立地に支えられている店
古山喜章です。
「この店は、立地に支えられているなぁ」
と思うことがあります。
立地がいいから客は集まるが、中身がボロボロ、という店です。
一度来たら二度目はないだろうなぁ、と思うものの、
場所がよいから集客に困らず、なんとか運営できています。
特に最近では、駅前、駅ナカなど、
大きなターミナル駅の店舗で、そのようなことをよく感じます。
先日も移動の際、
「立地に支えられただけの、あの店はどうなったかなぁ」
と思い、多少の改善も期待しながら、店内に入りました。
とある、喫茶・軽食の店です。
で、30分ほど、店内を観察していました。
以前に入店したのは2年ほど前なのですが、
まあ、あいかわらずの内容でしたね。
接客の言葉づかいに丁寧さがなく、笑顔もない。
オーダーメニューの提供が遅く、客が怒って帰る。
オーダー間違いがある。
朝8時30分なのに、モーニング3種の内、売れ筋が売り切れになる。
などなど、
よくもこの短時間でこれだけのことが起こるものだ、
という状況で、私の中では今回も、
黒星ミシュラン3つ星店舗、に認定させていただきました。
サービスがそこそこなら、もっと繁盛するのでしょうが、
オーナーはたぶん、その機会損失に気づいておられないのでしょう。
どこの店、とは言えませんが、
せっかくの好立地を生かし切れていない、もったいない話しなのです。
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