キャッシュレス対応 八策 その7
古山喜章です。
遠方への出張があるから、という理由で、
事業所や支店が小口現金を持っている、
というケースがあります。
“本社での会議に出るから”
“取引先への出張が多いから”
などなど、理由はさまざまです。
前回は、遠方交通費のキャッシュレス対策として、
個人のクレジットカード利用による、
“個人の立て替え払い”を紹介しました。
今回は、
法人契約のクレジットカード活用を紹介します。
なかでも、ビジネス利用が増えてきているのが、
新幹線などに活用する、エクスプレスカードですね。
私も利用しています。
私の場合、
モバイルスイカの専用アプリをダウンロードして利用しています。
なので、チケット購入・変更から、改札機へのタッチも、
全てスマートフォンですませています。
ここまでいかなくても、
エクスプレスカードを法人契約で作成し、
事業所の責任者が携帯し、
必要あればそのカードでチケットを購入する、
という事例はよく聞きます。
クレジット機能が前提として付いていますから、
現金の精算はありません。
経理への経費支出申請だけを行なっています。
個人立て替えの場合に比べると、
経理担当は、本人への入金作業がないので、
さらにラクになります。
仮払いがなくなる、というだけでも、
経理担当者にとっては、かなりの効率アップなのです。
会社にとっても、クレジットですから、支払いは先になります。
仮払金で現金購入する場合にくらべると、
現金が必要となるタイミングがずっと後になります。
つまり、資金繰りが楽になるわけです。
クレジットのポイントもたまりますね。
利用者の制限や管理手順は必要となります。
が、遠距離交通費のための小口現金をやめるには、
有効な手段のひとつなのです。
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