自社の管理基準となる数字をおさえておく
古山喜章です。
それぞれの業種・業態の企業において、
業績管理のためにおさえておきたい数字、
というものがあります。
飲食店なら、いわゆるFLコスト、
つまり、材料費と人件費ですね。
売上に対するFLコストが60%を超えると、
確保できる営業利益が減ってきます。
病院なら、人件費ですね。
対売上比率で50%を超えると、
十分な営業利益を確保しづらくなります。
キャッシュフローの力が縮まってゆきます。
卸売業なら、変動費率をどうおさえるか?
つまり、あくなきコストダウンと付加価値ですね。
扱うモノにもよりますが、変動費率が80%を超えてくると、
営業利益確保が厳しくなってきます。
在庫のもちすぎも危険ですね。
業種・業態によってさまざまですが、
各社、利益を確保するための、
キモとなる数字があるのです。
その数字を捉え、目標数値を設定し、
部署別や個人別の行動に落とし込みます。
で、そのとおりできたか、できなかったか、
できなかったのはなぜなのか、
を、進捗管理してゆくことが必要です。
できていて当たり前そうですが、
できていない企業が意外に多いのです。
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