サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
フォト

「井上和弘の経営革新全集完結記念セミナー」のお知らせ

福岡雄吉郎 「賢い節税セミナー」終わりました。

ICO新刊発売のお知らせ!

  • 井上和弘 経営革新全集第10巻 好評発売中!
    井上和弘 経営革新全集 第10巻(著:井上和弘、発行:日本経営合理化教会)「社長の財務戦略」 経営コンサルタントとして約40年前のインフレ期を経験した著者が、来るべきインフレ期へ向けて、中小企業の経営者に対応の要点を熱く語る内容を新たに書き下ろしました。ファン必携の、全集最終巻です。

古山喜章CD お金が残る決算書「100の打ち手」発売!

  • お金が残る決算書「100の打ち手」発売!
    1話5分完結で全100話収録! 会社を強くする決算書にするための具体策を、節税対策、銀行対策、危機対応、業種別対策など、7つの側面から、実例を交えて語ります。 移動時・在宅時などのすきま時間に、ぜひご活用ください。

後継社長塾 修了生の声

経営経典・今日一日の額縁申込み受け付けます

  • 「井上教経営経典・今日一日」の額縁申込みを受け付けます
    価格20,000円(送料込み) ※色は黒色のみ。 商品の発送は、10月下旬になります。 お申込みは、下記メールアドレスまで。 ico@pearl.ocn.ne.jp

« いよいよ下半期! | トップページ | P/Lも面積グラフで書いてみる »

2012年10月 1日 (月)

B/S面積グラフから考えてみよう(49)

古山喜章です。

さまざまなオフバランス①
~土地を売却する~ その4

その3の記事で、
土地売却後の、経営指標や剰余金の変化を解説しました。
今回は、そもそもなぜ、土地を買ってしまうのか?
ということに触れてみます。

今回の事例でいうと、土地を買う前の面積グラフはどうだったのか?
土地購入に際し、手持ちの現預金を30%運用し、
残りの70%を長期借入金で調達した、とするなら、
このような状況だったわけです。
下記、左側の面積グラフが、土地を買う前の状態です。

Mensekirei50

購入前の自己資本比率は50%、
自己資本に対する借入比率を示すギヤリング比率は80%、
と、決して、悪くはありません。
さあ、問題はここからです。

B/S中心の経営者は、この状態で土地を買う、
という発想はありません。
“これだけ現預金があるなら、借入金を減らそう”
“土地は借りればいいだろう”
となります。

ところが、P/L発想の経営者は、
“現状の利益が出ているなら、借りるのも、買うのも変わらない”
“いっそのこと、買ってしまおう”
となります。

“現状の利益”がどうか、ということが判断基準であり、
“現状のB/S”がどうか、という基準、発想がないのです。
そこが落とし穴となり、土地を購入してしまうわけです。

しかし、土地は減価償却ができませんから、
純利益からしか、返済資金を生み出すことができません。
さらに、借入が増えるわけですから、
金利が増え、経常利益を下げる要因となります。

つまり、土地を買うことによって、
キャッシュフローが、たちまち悪化してしまうのです。
楽だった資金繰りが、一気に、厳しくなります。

新たな土地が必要な場合、
借りる方法と、買う方法、があります。
買う方法をとろうとする場合、キャッシュフローのことを、
十分に検討していただきたいのです。
で、買わずにすむなら、買わないでほしいのです。

« いよいよ下半期! | トップページ | P/Lも面積グラフで書いてみる »

B/S面積グラフ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: B/S面積グラフから考えてみよう(49):

« いよいよ下半期! | トップページ | P/Lも面積グラフで書いてみる »

2023年 ご挨拶動画

おすすめブログ

2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

2022年 ご挨拶動画

  • 2022年 ご挨拶動画
    アイシーオーメンバーより皆様へ、新年ご挨拶とともに、2022年に進めてほしいことを、お伝えします。