組織のオヤジ化に気をつけろ ②
古山喜章です。
変化に対応できない、組織のオヤジ化が進んでいます。
オヤジの習性 その2
~オヤジは、自分への礼儀にはうるさいが、
自分の礼儀は気にしない~
例えば、
“挨拶は自分からしろ!”と言いながら、
自分には相手が先にするもの、と思い込んでいる。
“相手の目を見て笑顔で挨拶しろ!”と言いながら、
自分は相手の顔も見ない。
“まわりのことをよく考えろ!”と言いながら、
電車に乗れば、大股びらきで新聞紙を大きく広げる。
そんな人物を見かけるたびに、
“こんな人が上司だと、部下はモチベーションが上がらないなぁ”
と、思ってしまうのです。
単なる同僚であっても、仕事へのテンションが下がります。
結局、“自分はどうなの?”と、部下から思われます。
しかもそのことを、部下は決して口には出しません。
しかし、行動の端々には出てきます。
で、職場に蔓延してゆきます。
その結果、
笑顔や活気のない職場になり、
上司をリーダーとして信頼しない職場になり、
報告・連絡・相談がタイムリーに行われない職場になり、
作業的に仕事をこなす社員ばかりの職場になってしまいます。
これでは、
組織がひとつになって、環境変化に適応するなど、
無理な話しなのです。
業績が低迷するのも当然です。
礼儀やマナーに関しては、
本来、立場の上下も年齢の上下もありません。
目上の方への敬意と、礼儀・マナーは別物なのです。
それを、どうやらはき違えておられる方が多いように感じます。
部下たちに指導している礼儀・マナー、
ご自身はできていますでしょうか?
常に反省しておきたいものですね。
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