キャッシュレス対応 番外編
古山喜章です。
この最近、キャッシュレス対策として、
紹介記事をよくみかけるクラウド・サービスがあります。
「楽々精算」というサービスです。
このブログで書いてきた、
精算にまつわる経理担当者のわずらわしさ、
経費申請にまつわる現場社員の面倒くささ、
といった、
極めて実務レベルな問題解決に的を絞ったサービスです。
例えば、交通費の精算であれば、
ネットサービスの「乗り換え案内」と提携しており、
検索したルートや金額を、そのまま申請データに運用できます。
書いて申請する手間が解消され、
不正がないかチェックする経理担当者の手間も解消されます。
さらに、ちょっとした支出の精算なら、
領収書をスキャンしたデータを添付して承認ルートを経由させ、
経理に届く仕組みを、各企業の実態に合わせて改良し運用します。
承認されれば、領収書原本は不要になります。
経理は保管の手間が省けます。
また、実際の支払いについては、
各社員への一括振り込みデータを自動作成し、
全銀協対応のフォーマットで処理できます。
とにかく、
精算業務をラクにする、ということに特化したサービスです。
実務担当歴のある者でないとわからない苦労への、
解決ノウハウが、サービスとして詰め込まれています。
精算にまつわる間接コストは、かなりのものです。
だからこそ、このブログの中でも言い続けてきたわけです。
この手のサービスとしては、この「楽々精算」が、
汎用性や柔軟性からすると、確かに一番いいようにも思えますね。
ちなみに初期費用は10万円。
あとは、利用者人数に応じての月額利用料がかかるようです。
サービス開始は2009年ですから、まだまだ進化してゆくでしょう。
ありそうでなかったサービスなので、
どのような進化を見せてくれるのか、私自身、楽しみにしております。
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