キャッシュレス対応 八策 その6
古山喜章です。
遠方への出張があるから、という理由で、
事業所や支店が小口現金を持っている、
というケースがあります。
“本社での会議に出るから”
“取引先への出張が多いから”
などなど、理由はさまざまです。
それでも、
小口現金のための口座を作り、
不足がでれば本部から入金する。
その現金を現地の担当者が出金しにゆく。
出張者は仮払い申請をして現金を受ける。
出張が終われば仮払い精算をする。
細かな作業ばかりですが、かなりの時間はかかります。
つまり、それだけコストがかかるわけです。
不正がないかのチェックも必要になります。
そこで、
遠方交通費のキャッシュレス対策として、
最もよくみかけるのが、やはり、“個人の立て替え払い”です。
その場合、立て替えする社員の多くは、
個人のクレジットカードでチケットを買っていますね。
クレジットなら、実際の引き落としは先になるし、
現金を用意する手間が要りません。
個人にしたって、キャッシュレスのほうが便利なのです。
細かい話し、クレジットのポイントもたまります。
仮払い申請も不要です。
で、支出申請をし、
出張手当などとあわせて、給与振り込み時に入金される。
これで十分じゃないでしょうか?
これだけでも、
事業所での小口現金管理や、仮払い管理、
などの業務がなくなるわけですから。
遠方交通費のための小口現金があるなら、
せめてこの程度のことは実施し、
ムダな小口関連業務を減らしてほしいのです。
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