高齢社員をむやみに採るな!
古山喜章です。
“銀行から頼まれて・・・・”
“(県や町など)役場のヒトから頼まれて・・・・”
“取引先の大企業から頼まれて・・・”
などと、安易に高齢の社員を採用してしまう、
ということを、中小企業ではよくみかけます。
先方からの申し出を断り切れず、
“いやぁ、そういう方にきてもらえたら助かります”
と安請け合いしてしまい、採用に至るのです。
しかし、
その人物が期待通りの働きをしてくれる、
というのは、かなり少ない確率のように感じますね。
そして、多くの場合、いつまでいてもらうとか、
こういうことができなかったら報酬を下げるとか、
そんな話しをしていないのです。
だから、期待にはほど遠い人物であっても、
高い給与のまま、
ズルズルと組織の中に居座ってしまうのです。
しかもそのために、
働き盛りの30代あたりの給与を、
引き上げる原資が奪われてしまうのです。
まずは、
安請け合いで安易に採用しないでほしいのです。
しかし、それでも採用する場合は、
①雇用契約の期間を定める。
②雇用契約継続の条件を定める。
③採用時の報酬を継続する、減額する、場合の条件を定める。
といったことくらいはしてほしいのです。
で、50代、60代であろうと、
本当に優秀な人材なら、それでよいのです。
とにかく、
“ウチの会社は年寄りばかり採るから、若手の給与が上がらない!”
といった声が上がらないようにしてほしいのです。
組織の平均年齢は34歳に保ちなさい!
と普段から言い続けています。
それは、なんだかんだ言っても、
若い組織のほうが、エネルギーが強いからです。
厳しい経営環境のなかでも、それを乗り越える力が、
若い組織にはあるのです。
そのためにも、
高齢社員をむやみに採用しないでほしいのです。
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