2年目の社員は、今・・・。
古山喜章です。
4月2日、多くの企業で入社式が行われました。
毎年この時期には、いくつかの企業で、
新入社員研修をさせていただいてます。
で、今も昔(20年くらい前)も変わらないと感じるのは、
新入社員ほど、モチベーションの高い人材はいない、
ということです。
知識不足、人材不足、ではありますが、
やる気・積極性、素直に学ぶ姿勢、失敗を恐れない、
等々については、先輩社員よりも抜きんでています。
別の言い方をすれば、
社員は皆そうだった、ということです。
誰しも最初があり、新入社員の頃があったわけですから。
それが、職場環境にもまれて過ごすなかで、
さまざまなかけひきを身に着け、
入社時のモチベーションにも変化が起こります。
その変化が、プラスに働くこともあれば、
マイナスに働くこともあります。
例えば、平成23年入社の方々は、
新入社員という立場を卒業し、先輩社員となったわけです。
その方々は、1年前と変わらずイキイキしているでしょうか?
1年前同様に、失敗を恐れずチャレンジしたり、
元気な声であいさつしたりできているでしょうか?
結局、人はその職場環境に流されてしまいます。
企業が環境適応業であるように、
人間も、環境に適応する性質をもっているのです。
そうしなければ、職場のストレスでやられてしまうからです。
“最初元気だった新入社員が、すぐにおとなしくなる”
という企業は、
先輩社員が作った職場環境になじんだだけなのです。
やる気のある新入社員を生かすも殺すも、
現状の先輩社員次第なのです。
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