いよいよ下半期!
みなさん、こんにちわ。ICOグループの内藤です。
本日は中秋の名月ですね。
残念ながら、台風17号の影響で関西では無月となりましたが、なんとなくほの明るい空を眺めながら、今年度の下半期を振り返っています。
本年度に入って景気回復などが期待され、良いスタートを切ったという声をあちらこちらの企業からお聞きしました。もちろん例外もありますが、昨年苦戦した製造業にその傾向があったように感じています。
しかし、第2四半期では回復スピードにブレーキがかかってきたようです。
特に輸出関連の企業では、ヨーロッパの混乱や円高の高止まりなどがその原因だといわれていますが、ここに来て当初の見通しからの調整が始まったのではないかと感じています。
さらに、中国との関係の問題をはじめ、企業を取り巻く環境が変化してきているようです。
下半期をスタートするにあたり、再度、今後の計画を見直すことが重要です。
売上計画や利益計画はもとより、在庫計画、投資計画、資金計画、要員計画などもう一度見直してみましょう。
上半期に好業績だった企業には油断があるようです。
コストへのチェックや回収管理が甘くなっています。
在庫が増えすぎていないか、在庫計画をしっかりと見直しましょう。
現金を多く持つよりも、少ない資金で回るオペレーションの仕組みをつくるのです。
借入れしてまで現金を持つのは生産性の低い企業の典型です。
再度、経営のやり方を見直し、下半期を戦いましょう。
さらに、資金繰りで苦しんでいる企業ではいち早く経営計画の再検討をおこないましょう。
来年の3月末日には中小企業金融円滑化法も終了し、金融機関の対応も一層厳しくなるでしょう。
実現可能な経営計画がない限り金融機関と交渉することは不可能です。
秋の夜長を利用して、これからの計画をしっかりと練りましょう。
明日は十六夜ですが、ためらわずに行動を起こしましょう。
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