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2013年7月

2013年7月31日 (水)

思い込みが、あだとなる ②

古山喜章です。

②システム化しても、効果が見込めない

システム化が進まない、という会社はまだまだ多いです。

“今の人員でも、空き時間に計算や記入ができますし・・・”
“スタッフに高齢者が多いので、なじみにくいです・・・”
“費用対効果を考えると、ちょっと・・・”
“ウチのスタッフはまじめなので、手書き・手計算で大丈夫です・・・”
とにかく最初の一歩が踏み出せません。

ある多店舗展開の企業で、こんなことがありました。

上記のような流れを断ち切り、
ようやくPOSシステムを導入しました。
売上管理はもちろんのこと、
在庫やロスも、データ管理もできるようになりました。
稼働し始めて、半年ほど経過したころ・・・。

“ロス率が上がったのに、原価率が下がったんですよ!”
というのです。
わたしは最初、“?????”と、思いました。
普通、ロスが増えれば、原価率は上がります。
悪化するはずなのです。
なのに、原価率が良くなった、というのです。

“えっ、それってもしや・・・”
“そうなんですよ、
 これまでの手書きのロス率が、正しくなかったんですよ”
“というより・・・”
“そうなんですよ、 裏付けがつかないのをいいことに、
 都合のいいようにしていた店が多々あったんですよ”

システム導入によって、ロス率をごまかすことができなくなり、
ロス管理が強化されたわけです。
で、その結果、原価率が下がった、というわけです。

“じゃあ、システム化の効果はあったでしょ。”
“ありました”
“高齢者のスタッフでも使っているでしょ”
“慣れたら終わりですね”

というわけで、
システム化がされておらず、得られたデータは、
データ元が多いほど、信憑性を疑わねばなりません。

今回の場合、
“ウチの社員はまじめだから”
“システム化しても効果は見込めない”
“高齢者のスタッフになじまない”
などという思い込みが、これまで、あだとなっていたわけです。
しかし、その状況は、大きく改善されたのです。

システム化が進んでいない企業ほど、
経営指標には、ウソや間違いが多く潜みます。
様々な立場のスタッフの、よからぬ思惑が入り込むのです。
そのような余地がないよう、システム化を進めてほしいのです。

2013年7月30日 (火)

最新型のATMか?

古山喜章です。

時々、ゲーセンに足を運びます。
ゲームをするわけでなく、
新しいゲームや機械を見に行くのです。
まあ、“ゲーセン”という言葉自体は、
ちょっと古いかもしれませんね。

そこで、
“これは?最新型のATMか?”
という機械を見つけました。
これです。
S20130728_134805

画面には、大きく、
「払い出し」「預け入れ」「残高照会」
とあります。
これは、メダル用のATM機、なのです。

メダルゲームのフロアーに置いてあります。
今は、ゲームで使用したメダルを、
預けたり、引き出したり、することができるのです。
引き出すには、指紋認証を使います。
当然、オンラインですから、系列他店でも利用可能です。

見ていると、
結構な年配の方でも、利用されているのです。
そうです、メダルゲームフロアーは今や、
孫との遊び場にもなっているのです。

孫と遊びに来たおじいちゃんやおばあちゃんが、
メダル用のATM機で、預けたり、引きだしたり、
しているのです。
だから、画面の文字も大きくできています。
指紋認証でパスワード不要ですから、楽ちんです。
番号を覚える必要がないのです。
最初の登録は、カウンターでするようです。

年寄りは機械が苦手、ITが苦手、なんてウソです。
孫が喜ぶなら、やる人はやります。
使うこと自体、別に難しいことではないのですから。

“ウチの業界は年配客がおおいから、ITはなじまない”
などと、言っている場合ではないのです。

2013年7月29日 (月)

思いこみが、あだとなる ①

古山喜章です。

よかれと思ったことが、実はマイナスだった。
あだとなる、とは、そういうことです。

①銀行出身者だから、金利が下がるだろう

経理担当者に、銀行出身者を雇う企業をよく見かけます。
雇う経営者には、いろいろな思惑があります。
そのなかに、
“銀行出身者が銀行交渉をすれば、
 金利が下がるだろう・・・”
という考えをお持ちの場合があります。

ある企業でのことです。

“銀行出身者にきてもらったおかげで、金利が下がりましたよ。”
と言われるのです。
“どれくらいに下がったのですか?”と聞くと、
“1.7%前後で、2%を切るようになりました。”
と、いうわけです。

“えっ?それって、ぜんぜん低くないじゃないですか?”
“いえいえ、以前は3%くらいでしたから、かなり下がってます。
 これはやはり、彼のおかげですよ。”
“まだまだ高いですよ。今は0.5%を切る時代ですよ!”

と、いうことがあり、その経営者は半信半疑、
その銀行と取引のある、他社に聞いてみたそうです。
“金利は何%で借りていますか?”と。
3社ほどに聞いたそうです。

すると、その3社とも、1%を切っていたそうです。
しかも、銀行出身者などいないのに、です。
その経営者は愕然としました。
急遽、銀行交渉にあたり、金利を下げさせたのです。

結局、銀行出身者は、多くの場合、
元の銀行に強く交渉することを、いやがります。
かえって、銀行に義理だてしようとするのです。
銀行も、そのことをわかっています。
だから、よそよりも高い金利になってしまったのです。

“銀行出身者だから、銀行交渉に強いだろう。”
と考えるのは、大きな勘違い、なのです。

今の金利相場を心得て交渉し、低金利で調達する。
そのために、財務状況や決算書に磨きをかける。
このことに、銀行出身であるかどうかなど、無関係です。

銀行出身者が経理担当をされている企業の方には、
そのことを、ご理解しておいてほしいのです。

2013年7月27日 (土)

