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2013年4月11日 (木)

銀行取引の「なぜ?」 ③長期より短期の方が多い不思議

古山喜章です。

銀行取引のことをお聞きすると、
“なぜ?そうなのですか?”
と感じることがしばしばあります。

③長期より短期の方が多い不思議

B/S面積グラフを作成してみると、
長・短借入のバランスが、おかしい場合があります。
長期よりも、短期のほうが多くなっているのです。

そのため、
自己資本と長期借入で固定資産をまかなうことが、
できなくなってしまっています。
で、不足分を短期借入金でまかなっているのです。
当然、毎月の返済額も大きくなります。

“なぜ、短期のほうが多いんですか?”
とお聞きします。
“資金繰りが厳しくなったときに銀行から勧められて・・・”
“経理担当がこうすればうまく回ります、と言っていたので・・・”
などなど。
要は、言われるがままにそうしてしまった、というわけです。

何事も、
実務担当者は、自分がやりやすい方法や、
自分にメリットのある方法を勧めます。

この場合、銀行にしたら、
本部決済の長期で貸すより、
支店決済できる単名手形の短期貸付けにしたほうが、
手続きも簡単で、ラク、なのです。
面倒くさくないのです。
で、それでも金利はとれるのですから・・・。

経理担当にしても、
銀行の本部決済に必要な書類を準備したり、
交渉をすることを思うと、ラク、なのです。

そこには、
強い財務体質にしたいとか、余計な金利がないようにしたい、
などという思いはありません。
結局、担当者レベルで、自分がラクかどうか、なのです。

しかも、
このパターンに一度入り込むと、簡単には抜け出せません。
少なくとも、担当者レベルまかせでは、
この体質から抜け切れなくなります。

少人数私募債を活用して、経営者が資金を入れる。
長期で別途調達し、短期を終わらせてしまう。
キャッシュアウトを減らして、短期返済を終える。
などの手立てが必要になります。

一度、自社のB/Sをチェックしてみてください。
短期借入のほうが長期借入よりも多いなら、
危険信号なのですよ。

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