お気に入りの一冊 ②
古山喜章です。
私自身、サービスに厳しい会社で育ったせいか、
サービス関連の書籍もよく読みます。
そんななか、今も時折手に取る一冊。
現在廃版ですが、アマゾンの中古やブックオフで、
100円以内で買えます。
やはり、サービスで地位を得た人の、
実際の具体例や、生の言葉が印象に残ります。
この手の本は、
評論家的立場の方が書いたものは、
ほとんど印象に残りません。
間違ったことは書かれていません。
が、そこにはストーリーがなく、
シーンを頭に描けないのです。
この本を初めて読んで、ドキッとしたのは、
“サービスは、おもてなしではない”
という言葉です。
えっ、そうなのか、と思いましたね。
“おもてなしは、代金を払うホストがすることであり、
われわれは、そのおもてなしの、アシストをする役割です”
考えてみれば、そうですね。
“気持ちよくお金を使っていただき、
対価に値する以上の満足を味わっていただく”
“サービスとは「お客様のニーズに適切なレスポンスをすること」”
“伝統を守ることだけにこだわると、
遅かれ速かれ消え去ることになる”
“その時代には100点でも、10年後には0点かもしれない”
“サービスの仕事に従事するにふさわしい資格は、
「人間が好きであること」「人生が好きであること」”
今もページをめくると、過去に線を引いたところを、
とりとめもなく読み返したり、新たに線を引いたりします。
大切な一冊です。
サービス業の方には、一読をおすすめします。
« お気に入りの一冊 ① | トップページ | お気に入りの一冊 ③ »
「書籍」カテゴリの記事
- 「銀行員本」も多かった(2013.11.26)
- 「熔ける」破綻本の超キワモノ!(2013.11.25)
- 「社長!御社の税務調査 ココが狙われます!」(2013.11.22)
- お気に入りの一冊 ④(2013.08.16)
- お気に入りの一冊 ③(2013.08.15)
コメント