なぜ、回収が遅れるのか⑦

福岡雄吉郎です。

どんな会社にも、必ずといっていいほど、
回収が遅れている債権(不良債権)があります。

営業マンの2つの姿勢が、
不良債権を発生させていると言えます。

一つ目は、売上ばかり追求する「売上至上主義」です。
(前回の記事はこちら

もう一つは、都合の悪いことは隠す「自己保身」です。

・製造業や卸売業で、
商品を納品したときに、一部で欠陥が見つかり、
得意先が代金全額を支払ってくれない

・サービス業で、
サービスを提供したものの、こちらに不手際があり、
利用者が不満を感じて、代金を支払ってくれない

・建設業で、
 施工した物件を引き渡した後に、
 補修が必要な瑕疵が見つかり、
施主が工事代金の一部を支払ってくれない

など、どんな業種にも必ずトラブルは発生します。
そのときに、営業マンや現場の対応がまずければ、
代金回収が難しくなります。

すぐに上司に報告し、素早くクレームに対応する、
あるいは、
代金の一部は値引するかわり、残金をすぐに支払ってもらう、
などの対応をとることが大切です。

臭いものにふたをして、
トラブル処理を後回しにしてしまうと、
結局、その代金は、不良債権になる可能性が高くなります。

あとから、請求しようとしても、
まず回収することはできません。
クレーム対応も、言ってみれば事務処理と同じで、
トラブル発生後は、スピード勝負と言えます。

しかし、こうした営業マンの姿勢も追求してゆくと、
結局は、社内がそういう風土になっているのです。

もし、自社に不良債権が多い、という場合は、
トラブルやクレーム処理の対応に問題がないか、
検討してみてはいかがでしょうか。

2013年7月26日 (金)

キャッシュレスが増えてきた ④

古山喜章です。

小口現金、仮払い、釣り銭、売上金などなど・・・。
キャッシュを扱う場面が多いほど、
管理業務に人件費というコストがかかります。
不正が起こりうる余地も高まります。

しかし、デジタル化・IT化が進む中、
キャッシュレス対応を売りにするサービスも、
増えてきているのです。

④スマホのクレジット決済サービス

スマートフォンに小さなカードリーダーを差込み、
クレジットカードを通して決済する。
というサービスが、広がりつつあります。
こういうものですね。
Sumaho

クレジットカード決済は、キャッシュレスの手段として、
長らく根付いてきた方法です。
それが今、新たな進化を遂げつつあるのです。

特に、導入対象となっているのは、
個人店舗や小規模店舗など。
これまでのやり方では、導入へのハードルが高かった事業主、
が主なユーザー層とされています。

それらの事業者には、
クレジット決済はまだまだ行き届いていないのです。
・個人事業主では審査が厳しい
・カードリーダー用の機器や通信確保が必要
・サインをもらう際のボードやペンが必要
・レジと連動させなければならない
・会計スペースに何かと場所の確保が必要になる
・初期コストが高い
などということが理由です。

スマホのクレジット決済は、
そのような面が解消されています。

必要なものは、大きく以下の3点です。
①スマートフォンやタブレットPC
 アプリを導入してレジ代わりに使います。
②カードリーダー
 四角型や丸型など、とにかく小さく、
 スマートフォンに差し込むだけでOK
③レシートや領収書用の小型プリンター
 スマートフォンから無線でプリントアウト
 (メールで顧客のスマホに送信も可能)

これまでは、カードリーダーがレジ脇にある、
というのが原則でした。
が、スマホなので場所は自在です。
サインが必要な場合でも、電子ペンで対応可能です。
データ管理中心で、
クレジット伝票など、ペーパーレスが可能です。

取り扱う各社の導入コストを見ると、
初期費用や固定利用料金は無しで、
利用決済金額の3%~4%、というところです。

まだ、
あちらこちらで見かける、とまではいきませんが、
広がることが予測される、キャッシュレスの仕組みですね。

2013年7月25日 (木)

キャッシュレスが増えてきた ③

古山喜章です。

小口現金、仮払い、釣り銭、売上金などなど・・・。
キャッシュを扱う場面が多いほど、
管理業務に人件費というコストがかかります。
不正が起こりうる余地も高まります。

しかし、デジタル化・IT化が進む中、
キャッシュレス対応を売りにするサービスも、
増えてきているのです。

③経費精算のキャッシュレスサービス

以前に、「楽々精算」というサービスを紹介しました。
(くわしくはこちらから)
交通費や経費の精算をキャッシュレスで対応する、
というサービスです。
この最近は、似たようなサービスが広がってきています。

例えば、りそな銀行の「社内キャシュレスサービス」です。

まず、会社の口座と社員の口座を、りそな銀行にします。
次に、
経理のパソコンと銀行のシステムを、オンラインで結びます。
これで準備完了です。
で、社員から仮払申請があれば、
社内の承認を経て銀行へ連絡します。
と、銀行は会社の口座から社員の口座へと、
その金額を振込みます。
社員が現金を受け取る際は、
ATMが出納窓口になるわけです。

仮払精算で、社員から会社へ返金する場合は、逆の流れです。
社員の口座から、会社の口座へと、返戻金額が振り込まれます。
データのやりとりは、パソコン上で行います。
交通費の精算、立替金の精算などでも利用可能です。

経理にとっては、現金のやりとりが減ります。
現金を扱う量も減ります。
これは大助かりです。
仮払金、立替金、交通費精算などが、
データ管理しやすくなります。
仕訳データももらえるので、
そのまま会計システムに反映させることができます。

社員にとっては、いちいち経理へ出向く必要がなくなります。
出先でも、ATMで出金が可能になります。

で、銀行には、手数料を支払います。
りそな銀行のサービスの場合、
契約料が157500円、
月額利用料が21000円、
振込み1件につき52円、
となっています。
ただ、これは表記上の金額です。
振込手数料同様、交渉する余地はあります。

銀行も手数料商売ですから、
あのてこの手で新たなサービスを展開します。
それでも、〇〇債や〇〇建債券など、
業績に何の役にも立たない手数料より、
よほど良い、手数料サービスです。

するかしないかは別にして、財務担当者は、
一度くわしく聞いてみてはいかがでしょうか?

