狙われるには、ワケがある
古山喜章です。
最近、郊外型飲食店の金庫が盗まれる、
という事件が関西地区で多発しております。
しかし、この事件に限らず、
ショッピングセンター内にある店舗でも、
レジ金の横領、つり銭詐欺、渡し間違いなど、
カネにまつわる事件・事故はたくさんあります。
いずれにしても、狙う側にすれば、
"狙ってもいけそうだ"と思うから狙うのです。
手当たり次第に狙う、ということはありません。
狙われるには、ワケがあるのです。
例えば、飲食店で客が5千円札を差し出すと、
多くの店舗では、5千円札をお預かりしたことを確認し、
すぐにレジの中には入れず、つり銭をお渡ししてから、
5千円札をレジ内に入れます。
要は、5千円札を渡しておきながら、後から、
"さっき1万円札を渡したじゃないか!"という、
つり銭詐欺に狙われないようにするためです。
このことひとつにとっても、徹底できていなければ、
つり銭詐欺の連中に狙われるのです。
特に、新人アルバイトが増える春や秋は、
オペレーションが行き届いていないため、
詐欺連中にとっては、
狙いやすい店を物色する時期になります。
大手スーパーのような、お札を差し込むと、
札の種類を認識するようなレジを置いている店舗は、
まだまだ少数派です。
しかし、こと、つり銭詐欺について言えば、
このようなレジの店舗は、狙いにくい店舗になります。
無策は言うに及ばずですが、
策があっても、人海戦術に頼る策では、
抜け穴があちらこちらにできてきます。
狙う側は、その、管理の抜け穴がある店を探しているのです。
ルールの徹底も大事ですが、
人に頼らず管理できるシステムや仕組みを導入することを、
検討してゆきたいものです。
« 企業で起こる不正① その2 | トップページ | 面接では聞くべからず。なら、どうする? »
「経営」カテゴリの記事
- コロナ対策 アップデート①(2021.01.26)
- 発想の転換を図れというが?(2021.01.24)
- 謹賀新年(2021.01.01)
- あけましておめでとうございます(2021.01.04)
- 「純現金収支」 って何のこと?(2020.12.21)
コメント