いつの時代にも、納得のいかない環境はある
古山喜章です。
電気代が上がる、
材料・資材が上がる、
労務費が上がる、
と、
多くの企業がその対策に追われています。
経営幹部のグチを耳にすることもあります。
しかし、このような厳しい経営環境は、
いつの時代にもあったのではないでしょうか?
自分の経験したなかでは一番ヒドイ時代、
だと思うかもしれません。
が、
その昔も同じようなものだったと思うのです。
特に、戦中・戦後の混乱期は、
まさに納得のいかない強権による規制・統制が
今よりずっと多かったはずです。
だからといって、
すべての企業が潰れたわけではありません。
倒れる会社と残る会社に分かれただけなのです。
大切なのは、
厳しい経営環境でも、残れる会社になることです。
その生き残りをかけて、例えば、
NECは5000人の人員削減を図り、
エクソンモービルは日本から撤退したり、
小売業は不採算店舗を撤退させたり、
するだけなのです。
文句ばかり言ってても、何も解決はしません。
チエを絞って対策を早期に打ち立て、実行する。
その決断・スピードが速い企業、
実行に伴う財務体力がある企業、
が厳しい環境を生き抜くのです。
ヒトも企業も、
厳しい時代を生きると強くなります。
言ってみれば、
今の環境が、次代のヒトや企業を育ててくれている。
と言ってよいのではないでしょうか?
そう思えば、苦言を呈することなく、
ここで踏ん張る価値は、十分にあるのです。
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