キャッシュレス対応 八策 その4
古山喜章です。
小口清算などのひとつに、
近隣の交通費の精算があります。
“会議で役職者が本社に集まる”
“管理者が各事業所を電車でまわる”
“社員がセミナー・研修に参加する”
などなど、結構いろいろな場面があります。
電車もあれば、自動車での高速料金もあります。
で、多くの場合、その事業所の小口現金で精算したり、
先に支出申請をして、本社へきたついでに現金をもらったり、
という対応が多いですね。
結局、相手の都合にあわせ、
小口担当者は振り回されてしまうのです。
近隣交通費の精算をキャッシュレスにするひとつの策は、
給与支給時にあわせて振り込む、ということです。
そうです、“ちょっとした買い物”のときと同様です。
要は、本人の立て替え払いです。
現金で立て替えてもいいし、今なら、
電子マネーやETCカードなどの利用が多いでしょう。
そうすれば、
本人にとってはクレジットカード対応同様ですから、
“先に現金が要る!”などということもなくなるのです。
それに、電子マネーを活用すれば、路線によっては、
さまざまな割引がありますから、個人にとってはお得です。
交通費の現金を、名前を書いた封筒にいれ、手渡しをする、
といった方法は、極めて効率の悪いやりかたです。
“節電!”“コピー用紙削減!”などと叫ぶよりも、
不定期に発生する小口精算業務をなくすほうが、
よっぽど、ローコストオペレーションに貢献してくれますよ。
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