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2013年5月 9日 (木)

なぜ、GW明けに大量の在庫が発生するのか

古山喜章です。

大型連休後の在庫保管場所に向かうと、
大量の在庫を目にすることがあります。
連休中も稼働しているような工場でよく見る光景です。

で、担当者にたずねます。
“これって、何日分くらいあるの?”
すると、
“いやぁ~、今月いっぱいでも消化できないかもしれません”
などと平気で言うのです。

さらに聞くと、毎日でも納品にくる業者だったりするのです。
なおのこと、在庫など不要なのです。

結局、現場まかせにしてしまっているからこうなるのです。
連休で納品がストップになる、
というと、
現場は山ほど抱えておこうとしてしまうのです。

“足らなくなったら大変だから”
こういう思いを仕入担当者は抱えています。
確かにそうです。
が、だからといって、
何も考えずに大量発注する仕入担当では困るのです。

販売数や商品在庫から生産計画を見直す。
そこから連休対応の必要在庫を見いだす。
連休中や連休明けの納品日と、
それに対する発注日はいつなのか把握しておく。
こういったことをしているのかどうか、幹部がチェックしてほしいのです。

まかせっぱなしにしていると、大量の在庫が発生しがちです。

必要以上の在庫を抱えることで、
大型連休の忙しい時期に、運搬や移動に時間がかかる。
連休で消化しきれず、日付が古くなってゆく。
仕入の支払いだけが先にきて、資金繰りを悪化させる。
といったことが起こってきます。
良いことは何もないのです。

この連休明けの在庫は、多すぎませんか?

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