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2013年3月

2013年3月30日 (土)

有価証券の簿外取引①

福岡雄吉郎です。

ある3月決算会社の話です。
その会社では数年前に、営業出身の前社長から、
管理系出身の現社長に交代しました。
業績も順調に拡大し、上場も視野に入ってきたので、
一度、監査法人の監査を受けよう、ということになりました。

そして、監査を受けたときに、
監査責任者から、こう提案を受けました。
「株式などの投資は、数年前にお止めになったと聞いています。
ただし、御社を担当して最初の決算ですし、
念のため、過去に取引のあった証券会社に対しても、
”残高証明書”を依頼しておきましょう。」

残高証明書は、金融機関との間で取引が行われている場合に、
指定した日(通常は決算日)の取引残高を証明してもらう書類です。
それを見ることで、
銀行に対しては預金残高、借入金残高などが、
証券会社に対しては、預けている株式銘柄、株式数などが分かります。
銀行の残高証明書は入手している、という企業は多いですね。

先方からこの提案がされたとき、
「今まで、うちはそんなの取っていません。
そもそも、うちは、もう有価証券を取引してないのですよ。
発行手数料ももったいないし、要らないでしょう!」と、
経理部長は非常に強く抵抗しました。

監査では、「残高がない、取引がないこと」
が本当かどうか、確かめることもときに必要です。
経理部長の反対はありましたが、結局、社長を説得して、
証券会社から残高証明書を入手することにしました。

すると、あれだけ強く抵抗していた経理部長が、
実は不正を行っていたことがわかったのです。
なるほど、強く抵抗していた理由が分かりました。

具体的な不正の内容については、次回へつづきます。

2013年3月29日 (金)

現代版「3ちゃん」の悪癖 ④

古山喜章です。

今日もどこかで、
現代版「3ちゃん」に苦心する経営者がおられます。
その「3ちゃん」は、“かあちゃん、じいちゃん、ばあちゃん”です。

悪癖その④
「3ちゃん」は、挨拶や報・連・相に誰も来ないと機嫌が悪い。

取締役を退任しているのに、報・連・相や挨拶がないと、
文句を言う「3ちゃん」をよく見かけます。
“最近、私のところへ銀行が挨拶に来ない!どうなっているんだ!”
“最近、今後のことで誰も相談にこないけれど、どうなっているんだ!”
“最近、従業員が私のところへ報告にこない!どうなっているんだ!”
「いやいや、もう退任されているのだから、ムリも無いですよ」
というと、
“そんなことでウチの会社は大丈夫なのか!”などとおっしゃります。

で、
後継者たちは慌てて場をセッティングし、
業者との会合や、社内相談会や報告・連絡会を開きます。
さらには懇親会なども開催します。
そこで初めて「3ちゃん」はご満悦になります。

いったい、誰の方を向いて経営をしているのか・・・。
「3ちゃん」周辺のスタッフたちは、対応に振り回されます。
後継者もグッタリです。

退任しようがどうしようが、
自分はこの会社の長である、
という意識が抜けない「3ちゃん」が多いのです。

そのクセ、権限も何もないのに、
“ああしなさい、こうしなさい”
“こうしたから、ああしたから”
などと、勝手に物事を進めてしまいます。

退任・引退とともに、
潔く譲ることを心得ている「3ちゃん」のほうが、
結局は喜ばれ、いろいろな情報が集まります。
どちらかといえば、
そのような“美しき「3ちゃん」”であってほしいですね。

2013年3月28日 (木)

現代版「3ちゃん」の悪癖 ③

古山喜章です。

今日もどこかで、
現代版「3ちゃん」に苦心する経営者がおられます。
その「3ちゃん」は、“かあちゃん、じいちゃん、ばあちゃん”です。

悪癖その③
「3ちゃん」は、余計なヒトを口利きで入れる。

“姪っ子の○○ちゃん、課長待遇で入れてあげてくれる?”
“町会長から頼まれて、1人採用してあげてほしいんだけど?”
“今度〇〇銀行を定年になるヒトでいい人がいるらしいんだけど?”
まあ、いろいろなパターンがあります。

しかし共通するのは、問いかけのような形であるのに、
実はもう話しができあがっている、ということです。
つまり、当の本人にはすでに、
“わかったわかった、いいように言うておいてあげるから”
と、採用することありきで話しを進めているのです。
給与や役職まで、勝手に決めていたりします。

で、現状では採用できないことを「3ちゃん」に伝えると、
“そんなこと言うても、もう採用する言うてしもたわ”
などと平気で言うのです。
結局、悪癖の「3ちゃん」は、
自分にはその力があることを示したいのであり、
言ってしまった自分のメンツを守りたいのです。

そもそも、
このような形で入社した人に、大した人材はいません。
だから、このようなルートで来るのです。
さらに処遇面で特別扱いされていると、
そんな情報はたちまち社内に広まります。
良い影響があるはずありません。
しかも、入れたが最後、切るのに一苦労します。

“あの人は役に立たないけど、切るわけにもいかないし・・・”
と、「3ちゃん」の口利きで入れた人物に頭を抱える経営者が、
後を絶たないのです・・・。

2013年3月27日 (水)

現代版「3ちゃん」の悪癖 ②

古山喜章です。

あちらこちらで、
現代版「3ちゃん」に苦心する経営者を見かけます。
その「3ちゃん」は、“かあちゃん、じいちゃん、ばあちゃん”です。

悪癖その②
「3ちゃん」は、手続きを無視する。

“かあちゃんが、勝手に高額外国債券を買っていた”
“じいちゃんが、勝手に土地の購入を進めていた”
“ばあちゃんが、勝手に多額の株式投資を行なっていた”
などなど・・・。

