つぶれない組織をつくれ
みなさん、こんにちわ。ICOグループの内藤です。
ギリシャの通貨危機が「ドラクマショック」になる日が近いといわれています。
6月17日の総選挙でユーロ離脱派が勝利するとユーロを離脱し、ギリシャ通貨である「ドラクマ」が復活するといわれています。
ドラクマが復活すると、デフォルトや預金の流出がすすみ、通貨が下落し、経済危機に陥るとみられているからです。
そして、ギリシャが発端となって、スペイン、ポルトガルなど南欧の不安が顕在化し、危機に強い円が買われ円高が定着しています。
最近のパターンですね。
欧米でもリスク回避の動きから、株が売られ、経済の停滞がささやかれています。
フランスなどではギリシャのユーロ離脱を念頭に入れて準備が進められているとのことです。
実際のところはどうなるかわかりませんが、放漫経営で財政破たんを起こすとその当事者のみならず、多くの関係者を巻き込むのです。
もちろん、国家のみならず、企業や個人も同じです。
調子のいい時は調子のいいことを言い、調子が悪くなると都合のいいことを言う。
破たんする組織は大きくても小さくても同じです。
私が担当している経営支援先に会社を買ってほしいという依頼がありました。
客先にあたる会社で日頃は強気の話ばかりしていたそうですが、最近支払いが遅れ気味になり、挙句の先に支援を依頼してくる。
決算書をみると債務超過で企業価値は全くないどころかマイナスなのです。
なぜ、もっと早く手を打たないのか?
手の打ち方がわからないのか?
なぜ、もっと早く相談しないのか?
相談する人がいなかったのか?
つくづく残念に思います。
見栄が邪魔をするのでしょうね。
良い時こそ謙虚に行動し、悪い時は素直に対策を打つ。
そして、どんなことがあってもつぶれない組織をつくる。
組織トップの最も大切な役割なのです。
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