2013年7月24日 (水)

社長塾 第4講 「資金調達」

福岡雄吉郎です。

後継社長塾 第4講のテーマは、
「後継社長の資金調達、銀行対策の実務」です。
20130717_101112

経営資源の3要素、ヒト、モノ、カネのなかで、
最も大切なのが「カネ」であることは、言うまでもありません。

いくら優秀なヒト、素晴らしいモノがあったとしても、
事業を運転するためのカネがなければ、
どうすることもできません。

そして、そんな大切な「カネ」を貸してくれる銀行に、
頭が上がらない、という会社が、本当に多いです。

また、塾生のなかで、銀行交渉に携わった後継者は少なく、
「銀行取引を、どう考えてゆけばよいか、分からない」
「どうやって、銀行と付き合ってゆけばよいか、分からない」
「どうしたら、有利な条件で借入できるのか、分からない」
という後継者がほとんどです。

今回は、特別講師として、
都市銀行の元頭取や、資金調達のプロをお迎えして、
お話を聞くことができました。

「銀行は、どういうところを見るのか?」
「銀行と、どう付き合えばよいか?」
「銀行マンは、有能なのか?」といった内容で、
実に様々なアドバイスをいただきました。

「銀行はスコアリングで評価する」
「銀行が見る利益は、営業利益である」
「支店長との付き合いは一瞬で終わってしまう」
など、日頃から、井上が主張している内容を、
詳しく語っていただきました。

さらには、井上式の財務改善法を実践された、
過去の修了生のお話を聞く場もありました。

今回は、「カネ」をコントロールする術を、
しっかりと学んでもらえたことと思います。

実際に銀行業界に身を置いていた方の、
裏側を聞くことができるのも、
社長塾の大きな魅力です。

2013年7月23日 (火)

キャッシュレスが増えてきた ②

古山喜章です。

小口現金、仮払い、釣り銭、売上金などなど・・・。
キャッシュを扱う場面が多いほど、
管理業務に人件費というコストがかかります。
不正が起こりうる余地も高まります。

しかし、デジタル化・IT化が進む中、
キャッシュレス対応を売りにするサービスも、
増えてきているのです。

②駐車料金のキャッシュレスサービス

コインパーキングで、
下のような看板を最近みかけます。
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これは、三井のリパークの看板ですが、
他社でも見かけます。
くわしくはこちらから。

法人契約で必要枚数を発行し、
一括請求、一括支払いができます。
支払口座を指定しておけば、自動引落しです。
で、誰が、いつ、どこで、どれだけ利用したか、
の明細はいただけます。

利用者は、支出申請が不要になります。
もちろん、立て替えも発生しなくなります。
経理は、わずらわしい出金処理が不要になります。
突然の小口精算に対応することが減ります。
また、駐車場の領収書は小さく、
内容確認も帳票保管も、かなり面倒くさいのです。

カード1枚の年会費は、945円だそうです。
ただ、カード発行会社の駐車場しか利用できない、
というのが難点ですね。
さまざまなパーキングで利用可能となれば、
利用企業がもっと増えるのでは、
と実感できるサービスなのです。

自動車を利用する営業マンが多い企業は、
サービスの動向をチェックしておいてほしいですね。

2013年7月22日 (月)

キャッシュレスが増えてきた ①

古山喜章です。

小口現金、仮払い、釣り銭、売上金などなど・・・。
キャッシュを扱う場面が多いほど、
管理業務に人件費というコストがかかります。
不正が起こりうる余地も高まります。

しかし、デジタル化・IT化が進む中、
キャッシュレス対応を売りにするサービスも、
増えてきているのです。

①院内キャッシュレスサービス

東京ビッグサイトのホスピタルショウで、
院内用の、電子マネーカード販売機を見かけました。
いわゆる、プリペイドカードですね。
こんな機械です。
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お金を入れ、1000円、2000円など、
欲しい金額の電子マネーカードを購入します。
もちろん、チャージも可能です。
そうです、スイカやイコカなどと、変わりありません。
ただ、使えるのが病院内に限る、というだけです。

売店、入院患者用テレビ、自販機、食堂、会計など。
データ管理システムと、
そのカードを読むリーダーを設置すれば、完了です。

前払いですから、取りっぱぐれがありません。
釣り銭間違いや現金トラブルも起きません。
現金のやりとりより、会計がスムーズです。
職員の社員カードと連動させることも可能です。
なので、
勤怠IDカードが院内用のプリペイドカードにもなる、
ということなのです。

これまでも、テレビ用のプリペイドカードはありましたが、
院内サービスのいずれにも使用可能というものは、
見かけることがありませんでした。

特に、点在する施設を抱える病院などには、
活用の余地が大いにありそうです。
今後の展開が楽しみな、
キャッシュレスサービスのひとつです。

2013年7月21日 (日)

日本映画の父は正しかった

古山喜章です。

「モンスターズ・ユニバーシティ」を見ました。
3Dで制作されていますが、メインの劇場は2Dです。
2Dのほうが、お客が集まるのです。
あれだけ騒いでいた3Dですが、ものの数年で、
ヒートダウンしているのが、明らかです。

やはり、3Dメガネを着用しての2時間はキツイ。
3Dテレビも、失速しています。
というか、さほど売れてません。

日本映画の父と言われたマキノ省三は、
“映画は、1.スジ 2.ヌケ 3.役者”
という言葉を、ヒットの条件として残しています。

1.スジ は、物語がいいこと。
3.役者 は、集客力のあるスターが出演していること。

2.ヌケ は、光と影がハッキリしていること。
映画草創期は、照明機材が不十分でした。
また、フィルムの感度もよくありませんでした。
そのため、光と影のバランスが悪くなり、
わかりにくい、見ずらい映像になることが多かったのです。

つまり、2.ヌケ とは、
見やすさ、わかりやすさ、なのです。

今で言えば、3D映像はこの、見やすさに欠けるのです。
日本映画の父は、正しかったのです。

だから、
オープン景気が長続きしない飲食店や、
ショッピングセンター同様、3D映画も、
リピーターを生み出せなかったのです。

メガネをせずに3D映像を楽しめる、
という技術が導入されるまで、
3D映画全盛の時代は、お預けといった感じですね。

2013年7月20日 (土)

