ウチの税理士の言葉は3つです
古山喜章です。
経営者の方々と接していると、
税理士に悩まされています、という方が多いです。
“ウチの税理士の言葉は3つしかないんですよ”
と、おっしゃる経営者がいました。
で、気になりますので、
“その3つの言葉って、何ですか?”
とお聞きしました。
その経営者いわく、
①“今年度は黒字ですねぇ”
②“今年度は赤字ですねぇ”
③“今回の法人税は○○○○ですねぇ”
の、3つだそうです。
つまり、①か②のどちらかと、③の組み合わせです。
なので、
単年度で言えば、2つしか言ってくれないのだとか。
いくらなんでもそんなことはないだろう、
と聞き返しました。
が、年齢を聞いて納得しました。
81歳だそうです。
通常月は資格者ではない担当者が出入りをしており、
決算時になると、税理士先生のご登壇となるそうです。
そして、ありがたきお言葉をいただく、というわけです。
“他の税理士に変えればいいじゃないですか!”
と、誰もが思うでしょう。
先代からのつきあいで、これまで継続してきたのです。
よくある話しです。
で、今、ようやく変える気になっておられます。
というのも、
自分も相続対策や節税を考えねばいけない年齢となり、
“この税理士先生では何も教えてもらえない”
と、不安がつのり、動き出した、とのことです。
(もっと速く不安をつのらせてほしいのですが・・・。)
大なり小なり、このようなパターンはよくあるものです。
まだ間に合う段階ならいいですが、遅すぎると大変です。
手の打ちようがなくなってきます。
相続対策や株式対策は時間がかかるのです。
“ウチの税理士もそうかもしれない・・・”
と感じるようなら、早め早めに動いてほしいのです。
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