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2012年9月14日 (金)

B/S面積グラフから考えてみよう(47)

古山喜章です。

さまざまなオフバランス①
~土地を売却する~ その2

オフバランスする、とは、総資産を減らす、ことです。
総資産を縮めると、総資産回転率が高まります。
(総資産回転率 = 売上高 ÷ 総資産)
その為には、左側の資産を削ることが必要です。

その1の記事で、土地を売却した場合の、
面積グラフの変化を解説しました。
では、その変化によって、経営指標はどう変わるのか?
前回の面積グラフに、売上高のグラフを加えてみました。
このような感じです。
Mensekirei48

赤い縦の線が、売上高です。
それぞれの面積グラフに対して、同じ売上高にしています。
業種は、メーカーとします。
メーカーの場合、総資産回転率は、2回転欲しいのですが、
土地を売却する前は、1.3回転しかありません。
それが、一番右側のグラフでは、1.7回転です。
かなり、理想の回転に近づいてきました。

自己資本比率は、
土地がなくなったことによって、総資産が縮まり、
47.6%にまで上がっています。

さらに、ギヤリング比率です。
自己資本に対する、有利子負債の比率ですね。
理想は100%以内です。数字が小さいほど良いわけです。
で、土地売却、長期借入の一部返済後、
右側の面積グラフでは、ギヤリング比率100%になっています。

オフバランスによって、主要な経営指標が一気に改善しました。
さらにPLでは、
①土地の固定資産税(租税公課)が不要になる
②長期借入が減って金利(営業外費用)が減る
ことで、経常利益は増えてゆきます。
その為、経常利益÷総資産で計算する、
総資産経常利益率(=ROA)も高まります。

ROAが高まり、自己資本比率が高まるわけですから、
ICOが目安とする、
企業体力=ROA × 自己資本比率
も高まることになります。
(合格体力は300です)

当然、土地の売却損が出ているので、
税金のキャッシュアウトも減ります。

固定資産に、自前で持たなくてもよい土地がある、
というのなら、ぜひ、
土地売却のオフバランスを検討してほしいですね。

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