キャッシュレスが増えてきた ④
古山喜章です。
小口現金、仮払い、釣り銭、売上金などなど・・・。
キャッシュを扱う場面が多いほど、
管理業務に人件費というコストがかかります。
不正が起こりうる余地も高まります。
しかし、デジタル化・IT化が進む中、
キャッシュレス対応を売りにするサービスも、
増えてきているのです。
④スマホのクレジット決済サービス
スマートフォンに小さなカードリーダーを差込み、
クレジットカードを通して決済する。
というサービスが、広がりつつあります。
こういうものですね。
クレジットカード決済は、キャッシュレスの手段として、
長らく根付いてきた方法です。
それが今、新たな進化を遂げつつあるのです。
特に、導入対象となっているのは、
個人店舗や小規模店舗など。
これまでのやり方では、導入へのハードルが高かった事業主、
が主なユーザー層とされています。
それらの事業者には、
クレジット決済はまだまだ行き届いていないのです。
・個人事業主では審査が厳しい
・カードリーダー用の機器や通信確保が必要
・サインをもらう際のボードやペンが必要
・レジと連動させなければならない
・会計スペースに何かと場所の確保が必要になる
・初期コストが高い
などということが理由です。
スマホのクレジット決済は、
そのような面が解消されています。
必要なものは、大きく以下の3点です。
①スマートフォンやタブレットPC
アプリを導入してレジ代わりに使います。
②カードリーダー
四角型や丸型など、とにかく小さく、
スマートフォンに差し込むだけでOK
③レシートや領収書用の小型プリンター
スマートフォンから無線でプリントアウト
(メールで顧客のスマホに送信も可能)
これまでは、カードリーダーがレジ脇にある、
というのが原則でした。
が、スマホなので場所は自在です。
サインが必要な場合でも、電子ペンで対応可能です。
データ管理中心で、
クレジット伝票など、ペーパーレスが可能です。
取り扱う各社の導入コストを見ると、
初期費用や固定利用料金は無しで、
利用決済金額の3%~4%、というところです。
まだ、
あちらこちらで見かける、とまではいきませんが、
広がることが予測される、キャッシュレスの仕組みですね。
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