なぜ、回収が遅れるのか⑥

福岡雄吉郎です。

どんな会社にも、必ずといっていいほど、
回収が遅れている債権(不良債権)があります。

前回の記事は、
「事務処理をどうするか?」という点からでした。
では、「誰が?」不良債権を発生させるのでしょうか

答は、間違いなく「営業マン」です。
営業マンの2つの姿勢が、
不良債権を発生させる、といえます。

1つ目は、「売上至上主義」です。
ほとんどの会社では、
「売上は、上げれば上げただけよい」
「売上を上げれば、利益が増えて、おカネも増える」
と考えています。

なので、営業マンの評価としても、
どうしても、「売上高」だけに偏りがちです。

そうなると、営業マンは、
カネ払いが悪い会社、信用力がない会社にも、
ムリして売ろうとします。

で、売ったはいいけれど、回収できない、
というのがよくあるパターンです。

現在は、昔の日本と違って、
「作れば売れる」
「売上は右肩上がり」
の時代は終わりました。

当然、売上を上げるのは、
簡単なことではありません。

売上をあげても、回収できなければ、
結局、何も意味がありません。
しかも、不良債権を回収するために、
時間とパワーをたくさん使います。

不良債権化しても、
「最初から売上がなかったと考えればよい」
と考える営業マンがいます。

しかし、回収に費やすコストを考えると、
トータルでみれば、多くのマイナスを生んでいるのです。

不良債権をなくすためには、
・売上至上主義を改めること
・営業マンに回収まで責任を負わせること
・それを業績評価に組み込むこと
が大切です。

2013年7月19日 (金)

銀行の融資実務を理解する ③

古山喜章です。

銀行の融資担当者には、
審査にあたって見る財務のポイントがあります。
銀行マンを対象にした、
融資実務のマニュアル本などを読むと、
そのチェックポイントが見えてきます。

③債務償還年数は何年か?

貸す側にとって、
“何年で返済できると見込まれるのか?”
は、最重要事項です。
融資格付けの配点においても、
129点満点中20点と、
最も高いウエイトが置かれています。

(長・短借入)÷(営業利益+減価償却)

この計算式で年数を算出します。

 1年以内・・・・20点
 5年以内・・・・16点
 9年以内・・・・12点
12年以内・・・・10点
15年以内・・・・ 6点
20年以内・・・・ 4点

と、年数が長くなるほど、点数は低くなります。
当然です。
年数が長いほど、返済能力は低い、と見るのです。

業績が悪い企業の場合、
減価償却をせず無理矢理に営業利益を出している、
という決算書を見かけることがあります。
そんなことをしても、こと銀行融資については、
なんのメリットもありません。
債務償還年数は、より長くなってしまうのですから。

ただ、実際にこのような計算を、銀行マンはやりません。
企業から預かった決算書は、データ入力され、
配点は自動で算出されるからです。

そのため、銀行業務の現場において、
実際の経営指標に弱い銀行マンが、
増えてきているのです。
だからこそ、そんな彼らに決算書の見方や、
経営指標の算出方法を教えるマニュアルが、
存在するのです。

債務償還年数は、
12年を超えると黄色信号、
15年を超えると赤信号、
と、心得てください。

2013年7月18日 (木)

書画・骨董 鑑定中

古山喜章です。

“不明な書画・骨董は売却して損を出しなさい”
と申し上げています。
どこの誰の作品かもわからないのに、
美術品あつかいとなり、
延々と有形固定資産に計上されていることがあるのです。

“いやあ、うちはそんなのが大量にあるんですよ”
ということで、1点1点写真をとり、
画像データとともに、鑑定士に送り、鑑定を依頼しました。
すると、
“これは・・・、ちょっと現物を見せてもらっていいですか”
“ひょっとしたら、すごい値打ちモノかもしれないので”
ということで、鑑定団が来られました。
損を出すことしか考えていなかったので、
思わぬ展開に、担当者もビックリです。

こんな感じです。
Skantei

鑑定結果は想像におまかせします。

鑑定業者は知人の紹介や鑑定広告などを通じて、
3社に依頼しました。
そのうちの1社だけが、直接に見に来られました。

で、鑑定結果をエビデンスとして残せばいいのです。
損が出て税引き前利益が減るもよし、
思わぬ結果が出るもよし、なのです。

どうです?
書画・骨董をお持ちの企業の方々。
鑑定してほしくなりませんか?

2013年7月17日 (水)

銀行の融資実務を理解しておく ②

古山喜章です。

銀行の融資担当者には、
審査にあたって見るべき財務のポイントがあります。
銀行マンを対象にした、
融資実務のマニュアル本などを読むと、
そのチェックポイントが見えてきます。

②債務超過解消期間は何年か?

たとえば、貸借対照表を見る際には、
“在庫”“借入金”“自己資本”
の3点をまず見るべし、とあります。

なかでも、“自己資本”については、
“債務超過になっていないかどうか”
が、最初のチェックポイントです。
要は、
純資産合計が、マイナスになっていないかどうか、
ということですね。

そこで、債務超過の場合、
“債務超過解消期間は何年か?”
というチェックが出てきます。

“債務超過解消期間”とは、
あまり聞き慣れない言葉です。
単年度で債務超過が発生している場合、
例年の営業利益を今後確保できたなら、
債務超過を何年で解消できると見込まれるか、
というものです。

〇 正常先は、1年以内
△ 要注意先は、3年以内
▲ 破綻懸念先は、5年超

と、あります。
例えば、
土地売却や高額退職金などで大きな損が出て、
瞬間的に債務超過になったとします。
しかし、1年以内に債務超過が解消され、
純資産合計がプラスに転じると見込まれるなら、
正常先と判断せよ、ということです。

つまり、
債務超過になった理由と解消見込みをチェックせよ、
ということです。
融資を回収できる見こみがあるか、なのです。

なので、そもそも債務超過が続いている、
となると、要注意先か破綻懸念先とみなされます。

なのに、銀行融資を受け続けている、
という場合があります。
とすれば、別の要素で回収見込みを立てている、
ということなのです。
おそらく、個人所有の何らかの資産ですね。
個人保証さえとっておけば、その資産で担保できる、
と、読んでいるのです。

意図的に損を吐き出し純資産を小さくする。
それはそれで有効です。
が、銀行融資を受けているのなら、
債務超過の状態にするのは、やはり避けたいのです。
その後1年間に、何が起こるかわからないのですから。

参考図書:
「わかりやすい融資実務マニュアル」
著者:黒木正人

2013年7月16日 (火)

銀行の融資実務を理解しておく ①

古山喜章です。

元銀行マンが書いた小説をもとに、
銀行融資を題材に描くドラマ「半沢直樹」が、
高い視聴率を取っています。
銀行の体質がいろいろ描かれ、私も楽しく拝見してます。
見ていると、銀行融資にも様々な思惑がある、
ということがわかります。