自分のお金でやっているならいいのですが、
会社のお金でやるから、たちが悪いのです。

「重要案件は取締役会での承認を得て行なう。」
そんな発想は、さらさらありません。
会社は一族のもの=自分のもの
といったような感覚で、勝手に物事を進めてしまうのです。
振り回されるのは、後継者たちです。

で、そこには概ね、銀行が絡んだりします。
銀行は、契約さえ結べばいいわけですから、
「3ちゃん」の悪癖を見通した上で、提案を持ち込みます。
“いい物件がありますよ”
“リターンが大きいですよ”
「3ちゃん」さえ納得すれば、契約がほぼ成立するのですから、
そりゃあ銀行も、「3ちゃん」を狙い撃ちにします。

しかし、その悪癖を受けて、
多額の借金を抱えてしまった会社がいかに多いか!
とはいえ、契約が成立していては、どうしようもありません。
“取締役会で承認されていないから、なかった事にして!”
は、通らないのです。

だから、取締役会を開催してほしいのです。
そもそも取締役会など全くしない、という体質の中に、
手続きを無視する「3ちゃん」が現れてくるのです。

そのような悪癖を持つ「3ちゃん」が、近くにいませんでしょうか?

2013年3月26日 (火)

現代版「3ちゃん」の悪癖 ①

古山喜章です。

かつて、
“とおちゃん、かあちゃん、にいちゃん”で家業を営む、
「3ちゃん経営」というものがありました。
そこにはどこか、つつましやかなものが感じられました。

しかし、
時代は移り変わり、現代版「3ちゃん」に苦心する経営者を見かけます。
その「3ちゃん」は、“かあちゃん、じいちゃん、ばあちゃん”です。

悪癖その①
「3ちゃん」は、なぜか高級車に乗りたがる

“次は車をレクサスに変えてほしい!”
これと同様のセリフを言った「3ちゃん」が、
日本国内にかなりいらっしゃるのではないでしょうか?

社長がとめてもお構いなしです。
ましてや、経理担当者が口だしできるわけもありません。

で、めでたくレクサスにの乗るのですが、
あちらこちらに車体をぶつける「3ちゃん」がまた多い!

そりゃ、車幅の大きい車ですから、運転技術が伴わないと、
すぐにぶつかりますよ。
少なくとも、じいちゃん、ばあちゃんが乗る車ではありません。
そもそも、当てても修理費は会社持ち、という意識ですから、
慎重に運転しよう、という意識がまずもって乏しい。

「3ちゃん」が運転する車の修理に振り回される、
総務・経理担当を、あちらこちらで見かけるのです。
あまり仕事をしていない「3ちゃん」ほど、
この悪癖が強いように感じますね。

車に乗るな、とは言いません。
が、高級車に乗る必要性はないでしょう。
しかも、そんな「3ちゃん」の元で奮闘する社長に限って、
ランク下の車に乗っている、というパターンも実に多いです。

「3ちゃん」の特権と思われているのかどうなのか?
あなたの回りにも、そのような「3ちゃん」がいませんか?

2013年3月25日 (月)

新人が続かない現場の共通点②

古山喜章です。

ヒトを入れても入れてもすぐ辞める。
そんな職場にはいくつかの共通点があります。

②あいさつや自己紹介の場がない

このシチュエーションも、
入社したヒトがすぐに辞める職場の共通点でした。
初出勤したその瞬間から、スタッフ間の紹介などもなく、
“じゃあここでこの作業をしてくれるかなぁ”
と、いきなり作業に入るのです。
で、その新人をしばらく放置してしまいます。

その日だけの短期アルバイトならまだしも、
長期採用の人員で、これはタブーですね。
その扱いを受けた新人は、
“なにやらえらいところに来てしまったぞ”
と、思い始めます。
やる気のあるヒトほど、
“早く次の勤務先を探した方がよさそうだ”
となります。

初出社の際には、
朝礼やミーティングの場で互いの自己紹介をする。
これは、職場の礼儀として、行なっていただきたいことです。
それには、その場を仕切る人物が必要になります。
まあ、その職場のリーダーが、その役割に該当しますね。

ただし、
自己紹介の場というのは、どこか堅苦しさがつきものです。
初めてのヒトと挨拶を交わすのですから、ムリもありません。
その堅苦しさを、リーダーがどのようにほぐしてゆけるか、
ということが、新人の気持ちに大きく影響を及ぼします。

紹介上手なヒトは、既存スタッフの仕事内容だけでなく、
個人的な特徴や長所などをうまく交えながら紹介しますね。
ここで、
普段の観察力やコミュニケーションが活きてくるのです。

自己紹介の場に、ちょっとした「笑い」があればいいのですが、
なんだか淡々と紹介だけしてゆくリーダーがいます。
これはちょっと困ります。

初出社時のあいさつや自己紹介は、
新人と既存スタッフの、最初のコミュニケーションの場です。
人間関係もやはり、“つかみ”が大事なのです。
この春、新人を受入れる職場は、
どのような形で自己紹介の場をつくるのか、考えておいてください。

2013年3月23日 (土)

繰延税金資産って何ですか?②

福岡雄吉郎です。

前回は、税効果会計(繰延税金資産)について、
簡単な例を使って説明しました。
結局、繰延税金資産とは、会計と税務の考え方の違いを、
調整するために考えられた、理論上の科目なのです。
「資産」という名前こそ付きますが、おカネには変えられず、
資産としての裏付けはありません。

