B/S面積グラフから考えてみよう⑳
古山喜章です。
~土地を売却する~
土地を自前で持つ必要がないのに、
銀行から借り入れをして土地を買った。
でも、土地は減価償却ができません。
つまり、返済原資は純利益しかないのです。
なので、総資産のなかで土地と借入が、
いつまでも大きな存在感を示します。
面積グラフでいうと、
このようなパターンがまだまだ多いですね。
ならば、単純な話し、土地を売ればよいのです。
簡単には売れないかもしれません。
が、根気よく探すのか、
100%ではない子会社に売る、
経営者が買う、
など、あらゆる手段を検討して売るのです。
で、現金を作り、借入を返したとしましょう。
そうすれば、面積グラフはこうなります。
借入で土地を買った場合、
前述したとおり、返済原資は純利益のみです。
営業利益が十分に出ている時は良いのですが、
業績が悪化すると、途端に返済原資がなくなり、
資金繰りが苦しくなります。
やはり、借入金は資金繰悪化の根源なのです。
そして土地を売れば、多くの場合、損が出るでしょう。
税引き前利益が下がって税金は減り、
総資産は縮んで自己資本比率は上がる。
総資産が身軽になれば、
一気に財務体質は好転してゆきます。
そのような土地、借入金はありませんか?
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首相、二枚看板で改革推進=「問題閣僚一掃」の指摘も
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投稿: 首相、二枚看板で改革推進=「問題閣僚一掃」の指摘も_116094 | 2012年1月13日 (金) 14時44分