日頃、実際の決算書を見ていても、
“なぜこの企業にこれだけ貸すのだろうか?”
と、理解できない場合もあるのです。

とはいえ、融資実務の基本があるのも事実です。
銀行マンを対象にした、
融資実務のマニュアル本などを読むと、
その基本が見えてきます。

①損益計算書の一番のポイントは、「営業利益」

何かにつけて、出てくるのは、
「経常利益」でなく、「営業利益」なのです。
“損益計算書の一番のポイントは、「営業利益」です。”
“営業利益は、本業で利益が出るかどうかの判断材料です。”
とあり、
“まず、ここを見なさい!”と記されています。

だから、私たちは、
“営業利益が大きくなるようにしなさい!”
と言うのです。

営業外収益があっても、営業利益には影響しません。
どうせなら、売上高に計上してほしいのです。
そのほうが、営業利益が大きくなります。

退職金や弁護士費用、その年度だけの特別な経費など、
一般管理費でなく、特別損失で計上してほしいのです。
そのほうが、営業利益が大きくなります。

どうすれば営業利益が大きくなるか。
これが、銀行調達対策の第一歩、なのです。
しかもこれは、
「どの科目で計上するのか」
ということだけです。
すぐできるのです。

しかし、企業側にも、3つのパターンがあります。
①こんなことを知らない企業
②知っているけど、実行していない企業
③知っていて、実行している企業

やはり、③の企業であってほしいのです。

参考図書:
「わかりやすい融資実務マニュアル」
著者:黒木正人

2013年7月13日 (土)

相殺していますか②

福岡雄吉郎です。

決算書を見ていると、ときどき、
「こうしたらよいのにな」と思うことがあります。

②債権と債務
ときどき、同じ相手先に対して、
債権と債務の両方がある場合があります。

・売掛金と買掛金
・受取手形と支払手形
・前渡金と前受金
・仮払金と仮受金
などです。

例えば、メーカーであれば、
部品を有料で支給して、加工してもらい、
加工後の部品を戻してもらう場合

卸売業であれば、
Aという製品は当社が販売するのだけれど、
Bという製品は、逆に当社が仕入れる場合

債権と債務の両方が発生することがあります。

で、この場合は、B/S(貸借対照表)上で、
これらを相殺するとよいです。
P/L(損益計算書)は、関係ありません。

こうすると、
・総資産が圧縮されて、ROA(総資産利益率)が高まります
・自己資本比率が高くなります

井上式面積グラフでいうと、
こういうイメージです。
Photo_2

主な相手先別の債権、債務の金額は、
税務申告するときに添付する、
各科目の内訳明細を見れば分かります。

期中の試算表では、相殺する必要はありません。
社外に見せる決算書を工夫するだけで、
自社の評価は上がるのです。

2013年7月12日 (金)

オンライン受注率を上げよ!

古山喜章です。

製造業の場合、
業者との受発注業務が発生します。
卸業者や販売業者など、さまざまです。
アイテムが多いと、日々のデータ量も多くなります。
となると、受発注ミス、というのが発生します。

ある企業でもそうでした。
その原因を見ると、
“入力まちがい”
“確認がしっかりできてなかった”
“思い込みによる間違い”
などなど・・・。
人的ミス、いわゆるヒューマンエラーばかりです。

で、ミスが起こる相手先には、
共通することがありました。
それは、オンライン受注ではない、ということでした。
ファックス受注や電話受注です。
オンライン受注は、ミスゼロ、なのです。

入力・チェックというものは、
ヒトがやる限り、ミスが起こります。
電話で聞いてメモをして、入力・チェックする。
ファックスで届いた発注書を見て、入力・チェックする。
書き方も、相手によってバラバラです。
間違いが起こる落とし穴だらけです。

特に、中小企業が相手先の場合、
電話やファックスを利用していることが多いです。
なので、その製造業者では、
“オンライン受注率を上げよう!”
という取組みを進めました。

オンライン化を進めるには、先方にも、
システム化してもらわねばなりません。
やはり、そこがネックになります。

それでも、コツコツ継続していると、
じわじわ、オンライン率が上がってきました。
それによって、ミスも減り、手間は軽減してきました。
それでも、道半ばです。

相手先がいる場合のシステム化は、時間がかかります。
それを根気よく続けていけるかどうかが、
ミスを減らす、作業効率を上げる、
ということに、繋がるのです。

2013年7月11日 (木)

「ヒト」も資産である

古山喜章です。

経営には、「ヒト」「モノ」「カネ」が必要です。
しかし、貸借対照表には、「ヒト」の要素がありません。
「モノ」と「カネ」しか見えません。

この、第三の資産である「ヒト」ほど、
やっかいなものはありません。

“年齢が高く、給与が高い割に、働きが悪い”
“職場環境に悪影響ばかり与える”
“やめさせたくても、やめさせれない”
などなど、頭が痛い問題ばかりです。

「モノ」「カネ」をオフバランスで圧縮するのと同様に、
「ヒト」も、本来は圧縮が必要なのです。
図で表すと、次のようになります。
Hitomosisan

図の下部分にある、「人的資産」のところですね。

「ヒト」「モノ」は、要・不要を整理して、オフバランスします。
そのために、
要るものと、要らないものを分け、要らないものを捨てます。
これを、いわゆる「5S」では、“整理”と言います。
だから、“人員整理”と言います。
決して、“人員整頓”とは言いません。

業種にもよりますが、「ヒト」は大きなコストです。
しかも、整理しオフバランスするには、時間もかかります。
潮目が変わりつつある今だからこそ、
第三の資産である、
「ヒト」のオフバランスに取り組んで欲しいのです。

2013年7月10日 (水)

少人数私募債の取り扱い

古山喜章です。

平成25年の税制改正において、
少人数私募債の利子課税がどうなるのか?
という議論が続いておりました。

結論はこうです。
平成27年12月31日までに発行された分の利子課税は、
平成28年1月1日以降も、同族・非同族・雇い人に関わらず、
源泉分課税になる、ということですね。

