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2012年11月 2日 (金)

銀行には戦う姿勢を見せるべし

古山喜章です。

銀行の態度がガラリと変わる、
ということを、いくつか経験したことがあります。
“銀行サマサマ病”にならないでください、
と以前にも書きましたが、
銀行には戦う姿勢を見せるべし、なのです。

ある企業で、土地を別会社に売却する、というプランがありました。
大きな含み損を抱えており、要は、井上式オフバランスを行うのです。
で、別会社では購入資金を銀行から借りることになり、
経営者とともに、私も同行して、長年取引のある地方銀行を訪問しました。

土地売却の話しを持ち出すと、
「いやぁ、私たちも含み損が気になっていたんですよ。
 当行でもそのようなときの為のプランがあるんですよ。」
というので、
「そうなんですか、そのプランもまた教えてください」
と言った上で、井上式オフバランスを説明しました。

その後、1ケ月を経過しても、銀行のプランは何も出てきません。
おそらく、自分たちが得をするようなプランしかなかったのでしょう。
それどころか、
「あのようなことをして、否認されたらどうするんですか?」
「法律的に大丈夫なんですか?」
などと、経営者に連絡をいれてくるわけです。
で、その経営者も「法律的に何が問題なのですか?」
と尋ねると、「調べます」と言ったきり、何の返答もないのです。

ちなみに、
土地売却にあたり、不動産鑑定を行ったのですが、
ちょうどその数年前に、近隣で同規模の土地売却事例があり、
その評価に応じて、評価額を算定してもらったのです。
しかもその売買は、行政機関同士のものだったので、
事例としても文句のつけようがありません。

で、その際のいきさつを知る人物から聞いたところ、
「その売買に融資したのはその銀行ですよ!」
と言うではありませんか。
そうです、「法律的に大丈夫なんですか?」と言いながら、
行政の売買には、すんなり融資していたのです。

結局、自分たちの都合のいいプランに引き入れるための、
ささやき戦術、だったわけです。

そのようなことがあり、
その銀行から融資を受けることは取りやめ、
それだけで終わらさず、別の銀行から借り換えて、
すでにあった長期借入残高を、全て精算することにしました。

そして、態度がガラリと変わったのです。

銀行の多くは、中小企業に対して、
自分たちの方が強い立場だと勘違いしています。
中小企業も、なぜか銀行に頭が上がらない、
ということがまだまだ多いです。

そうではなく、財務の知識を蓄えて、
戦う姿勢を示してほしいのです。
そのとき、銀行の態度は大きく変わり、
ようやく、強い交渉ができるようになるのです。

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