お気に入りの一冊 ③
古山喜章です。
文章の書き方や、話し方、
などの本も、いまだによく手にとってしまいます。
10数年前、文章講座に通っていた時に、
放送作家の疋田哲夫先生に薦められ、読んだ一冊です。
本多勝一氏は、新聞記者です。
この手の本は、新聞や雑誌、それもタブロイド誌など、
大衆を相手に文章を書いてきた方の本が参考になります。
どう書けば、わかりやすいか、
どう書けば、誤解を生まないか、
などが簡潔に記されています、
教授や専門家の本より、ずっと実践的です。
“日本語の大黒柱は述語であって、主語ではない”
“漢字とカナを併用することで、視覚としての言葉の「まとまり」が、絵画化される。
そうすれば、パッと一目で速く読める文章になる。”
“紋切り型を使った文章は、マンネリズムの見本みたいになる”
“筆者自身のペンが怒ってはならず、泣いてはならず、感動してはならない”
“体言止めの文章は、軽佻浮薄な印象を与える”
“述べたいと思う意見は、適切な事実に置き換えて訴えることです。
意見より事実の方が、説得力があるからです”
などなど、
文章を書き続けている中で、気をつけてきたことが、
この一冊に収まっています。
反省やふりかえりを込めて、
今も手に取り、眺めることがあるのです。
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