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2012年7月31日 (火)

B/S面積グラフから考えてみよう(40)

古山喜章です。

~業種に見合った体型にする⑦~

面積グラフには、
業種に応じてそれぞれの体型の特性、
というものがあります。

ホテル業・病院などの設備産業の場合、
建物・設備などの固定資産が大きくなります。
なので、設備に応じて借入金も発生します。
バランスで言うと、固定資産が8割近くになります。
なのに、次のような面積グラフを見かけることがあります。
Mensekirei411

土地や投資も気にはなりますが、
まずもって、現預金が持ちすぎで、
未収入金に焦げ付きが発生していたのです。
そのため、短期借入金が少しずつ増え、
このような体型になってしまったのです。

毎月の払いと長期の返済金額を考慮して、
過剰な現預金は短期借入金の返済にあてました。
そして、焦げ付いた未収金は除却、あるいは再度回収を行いました。

すると、このような体型になりました。
Mensekirei412

流動資産がかなりスリムになりました。
その分、短期借入金が小さくなり、
毎月の資金繰りも改善されました。

ホテル業・病院などの設備産業の場合、
借入が大きくなり、毎月の返済額が膨らみます。
そのため、経常利益率は8%~10%は欲しいのです。

ただ、いくら経常利益率が高くても、
未収金となって回収できていないようでは、意味がありません。
単に数字の世界のことだけで、
実際のキャッシュフローには貢献できていないことになります。

固定資産のオフバランスも必要ですが、
まずは、回収がずさんな体質になっていないかどうか、
チェックをしておいてほしいのです。

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