この繰延税金資産を計上していた会社の税理士と、
打合せをする機会が、先日ありました。
その税理士から、こう質問を受けました。
「会社のためにと思って、税効果会計を適用してきましたが、
わが社のような会社で、本当に適用する必要はありますか?」

その会社は、上場をしていたことも、目指していることもありません。
「なぜ、税効果会計を適用しているのですか?」と聞くと、
「税効果会計を適用すれば、当社の会計レベルが高いことを示せる。
銀行や取引先からの信頼も得られると思った。」との回答でした。

税理士は2つ勘違いをしています。
(1)銀行のスコアリング(定量面)で、
   繰延税金資産は出てきません。
   スコアリングで重視されるのは、債務返済能力です。
   繰延税金資産は資金的な裏付けはないため、
   計上されていようがいまいが、スコアリングには影響しません。  
(2)そもそも取引先が自社の決算書を見ることは稀ですし、
   仮に見たとしても、繰延税金資産という科目を見て、
   「ここは、しっかりした良い会社だ」と思う会社はありません。

つまり、中小企業は税効果会計を適用すべきではありません。
①中小企業では税効果会計は強制されていない
②計算するのに非常に手間がかかる
③資産としての資金的な裏付けは何もない
④総資産回転率が悪くなる
⑤外部(金融機関、取引先)から評価されることはない
というのがその理由です。

会社には、
「税効果会計をやめてもらう代わりに、
税理士報酬を下げてもらってはいかがですか。」
とアドバイスしました。

自社の決算書に「繰延税金資産」が計上されていないか、
確認されることをお勧めします。

2013年3月22日 (金)

新人が続かない現場の共通点

古山喜章です。

採用担当をしていた頃、
いくら採用してもヒトが定着しない、
という店舗がいくつかありました。

“すみませ~ん、また退職したんで採用お願いしますぅ。”
などと平気で言ってくるのです。
ヒドイときには、
勤怠管理のIDカードができてすぐに退職、
なんていうこともザラなのです。

当時、
採用と給与のどちらも担当していた私は、
現場に振り回されっぱなしだったのです。

で、なぜそんなに次々退職するのか、
ということを探るため、該当する店舗を回っては、
状況を聞いてゆきました。
するとそこには、
“そら辞めるわ”
と納得できる共通点があったのです。

①新人の受入れ準備をまったくしない

初めて勤務するスタッフは不安だらけです。
なのに、受入れ準備が全くできていないと、
“こんなところで働くのはイヤだなぁ”
“雰囲気わるいなぁ”となり、
早期退職に繋がります。

例えば、
初出社日を他のスタッフに伝えていない、
ということがあります。
“今日から勤務する○○といいます”
“えっ、どなた、いやぁ店長から何も聞いてないんだけど”
この状況は、
新たな職場へのテンションを一気に下げさせますね。

あるいは、
“今日から勤務する○○といいます”
“え~っと、とりあえず荷物はここへいれて・・・”
などと、他の人の名前が書かれたロッカーを
そのまま使わしたりするのです。
なにかと言えば、“とりあえず・・・”となります。

採用された本人は不安を抱えながらも、
がんばろう!という気持ちで出社します。
そこへ、気持ちよく受入れてくれる雰囲気がないと、
やはり、やる気はなくなるし、イヤにもなります。

いい人材を育てたいなら、
まずは、受入れ準備を怠らないことです。
そして、すぐに退職しないようにすることです。
これから新人が入ってくる季節です。
受入れ準備に不備はないか、
改めてチェックをしておいてください。

2013年3月21日 (木)

ウチの税理士の言葉は3つです

古山喜章です。

経営者の方々と接していると、
税理士に悩まされています、という方が多いです。

“ウチの税理士の言葉は3つしかないんですよ”
と、おっしゃる経営者がいました。
で、気になりますので、
“その3つの言葉って、何ですか?”
とお聞きしました。
その経営者いわく、

①“今年度は黒字ですねぇ”
②“今年度は赤字ですねぇ”
③“今回の法人税は○○○○ですねぇ”

の、3つだそうです。
つまり、①か②のどちらかと、③の組み合わせです。
なので、
単年度で言えば、2つしか言ってくれないのだとか。

いくらなんでもそんなことはないだろう、
と聞き返しました。
が、年齢を聞いて納得しました。
81歳だそうです。

通常月は資格者ではない担当者が出入りをしており、
決算時になると、税理士先生のご登壇となるそうです。
そして、ありがたきお言葉をいただく、というわけです。

“他の税理士に変えればいいじゃないですか!”
と、誰もが思うでしょう。
先代からのつきあいで、これまで継続してきたのです。
よくある話しです。

で、今、ようやく変える気になっておられます。
というのも、
自分も相続対策や節税を考えねばいけない年齢となり、
“この税理士先生では何も教えてもらえない”
と、不安がつのり、動き出した、とのことです。
(もっと速く不安をつのらせてほしいのですが・・・。)

大なり小なり、このようなパターンはよくあるものです。
まだ間に合う段階ならいいですが、遅すぎると大変です。
手の打ちようがなくなってきます。
相続対策や株式対策は時間がかかるのです。
“ウチの税理士もそうかもしれない・・・”
と感じるようなら、早め早めに動いてほしいのです。

2013年3月19日 (火)

客足を遠ざける 7つの悪行 ④

古山喜章です。

④飲食時の悪行

飲食店にゆくと、
客足を遠ざけるさまざまな悪行に出会います。
なかでも、飲食時の悪行は、
来てほしいときにスタッフがきてくれない、
ということです。

例えば、
“お水やお茶のおかわりがほしいとき”
“ドリンクやメニューの追加を頼みたいとき”
“おはしを落としてしまったとき”
“食後のコーヒーを速く出してほしいとき”
などなど、結構あります。

