平成25年度 労働基準行政の重点施策
古山喜章です。
厚生労働省より、平成25年度の重点施策が発表されました。
(えらい遅いな、とは思いますが・・・)
過重労働による健康障害を防止するための指導強化、
ということだそうです。
特に、「重点業種」として、
陸上運送事業、第三次産業が上げられています。
第三次産業の中身としては、
小売業、社会福祉施設、飲食店の労災防止に力を注ぐようです。
陸上運送事業では、
走行や荷役作業に負担がかかりすぎない契約になっているか、
などをチェックしてゆくとのことです。
労働時間が長時間にわたり、残業が多い。
公休がとれておらず、有給取得が進んでいない。
労災事故が多い。
などの観点から、上記の業種に絞られているようです。
ただ、健康への障害を減らすため、
過重労働や不安全な作業がないか、ということに対しては、
今後も大きなテーマの柱として、継続しそうです。
いったん指導が入り是正勧告などを受けると、
取られるエネルギーは膨大です。
もちろん、場合によっては信用問題にも発展します。
労働環境の監督をとりまく状況がこうなのですから、
現状の自社の正直な状況を把握しておいてください。
で、“これはまずいな”と思うところは改善を進めてください。
「重点業種」に上げられる業界は、
そもそも、労働環境が厳しい業界です。
“しかたないだろ!”ではすまないこともあります。
「重点業種」に該当する方は、
今一度、現状把握をしてください。
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