お気に入りの一冊 ④
古山喜章です。
なぜか子供の頃から、
自伝本や偉人伝が好きです。
歴史上の人物や経営者から、映画監督、音楽家、画家、
棋士、スポーツ選手、漫画家、歌手、俳優、学者などなど。
何かを成し遂げた方の生き方には、すべからく、
苦難から逃げずに努力しつづける、
という姿勢が見られ、己を励ます機会を得られます。
そんななか、
最も見直す機会が多いと思われるのが、
二宮金次郎の関連本です。
多々ある中から、筆頭の2作品です。
④「二宮尊徳」 筆者7名 中央公論社
「博愛の人」全8巻 著:ジョージ秋山 小学館
(一冊ではありませんが、ご勘弁ください。)
「博愛の人」は、二宮金次郎の生涯を描いたコミックです。
29歳の時、このマンガを読んだのが、
二宮金次郎を深く読むきっかけとなりました。
「二宮尊徳」は、彼の残したあらゆる文章などを、
現代語に訳した、研究者向けの本です。
かなり分厚く、いまだ読みこなせない箇所もありますが、
生涯の課題図書のように、向き合っています。
なので、どんなことを掘り下げるにせよ、
きっかけは、マンガでも本でも、テレビでも映画でも、
なんでもいいと思っています。
“大事をなそうと欲すれば、小さな事を怠らず勤めよ”
“過ぎるのは、及ばないよりもいけない”
“不動尊は、動かざれば尊し、と読みます”
“増減は、器傾く水と見よ”
“人の神魂に生ずるを真心といい、人の身体に生ずるを私心という”
“覚悟が定まれば、衰えた村を起こすのも、たやすいことだ”
“自他の為に利益のないことは、してはならない”
などなど・・・。
学ぶべき言葉が、たくさんあります。
思えば、二宮金次郎は、
財政難の家や村を復興させる、指導家でもありました。
今、自分は経営指導ということを生業としています。
それは、
これらの本を読むなかで、自分の中に衝きあげてきた、
何かに導かれてたどりついたように、思えるのです。
これからも、何度も読み返したい、愛読書なのです。
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