフラでも、万全はあり得ません。
じゃあなぜ、飛行機は万全ではないのに、
海外へいくには飛行機に乗るんでしょうか?
高速道路を走っていても、いつ追突され、
事故に巻き込まれるかもしれないのに、
高速道路をブッ飛ばして利用するのでしょうか?
リスクはあっても、速い、便利、というメリットを
追究しているのではないでしょうか?
このコストでこの利便性があれば、それで良し、
としていると思うのです。
今や銀行間でも、クラウドサービスで情報処理する
時代です。
それだけ、
情報共有のスピード化・簡素化が求められているのです。
セキュリティーが万全でないからといって、
でかいコストをかけ、自社サーバーでシステムを構築する。
そんな時代ではないのです。
「レガシーシステム」という言葉をご存知でしょうか?
時代遅れの、今や過去の遺産のごとく社内にのさばる、
古いシステムのことを指す、PC用語です。
多くの企業で、この「レガシーシステム」を見かけます。
リスクと向き合いながら、経営効率を追求する。
クラウドやインターネットを活用するのも、
同じことだと思うのです。
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