飲食店もギリギリのスタッフで回していますから、
こちらもタイミングを見計らいます。
最もスムーズにゆくのは、
こちらが手をあげて、アイコンタクトでスタッフが気づき、
サッとテーブルに来てくれたときです。
大きな声をださなくてもすむので、助かります。
こういうときは、気持ちがいいです。

ところが、そううまくばかりはいきません。
食事の上げ下げやオーダー、会計などで走り回っている。
食べている客の方を見向きもしない。
スタッフ同士で雑談に花が咲いている。
なにやら別の作業に夢中になっている。
などなど、
スタッフを呼ぶことに一苦労することがあります。

客にとっては、これだけで、大きなストレスです。
で、“次は来ないようにしよう”となります。
逆に、アイコンタクトがうまくゆくと、
見てくれていたという満足感があり、
“次もここにしよう”という気になります。

何気なくみてくれている、ということが、
客にとっては嬉しい接客なのです。
飲食時の接客は、料理を出したあとがポイントなのです。

2013年3月18日 (月)

借金したら相続税が下がるって本当ですか?

古山喜章です。

ある経営者からの質問です。
「借金したら相続税が下がるって、本当ですか?」
“誰が言ってるんですか?”
「R銀行が言ってました。」
“で、どう言ってるんですか?”

尋ねると、要はこういうことです。
仮に1億円の相続財産があるとして、
5千万円の借金をして賃貸物件を建ててください。
そうすれば、
1億円の財産から借金の5千万円を引かれて、
相続税が計算されますから、相続税がトクしますよ、
というのです。

“相続税が安くなっても、
 借金の5千万円を返さなきゃダメじゃないですか”
「それは物件を賃貸して、その賃料で返せばいいから、
 問題ないみたいです。」
“でもね、賃料で5千万円返すのに、何年かかります?
 その間ずっと、賃料が入り続けるかどうかなんて、
 周囲の環境がちょっと変われば、どうなるかわかりませんよ。
 金利も要りますよ。”
「やらない方がいいですか?」
“大体、いままで銀行の提案を受けて、トクした事がありましたか?”
「う~ん、一度もないです!」

ということで、銀行の提案は却下することになりました。
隣にいた後継者は、ホっとしていました。

まあ、ここがわからないところなのですが、
これまでに何度も銀行の提案で痛い目にあっていても、
“トクしますよ”
“節税になりますよ”
という言葉には、とことん弱いのですね。

とにかく、
銀行が提案するスキームには、
もれなく銀行融資が付いてきます。
で、融資さえすれば、あとは経営環境がどうなろうと、
回収と金利の徴収が継続するだけです。
一番トクするのは、銀行です。

最近、
このようなことを銀行から勧められた、
という事例をいくつか聞きました。
甘い誘いにうっかり乗らないでくださいね。
ちょっと経営環境の風向きが変わってくると、
浮かれ気分でポンっと乗っかってしまう人が多いのです。
銀行は、そこを狙っているんですよ。

2013年3月16日 (土)

繰延税金資産って何ですか?①

福岡雄吉郎です。

先日、ある会社のB/Sを見ると、中小企業では目にしない、
「繰延税金資産」という科目を見かけました。

これは、「税効果会計」を適用すると現れる勘定科目です。
税効果会計とは、会計と税務の処理方法の違いを、
調整するために考えられたものです。

会計は、利益を大きく計上することに否定的です。
利益を大きくすると、株主や債権者が困るからです。
税務は、利益を小さく計上することに否定的です。
利益を少なくすると、税金が減って税務署が困るからです。
つまり、会計と税務では、利益に対する考え方が真逆です。

だから、会計上は費用として認められても、
税務上は認められない、ということがあります。
貸倒損失や減価償却は、その代表例です。
税務で認められるには、厳しい要件をクリアすることが必要です。

例えば、以下の会社を考えます。
・売上   200
・原価   100
・貸倒損失  50(※1)
・税率    40%
(※1)貸倒損失50は、会計上は認められるけれど、
税務上では認められないとします。

会計上の利益は、200-100-50=50ですが、
税務上の利益は、200-100   =100です。
次に、税金は税務上の利益を基に計算します。
つまり、100×40%=40です。
で、損益計算書は、以下のようになります。
11_3
※2「あれ、おかしいな。」と違和感があります。
税前利益が50なのに、税金は40、純利益は10です。本来なら、
税前利益が50ならば、税金は20(50×40%)
純利益は、30(=50-20)のはずです。
この、違和感を埋めるのが、「税効果会計」です。

税効果会計を適用すると、
「繰延税金資産(B/S) 20 税金調整額(P/L)20(※3)」
という仕訳が入ります(計算上の利益が増えます)。
その結果、損益計算書はこうなります。
12_5
税金調整額を含めると、税金は20(=40△20)、
純利益は30となり、本来の計算と一致します。
何だか、よく分からない話です。
これは、会計士でも難しい話です。

で、先日の打合せの際、この税効果会計の捉え方について、
またまた税理士の話に違和感を覚えたのです(つづきは次回)。

2013年3月15日 (金)

キャシュレス対応 八策 その8

古山喜章です。

“出張時のチケットを手配するから”
という理由で、
事業所や支店が小口現金を持っている、
というケースがあります。

これまで、遠方交通費のキャッシュレス対策として、
個人や法人のクレジットカード利用による、
対策を紹介しました。
今回は、
インターネットサービスの活用を紹介します。

