労務コスト上昇にどう備えるか ⑦
古山喜章です。
ここまで、大きく5つの切り口から、
労務コスト対策を考えてきました。
①残業対策
②社会保険料対策
③無期雇用転換対策
④高齢者継続雇用対策
⑤社会社雇用対策
他にも、雇用保険、介護保険、労働保険など、
コストアップ要因は、まだまだあります。
で、それぞれの対策を振り返ると、
概ね6つの方策に分類されてきます。
①機械化・システム化の推進
人的労働の削減
②パート化の推進
賃金単価の低減
③労務管理の精緻化
所属会社の分散化、シフト・勤怠管理を細かくする、など
④労働契約・規程類の見直し
最新法令に対応し、必要事項をもらさない
⑤不良従業員への勧告記録化
雇い止め、懲戒解雇などのエビデンス確保
⑥人事考課の実施と記録化
雇い止め、処遇などのエビデンス確保
レーダーチャートにすれば、こんな感じです。
これで見て、
自社の六角形バランスは、どうなっているか?
どこから手をつけなければならないのか?
よく考えていただきたいのです。
労務コストは、アップすることが見えてます。
知らなかったでは済まされないし、
行動が遅れると、固定費増は必至なのです。
だから、
早いうちから対策に取り組んで欲しいのです。
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