現代版「3ちゃん」の悪癖 ④
古山喜章です。
今日もどこかで、
現代版「3ちゃん」に苦心する経営者がおられます。
その「3ちゃん」は、“かあちゃん、じいちゃん、ばあちゃん”です。
悪癖その④
「3ちゃん」は、挨拶や報・連・相に誰も来ないと機嫌が悪い。
取締役を退任しているのに、報・連・相や挨拶がないと、
文句を言う「3ちゃん」をよく見かけます。
“最近、私のところへ銀行が挨拶に来ない!どうなっているんだ!”
“最近、今後のことで誰も相談にこないけれど、どうなっているんだ!”
“最近、従業員が私のところへ報告にこない!どうなっているんだ!”
「いやいや、もう退任されているのだから、ムリも無いですよ」
というと、
“そんなことでウチの会社は大丈夫なのか!”などとおっしゃります。
で、
後継者たちは慌てて場をセッティングし、
業者との会合や、社内相談会や報告・連絡会を開きます。
さらには懇親会なども開催します。
そこで初めて「3ちゃん」はご満悦になります。
いったい、誰の方を向いて経営をしているのか・・・。
「3ちゃん」周辺のスタッフたちは、対応に振り回されます。
後継者もグッタリです。
退任しようがどうしようが、
自分はこの会社の長である、
という意識が抜けない「3ちゃん」が多いのです。
そのクセ、権限も何もないのに、
“ああしなさい、こうしなさい”
“こうしたから、ああしたから”
などと、勝手に物事を進めてしまいます。
退任・引退とともに、
潔く譲ることを心得ている「3ちゃん」のほうが、
結局は喜ばれ、いろいろな情報が集まります。
どちらかといえば、
そのような“美しき「3ちゃん」”であってほしいですね。
« 現代版「3ちゃん」の悪癖 ③ | トップページ | 有価証券の簿外取引① »
「経営」カテゴリの記事
- 謹賀新年(2021.01.01)
- あけましておめでとうございます(2021.01.04)
- 「純現金収支」 って何のこと?(2020.12.21)
- 脱・資本金主義⑤(2020.10.23)
- 脱・資本金主義④(2020.10.22)
コメント