うしろ向き社員の迷言集 ①
古山喜章です。
職場の全員が、
やる気をもって前向きに考え行動してくれればいいのですが、
現実を見ると、あちらこちらに後ろ向き社員がいます。
①“やれと言われたからやってます”
生産現場で改善指導をしてゆくなかで、
問題点の原因を追及してゆきます。
“なぜ、そのようなことをしているんですか?”
と、なぜ?を繰り返してゆきます。
すると、
“いやぁ、そうしろと言われたからしているんですよ”
と言う社員がいる場合があります。
しかも、その人物が、職場のリーダークラスだったりします。
この言葉には、“自分から”という考え方はありません。
“やれと言われたから、やっています”
という受け身の考え方です。
もっと言えば、
“やれと言われたことしかしません”
と言っているようなものです。
このような発想がある限り、
その人物からは真の原因追及や改善策がでてきませんね。
その場しのぎでなんだかんだと言うけれど、
結局は具体的な改善策が出てこないのです。
“やれ、と言われたことを、これまでのやり方でやる”だけで、
そのことを、
さらに効率よくするにはどうすればよいか、
ムリなくするにはどうすればよいか、
ということを考えようとしないのです。
上っ面しか考えず、“大変です”“ムリです”と愚痴ります。
その一方、“やれ!”と言う側は、
現場の細かな実務までわかりませんから、
そりゃ、“やれ!”と言うだけになりがちです。
結局、現場レベルのことは、現場で解決するしかないのです。
なのに、このような迷言を発する社員がいると、
いつまでたっても、問題解決が進まないのです。
そのような、うしろ向き社員は、近くにおりませんか?
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