アナログ企業 九つの大罪 ①
古山喜章です。
多くの企業を訪れていると、
IT化が進んでいる企業と、遅れている企業があります。
IT化が遅れているということは、
結局、人件費を中心として、余計なコストがかかります。
経営にとっては罪であるのに、経営者には、罪の意識があまりない。
これが困りものなのです。
~①連絡手段 罪名:連絡遅延罪 ~
連絡手段が、未だに電話・ファックス中心の企業があります。
メールで携帯やスマホに送れば、会議中であろうと、
内容を確認することができます。
ところが、電話だと、そのときに受けなければならず、
出れない場合、かけなおしたりするので、時間がかかります。
また、ファックスだと、その受信場所にいない限り、
その内容を知るのは、時間が経過してからになります。
電話・ファックスが中心になると、
何かと、連絡内容が伝わるまでに、時間がかかるのです。
連絡が早いほど、対処が必要な場合に早く動くことができます。
連絡が遅れると、それだけで対応も遅れます。
当の本人たちはさほど不便を感じていないものの、
メールが当たり前になっている他社の者からすれば、
連絡のとりずらい会社、と映ります。
また、メールは使っているが、会社当てのアドレスだけ、
あるいは、一部の人だけが使っている、というケースもあります。
この場合も、伝えたい相手に伝わるまでに、時間がかかりますね。
全員が個人アドレスを持ち、全社的な運用が根付いて初めて、
連絡のスピードアップ、という効果を発揮するのです。
ファックスや携帯電話と言えば、80年代、90年代に普及した、
ビジネスツールです。
それ以上進んでいない、ということは、この連絡遅延罪は、
IT化遅れ約20年の刑に値する、といったところですね。
携帯、スマホ、タブレット、デスクトップ、ノートブック、等々。
メールは全てのツールで活用できます。
連絡を早くしたいなら、
それらのツールを最大限に活用すればよいだけなのです。
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