今回ややこしかったのは、
平成28年1月1日以降、少人数私募債の取り扱いが変わる、
ということがあったからです。

これまでは、“公社債”というくくりで、1本でした。
これが、平成28年1月1日以降、2本に分かれます。
“特定公社債”と“一般公社債”の2本です。

利子課税にとって肝心な部分だけを言うと。
“特定公社債”は、平成27年12月31日までに発行のもの。
“一般公社債”は、平成28年1月1日以降に発行のもの。

で、
同族や役員などの雇い人などは、利子課税が総合課税になる、
というのは、“一般公社債”の場合です。

まとめると、こうなります。
Sibosaitoriatukai

“一般公社債”の利子課税の文面だけ見て、
特に、上の図で言えば、③の部分だけが目に入ると、
“同族は総合課税だ!”と、思い込んでしまいます。

しかし、“特定公社債”の利子課税の文面には、
総合課税の記載は、まったくないのです。

取り扱いがふたつに別れ、
利子課税に関する文書も2本になったことから、
見解の相違が発生しました。
加えて、上図のようにまとめられたものがありませんから、
なおのこと、意見が分かれたわけです。

少人数私募債の取り扱いについて、
上図のことを、理解しておいてください。

2013年7月 9日 (火)

税理士事務所をおびやかす会計システム

古山喜章です。

税理士事務所や会計事務所の業務を、
おびやかすことになりそうな、
会計システムが登場しています。

「 freee 」というシステムです。
ソフトではなく、システムなのです。
インターネット上で使用する、
いわゆる、クラウド・システムです。
ソフトではないので、インストールは不要です。
ID番号を取得し、インターネットさえ繋がれば、
どこでも見れます。
パソコン、タブレット、スマホなど、
多種の端末で利用可能です。

これまでのソフトやシステムと圧倒的に違うのは、
「入力などせずに、会計を完結させる方法はないか?」
という視点で開発されていることです。

入力そのものを、
生産性のないムダ作業、
という発想からスタートされています。
まだまだ不完全ではありますが、
さらに進んでゆきそうな様子です。

ネットさえ繋がれば、どこでもアクセス可能、
というのも、事務所不要の時代を予感させます。

まず、
銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどを登録します。
お金の出入りを、データ化できるものに限定してしまいます。
で、その名称から勘定科目を推測したり、
一度入力したものは記憶され、その科目で提示されたり、
ということが可能になっています。
まあ、
文字入力時の学習機能が備わっているようなものですね。

なので、名称の「freee」というのは、
“無料”という意味よりも、
“自動でできあがる”という意味なのですね。

つまり、極端にいえば、会計資料など、
勝手にできあがってしまうわけです。
そういう時代の到来が、このシステムから見えてきます。
そうなればどうでしょう。
税理士事務所や会計事務所に依頼していた、
月次決算業務など、不要になるのではないでしょうか。
計算業務とは異なる商品力が、必要になりますね。

この「freee」、法人利用の場合、
3人のユーザーが使用して、月額1980円です。
個人事業主なら、月額980円です。
企業規模にもよるかもしれませんが、
これで十分、という法人はたくさんありますね。

月額5万円で、月次決算業務しかしてくれない、
どこかの事務所より、ずっとローコストです。

今後、同じようなサービスを提供するライバルが増え、
さらに磨きがかかってくるのではないか、
と、密かに期待しております。

2013年7月 8日 (月)

文脈のトリック

古山喜章です。

言葉や表現に、人は反応します。
しかし、
見る人・読む人の心理を逆手にとって、
したたかに表現する例を、よくみかけます。

税法などは、その代表例かもしれません。

例えば、少人数私募債の利子課税です。
“平成28年1月1日以降、同族・役員が受け取る
 利子課税は、総合課税とする”
わかりやすく書くと、こう記載されています。

さあ、この一文を、どう解釈するか、です。
ここに、文脈のトリックがあるのです。

あれはダメ、これはダメ、ダメダメダメ・・・・。
税金を減らすなど、もってのほか!。
といった意識が強い税理士先生が読むと、
“平成28年1月1日以降は、とにかく全部、総合課税である”
と、認識してしまいます。
グレーはクロになります。
発行日に関する記載はまったくないのに、です。

これは、書き手の思うツボです。
駆け込み的な少人数私募債の発行を、
文脈のトリックで、押さえ込んでしまうわけです。

しかし、
実際に私募債を払い込んでいる経営者や、
私たちがこの文章を見ると、
“ん?いつ発行の私募債からが対象なんだろう?”
という疑問が、先に来ます。
で、附則や別法令文などの部分を読み込みます。
すると、平成28年1月1日以降発行分が対象となる、
ということが、読めてきます。

同じようなことは、ちまたに転がっています。
ダイエット食品等のCMのすみっこに小さく記載される、
“個人差があります。”や、
インターネットが安くなる!というCMに小さく記載される、
“キャンペーン期間のみ対象”
といったものと同様です。

“やせたい!”“安くしたい!”という人の心理を、
巧みに捉えて表現します。
そして、肝心なことは、脇道に書きます。
法令分なら、附則や別文書です。

ぱっと見える部分だけにとらわれず、
脇道の部分まで見て解釈することが、大切なのです。

2013年7月 7日 (日)

季節の変わり目に注意

みなさん、こんにちわ。ICOグループの内藤です。


7月6日(土)に関東甲信越地方で梅雨明け宣言がありました。

このニュースを聞いたとき、「本当?」と思わずびっくりしてしまいました。

私には、7月20日くらい、ちょうど学校の夏休みが始まるころに梅雨は明けるものだという感覚があったからです。

7月6日・7日の週末は各地で猛暑となり、エアコンや扇風機、ビール、かき氷、アイスクリーム、清涼飲料水などが飛ぶように売れたようです。

当然、これらの商品を取り扱っている企業にとってはうれしい悲鳴でしょうが、一方でこれが本当の悲鳴になってしまうのではないかと憂慮します。

夏の時期には冷たい飲み物や食べ物、冷房装置、暑さをしのぐ衣料品やグッズ、熱中症や脱水症を防止するための健康食品や医薬品など、この時期にしか売れない商品が市場にあふれます。
当然、顧客ニーズがあるからこそ、そのような商品があり売れるわけですが、このような季節商品は判断を誤るとまったく裏目になってしまう性格を持っているのです。

