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2012年8月17日 (金)

B/S面積グラフから考えてみよう(43)

古山喜章です。

厳しい経営環境のなか、中小企業がしぶとく生き残るには、
総資産の回転、ということに目を向けなければいけません。
すなわち、
投じた総資産でどれだけの売上を計上できるか、
ということです。
これを、総資産回転率、と言います。
計算式で言うと、
 年間売上高 ÷ 総資産 となります。

1.5なら1.5回転、0.7なら0.7回転 ですね。

回転が多いほど、多くの儲けを生み出し、効率が良いのです。
カネ回りがよいのです。
とはいうものの、これも業種によって特性があります。

Bstaikeis
左側の赤いラインが売上高です。

~建設業~

建設業の場合、工事を手掛けてから、
現金が入ってくるまでの期間が長くかかります。
他の商売で言えば、売掛サイトが長くなるのと同じです。
その反面、土地や建物は自前で持つ必要がありません。
なので、固定資産よりも流動資産のウエイトが高くなります、
入金までのサイトが長いですから、
できるだけ総資産の回転をよくしたい。
総資産回転率が2.0回転は欲しいところです。

ところが、次の面積グラフをご覧ください。
Mensekirei44

左側のグラフでは、土地や建物、投資があり、
固定資産が膨れ上がっています。
そのため、総資産回転率は1.3回転です。

流動資産の多くは、売上未計上の工事代金である、
未成工事支出金です。
右側の流動負債には、着手金などとして先に頂く、
未成工事受入金が計上されています。
建設業独自の勘定科目ですが、よくあるパターンです。

これだけでも資金繰は決して楽ではありません。
そこへ土地・建物などを調達した際の、
借入返済が加わるのです。
となると、資金繰が厳しいので、短期借入金も発生します。

これではいつまでたっても、資金繰は一向に楽になりません。
で、土地・建物と投資の一部を売却し、その売却で得た資金で、
短期借入と長期の一部を繰り上げ返済しました。
それが右側の面積グラフです。

固定資産がグンと小さくなり、
総資産回転率は2.0回転になりました。
売上が急に増えるわけはありませんから、
回転率を高めるには、総資産を縮める、
いわば、オフバランス以外に方法はないのです。

建設業であれば、固定資産をできるだけ減らし、
総資産回転率2.0回転を目指す。
そのために不要なものは、削ることに徹するべきなのです。

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