以前、「キャシュレス対応 番外編」で、
“楽楽精算”というネットサービスを紹介しました。

それだけでなく、
経費精算をラクにするサービス、
小口現金を使わないようにお助けするサービス、
というものが、インターネット上に増えてきています。

“旅費 精算 サービス”
“経費 精算”などという言葉で、
ヤフーやグーグルで検索してみてください。
まあ、さまざまなサービスサイトが出てきます。

「ナビタイム」などルート検索サイト類の関連サービス、
「JTB」や「H.I.S」など旅行代理店類の関連サービス、
各種ITベンチャー系の関連サービス、などなど・・・。
“経費精算業務をラクにします!”
というサービスが増加中なのです。

単純に旅費精算だけでなく、
自社の規程に合わせて活用できるものもありますね。
日当支給が自動処理される。
出張規程に反するルートならチェックが入る。
など、サービスの中身も個別対応的に柔軟化してきています。

それぞれ、
スマホやタブレットのアプリとも連動しています。
なので、
10年後には、このようなサービスを運用することが、
当たり前になるのではないでしょうか?

出張旅費の場合、
ネットサービスを使い、法人請求にしてもらえば、
出張者がチケット手配を終えた時点で、
精算のデータが確定します。
あとは一括して業者に支払うだけです。

各人の出張記録や旅費データも、
一括して全て電子化されるのです。
経費分析にも活用しやすくなります。
管理業務の手間が、大きく省けます。

業務の効率化や、不正防止、などへのニーズは、
ますます高まってきています。
そこへ価値を提供するサービスも増えてきているのです。
各サービスとも、トライアル版といって、
おためしのシステムも用意されています。

“我が社には、管理業務のコスト削減が必要である!”
などというのなら、
このような“キャッシュレス対策”に、
具体的にトライしてほしいのです。

2013年3月14日 (木)

第25期 後継社長塾 最終講

福岡雄吉郎です。

昨年4月からスタートした、第25期後継社長塾も、
この3月が最終講となります。
最終講では、塾生が自社の長期経営構想書を発表します。
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塾生は、5年後、10年後の自社を取り巻く環境を想定し、
販売、商品、組織、財務、技術などの面から、
自社が取るべき戦略を構想書にまとめてゆきます。

この1年間の社長塾で学習してきた内容を活かしながら、
戦略を立案し、目指すべき経営指標も定めます。

それぞれの後継者は、長期構想を発表しながら、
一年前とは違う、大きく成長した自分を実感したことと思います。

塾生同士の結束も回を重ねるごとに強まり、
塾生にとっては、経営を学ぶだけでなく、
生涯の仲間を作ることができたはずです。

卒塾後も、共に学んだ同志として、お互い切磋琢磨して、
強い会社を作っていかれることを楽しみにしています。

そして、4月には、第26期後継塾がスタートします。
目的・目標を明確に持つことのできる後継者が、
ひとりでも多く増えることのお手伝いを、
精一杯してゆきたいと思っております。

2013年3月13日 (水)

労働条件通知書の見直しはできていますか?

古山喜章です。

平成25年4月1日以降、
新たな有期労働契約者について、
通算期間が5年間を超えると、
無期契約への転換申込み権が労働者に生じます。

しかも、
労働者から、無期契約への転換申込みがあると、
使用者はそれだけで、承認したものと見なさねばなりません。
つまり、申込みを承認する義務が発生するわけです。

しかし、中には承認したくない人物もいるでしょう。
事前に手を打つためには、
労働条件通知書の見直しが有効です。
そのなかでも、“契約期間”という項目です。

おそらく現状、契約期間の欄には、
「期間の定め無し・期間の定め有り」
とあり、どちらかを選択することになっている、
というケースが多いと思います。

で、今後はその欄に追記をするのです。
「更新による契約期間の上限は、5年とする」
という言葉を付記しておきます。
最初から、そのことを明記しておくのです。

そうすれば、
無期労働契約への転換申込権は発生せず、
最高5年での雇い止めがスムーズに行なわれます。
その言葉がないと、
無期契約への転換を承認せざるを得なくなります。

もっと言えば、
この人は無期契約になっては困る、
という人物は、満5年に至る契約をしないことです。
それ以前の期間で区切ることです。

そのためには、評価基準をつくり、
評価記録をしっかり残しておくことです。

なんの対策も打たず、事が起こってから慌てても、
労務問題は何ともならないのですから。

2013年3月12日 (火)

銀行に言ってみたかった言葉

古山喜章です。

ある経営者がこう言いました。
“このあいだ、銀行に初めて言えた言葉があるんですよ”
とおっしゃるのです。
“どんな言葉ですか?”とお聞きしました。

こういう言葉だそうです。
“「いやぁ、いまのところ借りる案件はないので、
どうかお引き取りください」”

普段から使っている方にはどうってことのない言葉なのですが、
“銀行にそんなこと、言ったことがないです!”
という経営者も結構おられるのです。

で、銀行から借りてください、と言われると、
簡単に借りてしまうのです。
心のどこかで、
“銀行の言うことをきいておかないと、貸してくれないかもしれない”
という不安を抱えておられる場合が多いですね。
あるいは、
経理担当者が銀行出身者で、古巣にいい顔をしたいから、
“借りておいたほうがいいですよ”
などと言われ、借りてしまうのです。
冒頭の経営者も、このパターンでした。

いずれの場合も、
財務に明るくないから、銀行のことがよくわからないから、
判断ができず、申し出を受けてしまうのです。

そこで冒頭の経営者は、
財務のことを勉強し、判断できるようになってきたのです。
と、
銀行は、言うことを聞いてくれる企業に貸すのではなく、
返済能力があるとみている企業に貸したい、
ということも理解されたのです。
で、これまで言えなかったセリフをようやく言えたのです。

“言ってみてどうでした?”
とお聞きすると、
“いやぁ、なんか気持ちいいですねぇ。スッキリしました。”
とのことでした。

さらに、
“それ以来、今まで以上にウチに来るようになったんですよ”
とのことで、
“これまでさんざん協力してきたんだから、
しばらくはスッキリする言葉を使い続けます。”
と、気持ちよさそうに語っておられました。

財務に明るくなり、融資の要・不要の判断ができるだけで、
経営者にとっては、とても大きな自信となるのですね。

2013年3月11日 (月)

高齢社員をむやみに採るな!