猛暑となると聞くと、品切れにならないように一斉に仕入を増やし、在庫を積み増します。工場では生産計画を変更し、フル稼働するのです。ついつい調子に乗ってしまいます。

しかし、シーズンも中盤になると売れ行きにも勢いがなくなり、在庫が過大になります。工場では材料があふれ、仕掛品がたまり、製品在庫が倉庫からはみ出るようになります。
シーズン終盤にかけ、値引き販売をするようになり、それでも売れなければ赤字覚悟で投げ売りをするのです。
それでも在庫は減らず、「捨てるのももったいない」と言って、来年まで倉庫で寝かしてしまいます。

次の年にうまく売れればいいのですが、年を越すと新製品が販売され、一年前の商品は見向きもされなかったり、倉庫の中の商品が汚れたり傷ついたり価値がなくなるケースが多いのです。

結局、儲かったと思っていたのに、在庫処理をしてみたらトータルでは赤字だったというケースを何度も見てきました。
売れ残りの損失は原価分あるのです。粗利率が30%の商品は、1つ売れ残れば2つ売った時の粗利額に相当するのです。
その他に運賃や倉庫代、在庫管理のための人件費など、考えているよりも在庫による損失は大きいのです。

季節商品は綿密な販売計画のもとに生産計画、仕入計画のうえで、売切り品として在庫は残さないようにしましょう。
追加仕入はしない、追加生産はしない、欲をかいて在庫をしないことを徹底しましょう。

季節商品の在庫切れを恐れるよりも、在庫による損失を心配しましょう。


今までの経営コンサルティングの現場で、うれしい悲鳴が、恐怖の悲鳴となる光景を何度も見てきているのです。

2013年7月 6日 (土)

相殺していますか①

福岡雄吉郎です。

決算書を見ていると、ときどき、
「こうしたらよいのにな」と思うことがあります。

①貸倒引当金
PL(損益計算書)を見ると、
どの会社も、たいてい、
「貸倒引当金繰入額」という科目があります。

これは、いまある売掛金のうち、
「このぐらいは回収できないだろうな」
という金額を、見積もって費用にしたものです。

そして、ときどき、
この貸倒引当金繰入額の下に、
「貸倒引当金戻入額」という科目をみかけます。

「戻入額」というのは、
前の期に見積もった金額を、
戻しているのです。

決算書で、繰入額と戻入額の両方ある、ということは、
前の期に見積もった金額を一旦戻して(精算して)、
当期に見積もった金額を、改めて計上している、ということです。

しかし、別々に分けて書かなければいけない、
というルールはありません。
“繰入”と”戻入”を相殺してもよいのです。

よくある決算書が、
貸倒引当金繰入が「販売費及び一般管理費」に、
貸倒引当金戻入が「特別利益」に、
入れているパターンです。
3
この決算書を、相殺するのです。
1
すると、
2_2

となり、見かけ上、営業利益や経常利益が増えました。
決算書上だけでもよいので、
こうすれば、銀行との借入交渉で役立ちます。

一度、自社の決算書を、
確認されてはいかがでしょうか。

2013年7月 5日 (金)

言ってはいけない一言 ③

古山喜章です。

“それを言ってはダメだなぁ・・・”
そう思うことが、よくあります。

事実がどうであろうと、
わが事として捉えられているかどうか。
それが、ささいな一言に現れます。
言葉は、意識の表れなのです。
少なくとも、周りの人はそう考えます。

③やったことがない

これは、あちらこちらで聞く言葉ですね。
毎日、どこかで、誰かが、
口にしているのではないでしょうか?

何か新たなことをしようとしたとき、
誰かに新たなことをお願いしようとしたとき、
口走る方がおられるのです。

年配者でも、若い方でも、おられます。
が、社歴の長い社員に、比較的多いように感じます。

サントリー創業者:鳥井信治朗の言葉のとおり、
「やってみなはれ」
なのです。
やってみなけりゃわからないのです。

“やったことがないので、わからない”
“やったことがないので、やりたくない”
新たなことに、
YESと言える人、NOと言う人、
がおられます。

YESと言える人は、どんどんチャレンジします。
NOと言う人は、ほとんどチャレンジしません。
やるとしても、したたかです。
周りに5人いたら、3人がやれば、やります。
最初の一人にはなりたくないし、
最後の一人にも、なりたくないのです。

しかし、最初の一人が一番、
勇気がいります。エネルギーもいります。
だから、得るものも多くなります。
成長もします。

結局、“やったことがない”という人は、
失敗をいやがる人です。
でも、失敗も発見であり、成長の糧です。

チャレンジは、チェンジを生み出します。
初めてのことに、YESと言える人が多い組織は、
どんどん変わります。
新たなことに無条件で“YES”と言える人は、
どれくらいいますか?

2013年7月 4日 (木)

言ってはいけない一言 ②

古山喜章です。

“それを言ってはダメだなぁ・・・”
そう思うことが、よくあります。

事実がどうであろうと、
わが事として捉えられているかどうか。
それが、ささいな一言に現れます。
言葉は、意識の表れなのです。
少なくとも、周りの人はそう考えます。

②支給してください

これも、残念な言葉ですね。
飲食店などで、よくあります。

内装や備品にお金をかけ、スタッフの制服も、
それなりのものを着用されています。
雰囲気を高めて、少し高い客単価に合わせているのです。

なのに、
各スタッフが身につけているボールペンは、
明らかに100円均一だったり、
マスコットキャラクターが付いていたり、
どこかの粗品まるわかりだったり、
することがあるのです。

で、余計なお世話だと知りながら、
言ってしまうときがあります。
“せっかくなんだから、
 もうちょっとこの場にあったボールペンにしたら”
すると、多くの場合、こう言われます。
“支給されないので・・・”

つまり、
「支給してくれないんだから、しかたがないじゃないですか」
ということです。
心のどこかに、
「自腹まできってするつもりはないです」
という思いがあるのでしょうね。

言い訳が先にくること自体、アウトです。

料理人は、自前で包丁を用立てます。
美容師は、自前でハサミを用立てます。
野球選手は、自前でバットやグローブを用立てます。
だから、商売道具を大切にします。

なのに、接客スタッフ、においては、
商売道具を自前で用立てます、
という人が少ないのには、驚きます。
「支給されて当然」と思っています。
だから、
ボールペンがあっちこっちへ行方不明になります。
大切にする、という気持ちが足らないのです。

