企業のオリンピック
みなさん、こんにちわ。ICOグループの内藤です。
今年はオリンピックイヤーでもうすぐロンドンオリンピックが始まります。
開会式は7月27日ですが、それに先駆けて女子サッカーが7月25日から行われます。
各地でオリンピック選手の壮行式が行なわれていますね。
選手のこれまでの健闘をたたえ、オリンピックでの活躍を祈念する。本人も抱負を語り、感謝の念を述べる・・・。
ぜひとも日本選手の活躍を楽しみにしたいものです。
企業経営とスポーツには多くの共通する点があり、私もスポーツを例えて経営の話をすることが多々あります。
企業もスポーツと同様で、目標を明確にし、自己の現状を認識し、ライバルを研究し、そしてライバルとの勝負に挑むのです。
お客様によろこんでもらうために自己をPRし、ファンを増やしていくのです。
そのためには日々の鍛練が必要で、限界に挑戦していかなければなりません。
ライバルとの競争をしているようで、実は自己との戦いに勝つことが必要なのです。
トレーニングのメニューを作成し、それを欠かさずに実践する・・・・。
毎日欠かさずに鍛練を重ねるのはとても辛いことですが、目標を味方のメンバーと共有することでお互いに励ましあい、切磋琢磨しながらレベルアップを図っていく・・・・。
経営コンサルタントはさしずめコーチであり、監督や選手に対して助言や指導を行なうのです。
チームが強くなり、選手のレベルを上げるのが役割です。
そして、選手のレベルが上がり、チームが強くなっていくのを見ると、コーチ冥利に尽きますね。
先日、ある企業の幹部会議に参加しました。
ここ数年、目標や業績責任、チームワーク、業務改善、部下の育成の重要性やそのやり方を繰り返し指導し、助言をしてきました。
課題を与え、チェックしアドバイスを続けてきたのです。
目先の業務のことで頭が一杯の幹部に、長い目で広い視野で仕事をとらえることを訴えてきました。
現場だけの視点ではなく、経営の視点を持つように・・・。
その幹部会議のメンバーから心強い発言が相次ぐのです。
「全社的な観点から言えば・・・・・」
「業績を重視すると・・・・・・・・」
「生産性を考えると・・・・・・・・」
「チームのためにできることは・・・」
かつては組織のあり方やルールも十分理解せず、目の前の業務に埋没していた幹部会議のメンバーが、全社的な視点から考え、部下を引っ張っていく姿に変わっているのです。
組織や人は鍛えれば変わるものだなあとつくづく思います。
経営者やビジネスマンにとっては毎年の決算がオリンピックであり、日々の業務が競技であり、訓練なのです。
それぞれのオリンピックを目指して、「がんばれ経営者!がんばれビジネスマン!」とエールを贈りたいと思います。
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