IT化が進まないワケ③
古山喜章です。
IT化が進む企業と、進まない企業、
いったい何が違うのか?
IT化が進まないワケ③
~変えるのイヤイヤ症~
“ウチのやり方は臨機応変な対応が必要なので、システム化は難しいです・・・”
“〇〇の場合もあり、△△な場合もあり、人間がやるほうが早いです”
という理由でIT化が進まないケースがあります。
とにかく、今のやり方が全くそのまま同じにはできない、
という理由で、IT化が凍結してしまうのです。
結局、今のやり方を変えるがイヤなのです。
そもそも、
そのように対応が複雑化していること自体が問題なのに、
そこへは目を向けようとしません。
IT化するとは、システム化することです。
システム化するとは、単純化して仕事のやり方を見直すことです。
単純化してシステム化したほうが、ムダもなくなり、
熟練度が不要になり、業務は簡素化します。
誰でもできるようになります。そのほうが良いのです。
業績にはプラスです。
システム化する際には、システムでできるよう、
今のやり方に疑問を持ち、やり方を見直すことが必要です。
そうして、システムの流れに業務を乗せてゆくわけです。
新幹線や飛行機に乗るときは、
時刻表に合わせて行動しようとするのに、
ことIT化となると、こっちの行動に相手を合わせようとするのです。
新幹線や飛行機に、タクシーのような動きを求めてもムリです。
駅や空港へ出向いてでも、ワザワザ新幹線や飛行機に乗るのは、
それでも早く到着する、という利便性を理解しているからです。
ならば、
IT化が実現できたことによる効果をじっくり考えて理解し、
実現するために動けばよいだけだと思います。
やり方を変えれない業務など、ないのです。
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