初期データを電子化せよ!①
古山喜章です。
前回、介護業務のハンディターミナル活用例を紹介しました。
どのような業務にせよ、初期データが電子化されていれば、
もっと効率よく業務が進むのに、というシーンがたくさんあります。
~ドライバーの運行記録~
タクシーをよく利用するのですが、
信号待ちなどになると、ドライバーが運転記録に手書きで記載します。
どこで乗って、どこで降りるか、という記録ですね。
時々、信号が青になっているのに、手元に夢中になって、
発進が出遅れることもあります。
(客としては、ちょっとイライラしますね)
しかし最近は、運転記録を書かないドライバーもいます。
聞いてみると、自動で記録されるのだそうです。
考えてみたら、タクシーはほぼ100%、カーナビを搭載しています。
GPSで、位置情報は常時、電子化されているのです。
ならば、
メーターを下ろした際に、その位置情報が自動で記録され、
メーターを止めた際に、再度自動で記録されれば、
営業運行記録は自動化できるわけです。
しかも手書きに比べて、圧倒的に、不正が起こりにくくなります。
加えて、電子データであれば、
検索や照合、比較、推移など、営業分析も容易です。
これが手書きの運転記録だと、
わざわざそれを入力して電子化など、まずしないでしょうね。
となると、
電子化できているライバルに比べて、
完全な分析力不足、ということになるわけです。
タクシーだけでなく、運送業においても、
位置情報と時間の記録データを電子化して活用するだけで、
最適ルートを早く見出したり、渋滞回避できたり、と、
活用の幅もさまざまです。
安さだけでカーナビを入れるより、データ記録と連動させ、
コストダウンに貢献できる機械を導入してほしいですね。
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