決済用預金に切り替えました
古山喜章です。
ある経営者から、
“個人の預金を決済用普通預金に切り替えました”
とお聞きしました。
私も勉強不足なところがあったので、
“決済用普通預金って、どんな預金なんですか?”
とお尋ねし、教えていただきました。
個人・法人が対象で、
①ペイオフの対象外となる
②ただし、利息はつかない
というものです。
いわば、
①がメリットで、②がデメリット、というわけです。
2004年から導入された制度だそうです。
預金額は、いくらからでも可能です。
ペイオフの対象外となりますから、
銀行破たん時でも、1000万円を超える、
預金の全額が補償されます。
それにいまどき、所詮はあるかないかの利息です。
ならば、
危機回避のために、ペイオフの対象外としておきたい、
そう思われる方も多いのでしょう。
しかし、
銀行が突然破たんするなどということが、
今の日本であり得るのでしょうか?
危険水域に到達した金融機関は公表される時代です。
危険がわかれば回避すればよいだけの話しです。
どこかの誰かが言うような、
銀行が一斉に破たんするようなことは、考えられないのです。
それに、みずほ、住友、UFJのメガバンクは、
金融庁がまずもってつぶさせません。
金利にしても、わずかですが、ゼロではないのです。
ならば、決済性預金にするよりは、
少しでも金利をもらえるものに留めておいたら良い、
と、思うわけです。
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