遅れていませんか? データ化・システム化 ②
古山喜章です。
さまざまな企業で実務を見ていると、
“えっ、まだそんなやり方やっているの?”
という場面に出くわします。
そうです、データ化・システム化が遅れているのです。
②受注データ
ある企業で、
事務所のデスクの上に、受注伝票をみつけました。
よく見ると、手書きなのです。
“これってたまたま手書きなの?”
“実は・・・、ウチは受注伝票がまだ手書きなんです”
“えっ、いまだに!!”
ということがありました。
“で、これは誰が書くの?”
“個々の営業マンが、自分が注文を受けた分、手書きします。”
“時間かかるでしょ?”
“かかるんですよ・・・”
“途中で書き間違えたらどうするの?”
“書き直すか、修正します”
“ひぇ~、じゃあシステム化したらいいじゃないですか?”
“やらなきゃダメなんですけどねぇ・・・”
システム化が進まないパターンのひとつですね。
やればいいのに進まない、というパターンです。
で、その手書きの受注伝票を見て、
事務担当者が入力し、売上計上していたのです。
受注時点で、入力・データ化されていれば、
そのデータを活用して、売上計上するだけです。
手書きの作業が全く不要です。
外回りの営業マンであっても、アイテムが多かろうと、
今はさまざまな携帯端末がある時代です。
容量も大きいです。
通信スピードも上がっています。
電話で注文を聞く、外回りで注文を聞く、という際に、
入力すればよいのです。
“書く方が早いです”
という人がいます。
しかし、入力になれて、手書きに戻った人はいません。
慣れれば、入力の方が早くてラクだ、ということがわかるからです。
システムが苦手な人や、さほど好きでもない人ばかりだと、
ささいなことでコストアップするばかりなのです。
自社の受注伝票は、システム化されていますか?
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