ヤフーID流出トラブル
古山喜章です。
先日、ヤフーのIDが流出した、という記事がありました。
流出件数は、2200万件、だとか。
かなりの数です。
一人で何件もIDを持っている、という場合もあり、
全体件数の1割にあたるそうです。
IDだけが流出したそうで、パスワードなどは流出していない、
とのこと。
(しかし、一部のパスワードデータが流出、との記事も、
5月24日の新聞では報道されています)
ヤフーのサイトから、自分のIDが流出したものかどうか、
確認できる、ということでしたので、
さっそく自分のIDを確認してみました。
すると、こう出ました。
「Yahoo! JAPAN IDの状況確認」
「結果: 対象のYahoo! JAPAN IDです。」
“ありゃ、流出対象に入ってる!”
“全部そう書いて、パスワードの書き換えを促そうとしているのでは?”
と思い、嫁のIDを確認しました。
すると、
「結果: 対象外です。」との結果。
結局、気になるので、使い慣れたパスワードを変更しました。
この流出原因も、その内容を読んでいると、
定期的に行う人為的作業が、ルールどおりに実施されていなかった、
ということです。
“手を洗うことになっていたけど、していなかった”
“確認することになっていたけど、していなかった”
などと同じレベルのことですね。
人間がやる以上、ミス、モレがついてまわるのです。
だから、あらゆるところに事故が起こります。
その行為が確実に実行されなければ、それ以上進めないようにするか、
その行為をしなくてもよいように、完全にシステム化するか、
などといったことしか、方法がありませんね。
なので、流出したからといって、
“だからインターネットを使うのは危ないと言ってるんだ!”
という問題ではありません。
どんな場合にも、起こりうることなのです。
ミス、モレ、トラブルが生じないようにどうするか、
考え続け、新たな対応を導入し続けることが、企業の責務なのです。
そのためには、強い財務体質がないと、後回しになってしまいます。
やはり、何をするにも、カネがいるのです。
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