アナログ企業 九つの大罪 ③
古山喜章です。
IT化が遅れている企業は、
それだけで人件費や諸経費が増えてしまいます。
~③オフィス 罪名:無人座席発生罪 ~
営業マンが多いオフィスの場合、
各自の商談業務は、オフィスの外で行われています。
なのに、各営業マンの机があり、イスがあり、
おまけに書庫スペースまである場合があります。
要は、オフィスに座席があっても、ほとんど無人なのです。
朝だけ、夕方だけ、何曜日だけ、しか必要ないのです。
なのに、全員のデスクがあると、それだけで、
スペースがたくさん必要になります。
当然、デスク、イス、などが人数分必要になります。
とにかく、指定席制にすると、コストがかさみます。
IT化が進んでいる企業だと、
営業マンのデスクは自由席制になっています。
大きなデスクに、電源コンセントがあちこちについているタイプ、
を使用しているケースが多いですね。
で、営業マンがオフィスに居る時は空いている席に座り、
ノートパソコンを使って仕事をします。
デスクの境界線がないため、打合せしたいもの同士が
隣り合わせに座って仕事をすることも簡単にできます。
机は大きいですが、人数分のデスクを設置するより、
少ないスペースで事足ります。
どうしても保管資料が必要なら、
キャスター付きの小さな移動ラックを使い、
その時の座席の脇に持って来ればよいのです。
で、仕事が終われば、その移動ラックは元の置き場に戻す、
というルールで運用されている、という企業もあります。
各営業マンにノートパソコンが支給され、
オフィス内のネットワーク環境が格段にローコストに
なりだしたのが、やはり、2000年以降です。
ということは、この、無人座席発生罪も、
IT化遅れ約10年の罪、といったところですね。
時代に応じたオフィスに変えてゆくことが、
コストダウンにつながるのです。
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