金利の未払い
古山喜章です。
先日、少人数私募債をされている経営者から、
「期中に年間の金利を会社から支払いますが、
どう処理すればよいでしょうか?」
という問い合わせをいただきました。
少人数私募債の場合、金利は1年ごと、
一括支払いをします。
その区切りとなる月が年度決算月とは異なる場合、
どうすればよいですか?
ということです。
結論から言えば、
その年度に該当する分だけ、
未払費用で計上すればよいのです。
例えば、
今期、少人数私募債をスタートして、9ケ月経過なら、
その9ケ月分の金利を、未払費用計上するのです。
で、翌年度、実際に支払う際に、
未払計上分は清算されます。
年間一括で金利を支払いますが、
年間金額を12等分し、該当する月数に応じて、
未払計上する、ということです。
12ケ月なら、年間金額を未払計上し、
支払った際に清算するわけですね。
銀行金利は毎月発生しますから、
処理に迷うことはありません。
が、少人数私募債の場合、金利も未払計上できる、
ということを知っておいてください。
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