これでもダメと言いますか? 電話加入権の除却
古山喜章です。
いまだに“税理士がダメと言いました”というものに、
「電話加入権」があります。
“譲渡・売却するなんて聞いたことがない!”
“電話が使えなくなりますよ!”
“市場で売却しないとダメですよ!”
“そんな少額の為に危ない橋を渡る必要はない!”
などなど・・・。
しかし、
この最近は、NTTのホームページにも、
電話加入権の譲渡手順に関するページができています。
こちらです。
で、「電話加入権等譲渡承認請求書」もダウンロードできます。
そのフォーマットが、こちらです。
「doc_jyouto.pdf」をダウンロード
この書式をNTTに提出して承認されれば、譲渡完了です。
法人にも、個人にも、譲渡可能です。
「料金のお支払い方法」の選択肢には、
現在の「お支払い方法」を継続する、という項目もあります。
で、NTTにも聞いてみました。
“譲渡しても電話はそのまま利用できますか?”
“ええ、できます”
“支払いや請求書送付先は、今までのまま継続できますか?”
“ええ、できます”
“じゃあ、何が違うのですか?”
“例えば、お支払いが滞ったときに、
加入権を譲渡された方に弁済をお願いすることとなります”
と、いうことです。保証人のようなものですね。
譲渡先とは、売買契約を結びます。
無償譲渡だと、寄付行為になりますから、1本1000円が妥当でしょう。
日常的に売買されている市場など、ないのですから。
もし、身近な税理士先生が、“電話加入権は落とせない!”というなら、
その理由を聞いた上で、先のホームページとフォーマットを見せてください。
さあ、なんと言うでしょうね?
それでもダメだと言うなら、どのような理由か、知りたいものです。
まだ気になる方は、116に電話して聞いてみてください。
“電話加入権の譲渡のことでお聞きしたいのですが”
といえば、すぐに詳しく教えてくれますよ。
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