介護業務のハンディターミナル活用が急速している
古山喜章です。
先日ある介護施設で、
スタッフ全員がハンディターミナルを持って業務をしている、
という光景を見ました。
このような端末です。
端末の裏には、バーコードセンサーが装備されています。
(キーエンス社の端末です)
で、室内のあちらこちらに、
必要なバーコードリストが設置されています。
介護業務の場合、いつ、どの入所者に、
どのような介護サービスを提供したのか、
の明細を事細かに記録します。
そして、
介護報酬の請求や、ご家族への提供データとして、使用します。
スタッフは端末を身に着け、必要な時に、
利用者名と、提供サービスをインプットしてゆきます。
バーコードを使う場合もあれば、
タッチ入力や、コード入力で、データ登録する場合もあります。
そして、各提供サービスは、
無線によって即時にデータサーバーへ集約されてゆきます。
これが手作業だと、はっきりいって、かなりやっかいです。
介護業務中にはできないので、後回しになります。
とにかく、時間がかかるのです。
外食、小売りなどでは当たり前のことも、
医療・介護の世界では、
まだまだ導入はこれからです。なので、
提供企業はその参入にかなり力を入れているようです。
マーケットはまだまだ拡大するのがわかっているのですから。
ただ、医療・介護側にとっても、
そのようなシステム導入はありがたいはずなのに、
なかなか導入が進みません。
“それを進める人がいない”
“何かあったらどうするんですか?”
“ウチではそんなシステムはなじまない”
“費用対効果があるか微妙だ”、などなど。
言い出したらきりがありません。
そうこうしているうちに、
バーコードの次の、音声認識端末や画像認識端末が、
そろそろ登場するのではないでしょうか?
そのとき、いち早く導入するのはおそらく、
今、ハンディ端末を導入している事業者です。
腰の重い企業は、どこまでいっても、
最初の一歩がすんなりと進まないのです。
だから、早く導入してほしいのです。
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