このあたりのことは、
夜の世界で生き抜く女性のほうが、
立派だと思うことが多いです。
客に見える小物を、とても大切にされます。
見られていることを、常に意識されています。

いいボールペンを着用していたら、
“いいペン使ってますね”とお声がけすることもあり、
スタッフは笑顔になります。
こちらも、また行きたくなります。
ダメなペンなら、指摘されてグチっぽい顔になります。
また行きたい気にはなりません。
どうせなら、笑顔になる種を、まいてほしいのです。

2013年7月 3日 (水)

セミナー「資金と資産の速攻改善法」終了しました

福岡雄吉郎です。

井上和弘のセミナー「資金と資産の速攻改善法」が、
大阪は、帝国ホテルで行われました。
20130625_104421_3
財務に関しては、たくさんの勘違いがあります。

銀行取引については、
「銀行取引で一番大切なのは、人間関係だ。」
「銀行は、借入金があるから貸してくれる。」
「赤字を出したら、借入できなくなる。」など

決算書については、
「大切なのは、P/Lの売上高と当期純利益だ。」
「P/Lの収益性さえよければ、おカネは借りられる。」
「現預金はあればあるほど、安心だ。」など

自社の財務担当については、
「資金繰りは、経理部に任せておけば大丈夫だ。」
「わが社の財務担当は、メイン銀行だから安心だ。」
「税理士が資金繰りもサポートしてくれる。」などなど。

このように考えている会社が、
財務に強くなることはありません。

そこで、「自社の財務を強くするには、どうすればよいか?」
井上式の財務強化法を、じっくりと説明させていただきました。

大阪会場も、たくさんの方にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

さて、「カネ」を強くした後は、
「モノ」を磨く必要があります。
ということで、次回は、
10月22日(大阪)、10月24日(東京)に、
商品力に関するセミナーを開催いたします。

詳細が決まりましたら、改めて、
弊社ホームページで告知させていただきます。
みなさまのご参加、お待ちしております。

2013年7月 2日 (火)

少人数私募債 金利の払い方

古山喜章です。

少人数私募債をしようかどうしようか?
そう悩む方は、ささいな疑問も気になります。
しかし、周囲にわかる税理士がいないのか。
その疑問が、よくこちらへと来るのです。

“金利の税金は源泉分離の20%とお聞きしましたが、
 誰が、いつ、どこで、どうやって支払うんですか?”
まさに、素朴な疑問です。
しかし、自らカネを出す立場になると、
気になるのですね。

少人数私募債の金利の税金は、
受取本人への支払時に、源泉徴収されます。
源泉徴収とは、支払い元が徴収することです。
だから、“源泉”と言います。
そして、徴収した金額を、税務署に支払います。
通常給与の所得税が、そうですね。

なので、実際に税金を納付するのは、
私募債の金利をもらった本人ではありません。
支払った会社が、期限までに納付するのです。

で、その期限ですが、
金利を支払った月の、翌月の10日までに、納付します。
これは、
通常所得税の源泉徴収分を納付するルールと、
まったく同じです。

どうやって?ですが、
所定の納付書に源泉徴収金額を記載し、納付します。
この方法も、通常所得税の場合と同じ方法です。
ただ異なるのは、
利子課税専用の納付書がある、
ということです。
その納付書と、書き方は、こちらです。
「risikazei_noufusyo.pdf」をダウンロード
「noufu_kakikata.pdf」をダウンロード

国税庁のホームページからもダウンロードできます。
最寄りの税務署でも、いただけます。

つまりこうです。
金利を支払う会社が、
源泉徴収した金額を、
翌月の10日までに、
利子課税の納付書を使い、
最寄りの税務署へ、納めに行きます。

“そんなこと、顧問の税理士先生に聞けばいいじゃないですか?”
と言うのですが、
“いやいや、わからないって言われたんで、お聞きするんですよ”
ということが、よくあります。
そもそも、
利子課税というものに、縁が無かったのでしょうね。
これはこれで、困ったもんです。

2013年7月 1日 (月)

言ってはいけない一言 ①

古山喜章です。

“それを言ってはダメだなぁ・・・”
そう思うことが、よくあります。

最近、世間を騒がせた出来事であれば、
プロ野球・加藤コミッショナーの、
“私は知らなかった”
でしょうね。

事実がどうであろうと、
わが事として捉えられているかどうか。
それが、ささいな一言に現れます。
言葉は、意識の表れなのです。
少なくとも、周りの人はそう考えます。

①時間がなかった

どんな場合においても、
最も言ってはいけない言葉のひとつですね。

例えば、こんなことがよくあります。
新入社員研修で、入社早々の4月に、
今後の行動目標を立てます。
そこに必ず登場するのが、
“新聞を毎日読みます!”
“本を1ケ月に〇冊読みます!”
というものです。

で、5月末や6月末に、チェックします。
すると毎年誰か、こう言う人がいます。
“時間がなくて、できませんでした・・・”

時間がないからできないのではなく、
自分がやらなかっただけです。

そもそも、
“時間がなかった”という言葉自体が、受け身です。
時間は与えられるもの、という意識が見えてきます。
それはまるで、
“時間が与えられなかったからできませんでした”
のように受け取れるのです。

結局、本人が、
“時間を作れなかった”だけです。
本人の責任です。
新聞を毎日読む、本を毎月〇冊読む。
本気でやるなら、
毎朝30分早く起きる、あるいは遅く寝る、
などすれば、それだけで済みます。

なんの努力もせずに、
“時間がなかった”を平気で使う人がいるのです。
新入社員ばかりではありませんが、
特に新入社員は、絶対に言ってはいけない一言です。
社内の誰よりも、時間を作りやすい立場なのですから。

“時間がなかった”は、所詮は言い訳なのです。
それも、かなり低いレベルの言い訳です。
本当に時間を作れなかったほどの状況であっても、
それでも、言ってはいけない言葉なのです。

人は、自分の至らない部分を認めるからこそ、
成長に繋がるのです。
言い訳をして、成長した人はいません。
会社の中に、この言葉が多いほど、
組織の成長も、目標達成も、遅れます。
自分の会社には、この一言はないと、言い切れますか?

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