古山喜章です。

“銀行から頼まれて・・・・”
“(県や町など)役場のヒトから頼まれて・・・・”
“取引先の大企業から頼まれて・・・”
などと、安易に高齢の社員を採用してしまう、
ということを、中小企業ではよくみかけます。

先方からの申し出を断り切れず、
“いやぁ、そういう方にきてもらえたら助かります”
と安請け合いしてしまい、採用に至るのです。

しかし、
その人物が期待通りの働きをしてくれる、
というのは、かなり少ない確率のように感じますね。

そして、多くの場合、いつまでいてもらうとか、
こういうことができなかったら報酬を下げるとか、
そんな話しをしていないのです。

だから、期待にはほど遠い人物であっても、
高い給与のまま、
ズルズルと組織の中に居座ってしまうのです。
しかもそのために、
働き盛りの30代あたりの給与を、
引き上げる原資が奪われてしまうのです。

まずは、
安請け合いで安易に採用しないでほしいのです。
しかし、それでも採用する場合は、
①雇用契約の期間を定める。
②雇用契約継続の条件を定める。
③採用時の報酬を継続する、減額する、場合の条件を定める。
といったことくらいはしてほしいのです。
で、50代、60代であろうと、
本当に優秀な人材なら、それでよいのです。

とにかく、
“ウチの会社は年寄りばかり採るから、若手の給与が上がらない!”
といった声が上がらないようにしてほしいのです。

組織の平均年齢は34歳に保ちなさい!
と普段から言い続けています。
それは、なんだかんだ言っても、
若い組織のほうが、エネルギーが強いからです。
厳しい経営環境のなかでも、それを乗り越える力が、
若い組織にはあるのです。

そのためにも、
高齢社員をむやみに採用しないでほしいのです。

2013年3月 9日 (土)

眠ったままの制服

福岡雄吉郎です。

関西地方にある、警備会社での話です。
貸借対照表を見ると、「貯蔵品」が200万円程度ありました。

貯蔵品とは、「原材料や商品以外で製造、営業、事務用に購入した、
消耗性資産の資産で未使用のもの」です。
「なぜ、警備会社でそんなにあるのだろう?」と聞くと、
「制服ですよ。」との答えが返ってきました。

制服といっても、200万近くとは結構な額です。
先日、実際に制服を見せてもらいましたが、
制服はオーダーメイドで作っていたことが分かりました。
当然、価格も市販のものより高くなります。
私は、「なぜ、オーダーメイドなのですか?」と質問しました。

「市販の制服は、メーカー側の理由で型がよく変更され、
今制服を買っても、数年後には型が変わってしまうことが、よくあった。
警備業では、制服が変わると、公安委員会に届出の必要があるため、
そうした手間を考えると、オーダーメイドのほうが安く済むと考えた」
という説明でした。

しかし、オーダーメイドの場合、
まとまったロットで発注しないと、生産してもらえません。
すべて使えばよかったのですが、仕事量が減り、
未使用の制服が大量に残ってしまっています。
当然、この中には、まったく動いていない在庫も含まれています。

そこで、担当者には、
「期末に棚卸したときに、正常在庫と不良在庫に分類して、
不良在庫は処分して、特別損失として計上してください。」
と伝えました。

決算の際に棚卸する、という会社は多いですが、
「数えて終わり」という会社が結構多いです。
この会社の棚卸も、これまで「数えて終わり」でした。
そうではなくて、
①不良在庫がないか検討する
②不良在庫があれば処分(返品、売却、廃棄)する
③処分したら、特別損失で処理する
という対策を講じるのです。

そうすれば、倉庫のスペースもすっきりするし、
何より、税金の支払が抑えられるので、
資金繰りがラクになります。

この会社には長年、顧問契約を結んでいる税理士がいます。
しかし、そもそも制服を「貯蔵品」として計上する必要があるのか?
という点も含めて、何もアドバイスはありません。
先週に引き続き、顧問税理士に違和感を覚えました。

2013年3月 8日 (金)

どうなる?少人数私募債の利子課税

古山喜章です。

“えっ!少人数私募債の金利が総合課税になるんですか!”
と、ショックを受けた経営者の声を、
このところ、よくお聞きしました。

1月に発表された、平成25年の税制改正大綱で、
「私募債の受取利息への課税は、同族・役員に限り、総合課税とする。」
と、発表されていたからです。
つまり、
「源泉分離課税による20%のみ、というメリットが受けられなくなる!」
ということで、
冒頭のセリフが飛び交ったわけです。

しかし、その時点では、その詳細は不明でした。
で、今回、その内容が明らかになりました。
受取利息が総合課税となるのは、
「平成28年1月1日以降に発行された、私募債を対象とする」
ということです。

