データ管理のクラウド化が進みつつある
古山喜章です。
最近、金融機関や医療機関での、
クラウド活用の記事をよく見かけます。
莫大な数値データやデジタル画像など、
データ量は増すばかり。
自社サーバーで管理するには、コストがかかりすぎます。
さらに、そのデータを点在する拠点間で活用するとなると、
専用のネットワークを構築しなければなりません。
それがまた、コストがかかり、その上、スピードが遅い。
これらの問題を解決したのが、クラウドの活用なのです。
金融機関や医療機関といえば、個人情報がぎっしりです。
それでも、インターネットを活用する仕組みである、
クラウドを運用しているのです。
おそらく、運用に至るまでには、
セキュリティの検証が数多くあったことと思います。
それでも運用に踏み切ったのは、
セキュリティが完全だからではなく、
そのレベルが高まっている、からなのです。
“クラウドって、インターネットでしょ、流出とか大丈夫?”
という方が必ずいます。
はっきりいって、完全に大丈夫ではないでしょう。
しかし、
完全に安全と言い切れる飛行機もないし、
完全に安全と言い切れる電車もないし、
完全に安全と言い切れる自動車もないし、
完全に安全と言い切れる社内ネットワークもないのです。
あらゆるものに、リスクは生じます。
それと同等のレベルに、
クラウドのリスク管理は到達しているからこそ、
金融、医療機関も運用に至ったのです。
そのリスクが気になるのなら、使わなければよいのです。
ただ、縮こまってばかりいると、
使った人に先を越される、というリスクのほうが、大きくなります。
飛行機は落ちるかも知れない、と言って、
ビジネスに素早く活用しなかった人は、
活用していた人に比べて、遅れをとったことでしょう。
“もうそろそろ乗っかってもよいか”という、
流れの見極めをする時期に、
情報管理という分野はたどり着いているように思えるのです。
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