客足を遠ざける 7つの悪行 ②
古山喜章です。
②入店時に待たせてしまう悪行
飲食店に入店しようとすると、
“すぐに係の者が案内いたします。しばらくお待ちください”
という表示を見かけることがよくあります。
しかし、係の方がなかなか来ない、ということがありますね。
私の場合、
5秒たっても来なかったら、ちょっと不安です。
10秒たっても来なかったら、かなり不安です。
20秒たっても来なかったら、その店で食べるのをやめます。
従業員が現れるのを待つだけの時間は、
とても長く感じます。
すぐに来てくれるのが当たり前だと思っているから、
なおのこと、長く感じます。
それに、“待たされるくらいなら、スッと入れる別の店にしよう”
と思ってしまうのです。
まあ、
“忙しいからちょっと待ってね”という意味の表示なのですが、
客にとっては関係のない話しです。
しかしそんな場合でも、
笑顔で少し声をかけていただれば、待つことができます。
このように、入り口のところで、
知らずしらずのうちに客足を遠ざけてしまっている、
というケースがあるのです。
私自身、考えてみれば、1年に数回は、
入店しようとしたけど店員が来ないのでやめた、
ということがあります。
待ってまでして入店したい、と思ってはいないですから。
それに、私の場合、一人で入店することが多いです。
二人以上の客なら、しゃべっていたりするので、店側もすぐに気づきます。
しかし、ひとり客の場合は、別にしゃべってはいません。
なので、従業員が入り口を意識していないと、
お客に気づきにくくなるのです。
お客様が気持ちよく入店されるかどうかは、
そのお客様が店内に足を踏み入れた、
10秒以内の印象で決まるのです。
入店時の印象がよくないと、そのマイナスを取り返すのは大変です。
で、結局、次の入店に繋がらなくなってしまいます。
数ある飲食店の中から、せっかく選んでくれたのですから、
そのお客様を、大切にしてほしいですね。
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