つまり、
現状発行されている少人数私募債の受取利息への利子課税は、
現状のまま、源泉分離で20%のみです。
同族だろうが役員だろうが関係ありません。

もっと言えば、
平成27年12月31日までに発行された少人数私募債は、
その受取金利への利子課税が、源泉分離の20%のみ、
ということです。

さあ、あなたならどうしますか?
大きなメリットを受けられる期限が見えているのです。
答えはひとつ、
“はやく今のうちにもっと活用しなさい!”
ということです。

例えば国債なら、
長期国債で償還期間が20年というものがあります。

同様に、
平成27年12月31日までに、
償還期間20年の少人数私募債を発行すれば、
どうなるでしょう?
利子課税は源泉分離20%のメリットを、
今後20年間受けることができますね。

また、
現状、償還期限が見えてきている少人数私募債があるなら、
期限までに次の私募債を発行する、
などなど。

いずれにせよ、期限までにもっと、
このメリットある制度を活用してほしいのです。

2013年3月 7日 (木)

特別懇話会「社内埋蔵金を発掘しよう」

福岡雄吉郎です。

三菱UFJグループ主催の特別懇話会が行われました。
演題は「社内埋蔵金を発掘しよう」です。
20130306_152933

どんな企業にも社内埋蔵金は眠っています。
しかし、埋蔵金を掘り当てる術を知っている経営者は、
まだまだ少ないです。

それは、社内埋蔵金を掘り当てるには、
貸借対照表(B/S)を理解している必要があるからです。
多くの経営者は、儲け(売上)ばかり気にして、
損益計算書(P/L)を重視します。
P/Lは見ているけれど、B/Sは見ていない、
という経営者の方が多いのです。

井上は、長年にわたって、
「P/LよりもB/Sで考えろ」と申し上げております。
懇話会では、
・なぜP/LよりもB/Sなのか?
・埋蔵金を発掘するために、どうやってB/Sを見ればよいか?
・埋蔵金を手にするために、具体的に何をすべきか?
といった内容を、実例中心で、お話しいたしました。

顧問税理士の先生でも、
埋蔵金の発掘の仕方をご存じない方が多いですし、
埋蔵金を発掘しようとすると、反対する方もおります。
しかし、埋蔵金を発掘できれば、
間違いなく自社の資金繰りはラクになります。

多くの会社では、まもなく決算を迎えます。
是非、井上のお話しした内容を活かして、
多くの埋蔵金を見つけていただきたいと思います。

2013年3月 6日 (水)

決算時のB/Sを縮める工夫

古山喜章です。

決算時に少しでもB/Sの総資産を縮めるため、
できることはいろいろあります。

不要な在庫、売掛金、機械・設備を処分する。
特別償却を活用する。
値段の下がった会員権や証券を一時的に売却する。
などなど、様々な方法があります。

他にも見かけるのが、
払えるものは先に払ってしまう、という方法です。

通常は月末締めの翌月払いの場合、
月末に買掛金や未払い費用が残高として、
計上されます。

それを、
部分的に、当月以内に払ってしまうわけです。
毎日納品される業者なら、月末まで確定しませんが、
そうでない業者もあります。

20日くらいの段階で、
支払額が確定している業者がありますね。
それを、翌月を待たずして、当月内に払ってしまうのです。
そうすれば、その分の残高はB/Sから消えます。
もちろん、支払えるだけのカネは必要になります。
それでも、少しでも払えるなら、払うのです。

で、経理担当にも、なぜそのようなことをするのか、
きちんと説明するのです。
理解できれば、
次回からは自らそのように動き出します。

総資産が縮めば、
自己資本比率がアップします。
総資産回転率がアップします。
そのことによって、銀行の格付評価がよくなります。
すると、融資の際の金利交渉も有利になります。

毎月の流れでB/Sを完成させるのではなく、
意思や狙いをもって、
決算時のB/Sを完成させてほしいのです。

2013年3月 5日 (火)

3月末に増える、銀行からのお願い

古山喜章です。

決算書を見せていただくと、
“なんでこんなに現金があるのに、借入があるんですか?”
という場合があります。

“もし何かあったときのために”という返答もありますが、
同様に多いのが、
“銀行から、少しの間だけ借りてください、と頼まれて・・・”
というものです。

銀行からのお願いを、断り切れないのです。
“いやまあ、6月末には返すことになっていますから”
とおっしゃる方がおられます。
3月末以外が自社の決算月なら、
交換条件を出すなどして受け入れることもあるでしょう。
しかし、自社も3月末決算なら、
そのようなお願いは絶対に断ってほしいのです。
それではもう遅いのです。

結局、その借入が決算書にのり、
銀行格付けの判断材料となってしまうのです。
借入が増えることで、総資産が増えます。
となると、自己資本比率は下がってしまいます。
しかも、金利支払も発生します。
自社にとってなんのプラスもありません。

銀行だって、3月末は年度末です。
だから、決算書の数字をよくしたいのです。
つまりは、
決算書に占める融資金額の残高を大きくしたいのです。
手持ちのカネを、どれだけ貸せているか、
ということが銀行の評価に直結します。
決算書の数字をよくするために、営業努力をしているわけです。
で、その協力をしてしまっている、
というのが冒頭のような会社なのです。

3月に入って、銀行がやたらと声をかけてくる、
というなら、そのような誘いには絶対に乗らないでください。
逆手にとるなら、
“その代わりに現状の借入を借り換えで金利を下げてほしい”
“その代わりに返すときには、他の借入も併せて繰上げ返済させてほしい”
という、自社にメリットのある交換条件を出してほしいのです。

2013年3月 4日 (月)

