自社の業界の知識を持つ
古山喜章です。
現場の中堅社員の研修をしていて、
自社の業界の知識があまりにも不足している、
という人が多いのに驚かされます。
その業界の動きはどうなっているのか?
自社のライバルはどこなのか?
業界の法律やルールは、どのような方向に進んでいるのか?
などなど、とにかく知らない人が多い。
時間から時間まで、ただひたすらに与えられた仕事をするだけ、
という方に、そのような傾向が強いですね。
要は、勉強不足なのです。
新聞(ネットでも良い)を見て、
業界の関連記事には、毎日、目を通す。
業界誌や関連ビジネス書に目を通す。
業界関連のセミナーなどに参加する。
社内での勉強会を行う。
方法はいろいろあるはずです。
そのような地道な努力の積み重ねによってしか、
実務で活かせる知識は身に付きません。
薄っぺらい知識の引き出しがいくら有っても、
とっさには開かないのです。
業界の動きや情報に敏感な人、
よく勉強している人は、
引き出しが多く、すぐにさっと開いてきます。
なので、
顧客との対応もスムーズで相手を安心させ、
課題・問題を考えるときにも、方向性を見失わず、
業界の環境に合わせて解決策を考えることができます。
また、部下の誤った行動を正すこともできます。
部下も素直に納得します。
知っているのは、自社の業務のやり方だけ、
自分が職場で積み重ねた経験だけ、
では、現場を率いる中堅社員としては、あまりにも力不足ですね。
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