アルバイト人材が定着しない
古山喜章です。
飲食店や医療・介護などをお手伝いしていると、
“アルバイトが定着しないんです”
という問題がついて回ります。
しかし、全社的にそうなのか、というと、違うのです。
店舗・施設が複数あれば、その部署によって異なります。
入社して間もないアルバイトが退職してしまうのは、
概ね、次の4つの理由です。
1)誰も教えてくれない
2)誰に聞いたらいいかわからない
3)教えてもらっていないのにやらされる
4)人によって言うことが違う
アルバイトが定着しない、という部署の者に状況を聞くと、
ほぼ、上記の1)~4)のいずれか、または複数、に該当します。
要は、ほったらかしなのですね。
不安になって早期退職するのも、無理ありません。
正社員であっても同様です。
少なくとも、
いつまでに、どのような業務ができるようになってほしいか、
トレーニングのマップが必要になりますね。
そして、
教えた項目、できるようになった項目を、チェックしてゆくのです。
イメージとしては、このようなものです。
「trainingmap.xls」をダウンロード
これがあれば、
教えられる側は、何ができるようになればよいかがわかります。
教える側も、新人の習得状況を確認できます。
所属長が部下まかせ・本人まかせで、
“とりあえず、今日やること教えておいて”
“とりあえず、見ながらやってみて”
と、日々、成り行き任せの現場がまだまだ多いです。
これでは定着するはずがありません。
アルバイト人材が多い企業は、
教える項目や習得期間が明確になっているのか、
確認してみてください、
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