客足を遠ざける 7つの悪行 ③

古山喜章です。

③オーダー商品が品切れ時の悪行

オーダー時の何よりの悪行は、
“すみません、本日はもう品切れなんです”
と言われてしまったときです。
特に、店頭ディスプレイを見て、
それを注文しようと決めて入店した時のダメージは、
かなり大きいです。
一気にテンションが下がります。

野球を観に行って、
1回表にいきなり相手チームに5点取られてしまった、
くらいのダメージを感じます。

心のどこかで
“今日は来るんじゃなかった”
という思いが巡ります。

で、しかたなしに、
“じゃあ、こちらをお願いします。”となります。
急遽、想定外のリリーフを登板させるようなものです。

でも心の中では、
“売り切れなら、ディスプレイにそう書いといてよ!”
と叫んでいるのです。
本当に叫んでいる人も見かけますね。

これを経験すると、客にとっては、
あの店は、食べたいメニューがなかった店、
とインプットされてしまいます。
店員にとってはよくあることでも、客にとっては嫌な経験です。
だから、いつまでも覚えています。
こうなると、再来店の選択肢としては、上がらなくなります。

それでも、食後の帰り際などに、
“このたびは最初にご注文いただいた商品を切らしており、
まことに申し訳ございませんでした。”
というようなお詫びの一言があれば、
まだ許せる気持ちになります。

客は、店頭ディスプレイにある商品はあるものだと思っています。
店頭ディスプレイに、品切れの表示をする。
入店時に、
“本日は○○をもう切らしておりますが、よろしいでしょうか?”
と、先に知らせる。などの工夫がほしいですね。
このような経験は、私もあります。
これなら、
“じゃあ、申し訳ないけれど、今回はやめておくわ”
と、ラクに言えます。
しかし、席に座ってオーダーした時点で言われては、
さすがに客として、後戻りできないのです。

品切れ時の対応は、どのようにされていますか?

2013年3月 2日 (土)

回収できない売掛金

福岡雄吉郎です。

ある製造業の会社の話です。
回収不能となった大口得意先の売掛金が、
「売上値引」で処理されていました。

本来、回収不能となった売掛金は、「貸倒損失」で処理すべきです。
しかし、この会社では長い間ずっと、
売上値引(売上のマイナス)で処理することが、慣習となっていました。
管理部長に尋ねると、
「税理士と相談して、以前からこの方法でやってますので。」

税理士と面談したいとお願いしても、
なかなか会わせてもらえませんでした。
何度も言い続けたところ、先日ようやく打合せができました。
で、顧問税理士と会って話をすると、
「確かにこれは、貸倒損失です。今月、そのように処理しておきました。」
と、言うのです。

回収不能の売掛金を貸倒損失として処理できるケースとして、
・得意先が法的に破綻した場合
・こちらが債権放棄した場合
・全額回収できない場合
・1年以上取引がない場合
などがあります。
どの場合でも、「売掛金が回収できない」という、
エビデンス(証拠書類)が必要となります。

エビデンスとは、
「回収努力をしたけれど、回収できなかったこと」を示す証拠です。
例えば、
・破産管財人等からの通知書
・債権放棄を行う旨の通知
・宛先不明で返ってきてしまった得意先宛の郵便物
などです。

「売上値引」であれば、貸倒損失で処理する場合のような、
エビデンスは必要ありません。
エビデンスを整えるには、やはり手間も時間もかかるので、
簡単に処理できる値引処理を行っていたのです。
しかし、この場合、税務調査が入れば、否認されてしまいます。

さらに未収入金のなかには、損金処理されずに、
長時間ほったらかしになっているものもありました。
その分、税金を高く支払っていた、ということになります。

税理士には、今後、未回収の売掛金が発生した場合には、
丁寧にエビデンスを残して、出来るだけ早く、
貸倒処理してもらうように話をしました。

打合せ後、税理士からは、
「直接話ができてよかった。会社のためにも、
これから色々と意見交換していきたい。」と言われました。
この税理士は、打合せの際、何度も「会社のために」と言っていました。
実際は、まったく逆のことをしていたわけで、
非常に違和感を感じました。

2013年3月 1日 (金)

キャッシュレス対応 八策 その7

古山喜章です。

遠方への出張があるから、という理由で、
事業所や支店が小口現金を持っている、
というケースがあります。

“本社での会議に出るから”
“取引先への出張が多いから”
などなど、理由はさまざまです。

前回は、遠方交通費のキャッシュレス対策として、
個人のクレジットカード利用による、
“個人の立て替え払い”を紹介しました。
今回は、
法人契約のクレジットカード活用を紹介します。

なかでも、ビジネス利用が増えてきているのが、
新幹線などに活用する、エクスプレスカードですね。
私も利用しています。
私の場合、
モバイルスイカの専用アプリをダウンロードして利用しています。
なので、チケット購入・変更から、改札機へのタッチも、
全てスマートフォンですませています。

ここまでいかなくても、
エクスプレスカードを法人契約で作成し、
事業所の責任者が携帯し、
必要あればそのカードでチケットを購入する、
という事例はよく聞きます。

クレジット機能が前提として付いていますから、
現金の精算はありません。
経理への経費支出申請だけを行なっています。
個人立て替えの場合に比べると、
経理担当は、本人への入金作業がないので、
さらにラクになります。

仮払いがなくなる、というだけでも、
経理担当者にとっては、かなりの効率アップなのです。
会社にとっても、クレジットですから、支払いは先になります。
仮払金で現金購入する場合にくらべると、
現金が必要となるタイミングがずっと後になります。
つまり、資金繰りが楽になるわけです。
クレジットのポイントもたまりますね。

利用者の制限や管理手順は必要となります。
が、遠距離交通費のための小口現金をやめるには、
有効な手段のひとつなのです。

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