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2013年10月

2013年10月31日 (木)

どうしてますか?リーステレビのNHK受信料

病院やホテルには、
テレビがたくさんあります。
入院患者が利用したり、
宿泊客が利用します。
で、ほとんどの場合、
リース会社からレンタルして、設置しています。

病院やホテルの経営者に時々聞かれるのが、
“テレビのNHK受信料って、どうすればよいんですか?”
“NHKの人が来て、払えって言うんですが、
 払わないとダメなんですか?”
ということです。

100室あれば、テレビが100台ありますから、
気になるのも、もっともです。
結論は、多くの場合、
リース会社が払っていますから、
病院やホテルで払う必要はありません。

テレビをリースしている企業の方にお聞きしました。
“NHKの受信料は、どうされているんですか?”
すると、
“ウチでまとめて払っています。
 病院やホテルへのリースをしている会社は、
通常、そうしていますよ。”
“じゃあ、もし、病院やホテルでも払っていたら?”
“ああ、それは完全に二重払いですね。
 受診料の契約を取りにゆく人は、
リース会社のことなんて、わかりませんから。
それに、自分の成績に繋がりますからね。”
とのことです。

そもそも、
受診契約を取りに来る方は、NHKの人ではありません。
契約獲得の請負人です。
契約をたくさん取りたいだけです。
取るほどに、報酬が上がるのですから。

なので、
病院やホテルを経営されている方は、
テレビのリース会社に、NHK受診料について、
問い合わせてみて下さい。
すぐに教えてくれますよ。

で、リース会社で払っている、というなら、
払う必要はないのです。
しつこく来るので、面倒だから契約してしまった、
ということのないように、してほしいのです。
台数が多ければ、結構な金額なのですから。
(古山喜章)

2013年10月30日 (水)

金融庁の評価項目を見てみよう ③

③顧客の印鑑等の預かり

金融庁による、銀行監督指針における、
不適切な取引の発生の防止には、
いくつかの項目が挙げられています。

そのなかのひとつに、
「顧客の印鑑等の預かり」
というものがあります。

“ええ?まさか?印鑑なんて預けますか?”
という方もおられるでしょう。
私も、「印鑑を預けていた」、
という事実は聞いたことがありません。

しかし、
“通帳を銀行に預けていることがわかりました!”
ということは、実際にあったのです。
通帳はまさしく、「印鑑等」に該当しますね。

それも、定期預金の通帳だったのです。
かなり以前に、定期預金をさせられた際に、
“手前どもで通帳も預からせていただきます”
となり、安易に承諾していたのです。

時代は移り変わり、
定期を解約して返済に充てようとしたら、
通帳がないわけです。
で、銀行に言うと、“お預かりしています”
と、発覚したわけです。

しかも、通帳の変換を要求すると、
“お預かりする約束になっているので、返せません”
と、言うのです。
で、交渉の場にいた役員も疑問を感じ、
“通帳を預かることは普通にあることなのか、
 指導いただいているコンサルタントの先生に聞いてみます”
と言うと、銀行員の態度がガラリと変わり、
“いやいや、それは、その、
 私も、上の者からそう言われておるだけですので、
 一度持ち帰って、返答させていただきます。”
となりました。
きっちりと言い返した役員は、立派です。

ずっと凍結している定期預金がある場合、
通帳を預けている、
ということが、あるかもしれないのです。
満期をすぎた、古い定期預金が残っている、
という方は、一度、チェックしてみてください。
(古山喜章)

2013年10月29日 (火)

金融庁の評価項目を見てみよう ②

②不適切な取引の発生の防止

金融庁による、銀行監督上の評価項目には、
たくさんの項目が並んでいます。
で、どの項目も、重要性に「差」はない、
ということを、①で申し上げました。

なかでも、中小企業に多く関わるのが、
「正常な取引慣行に反する、不適切な取引の発生の防止」
(銀行監督上の評価項目Ⅱ―3-1-6-2)
というものです。
くわしくは、こちらから。
たくさんあるので、ひとつずつ、見てゆきます。

(1)過当な歩積両建預金等の受入れ

歩積両建は、(ぶづみりょうだて)と読みます。
“お貸ししますので、定期預金にしておいてもらえませんか?”
というものです。
ありませんか?

例えば、こんな場合があります。
3千万円の融資をお願いしたとして、
“この際、6千万円お貸ししますので、
 3千万円は定期にしてもらえませんか?”
などと持ちかけてきたりします。

要は、3千万円は、銀行のおさえです。
で、しっかり金利は取ります。
借りる側は、借りたいわけで、すぐに、
“わかりました”と返事をしてしまいます。

あるいは、
“オレは、そんなに貸すほど、銀行から信頼されているのか”
と、勘違いしてしまいます。
信頼していないから、それだけ貸すのです。
銀行にあるお金の一部が定期となり、名義が変わるだけで、
そのお金の支配権は、銀行に握られているのです。
しかも、銀行にとったら、自分の手元にありながら、
金利をいただけるわけです。

子会社で借りたいときに、
“子会社にお貸ししますから、
 親会社で借りて定期にしてくれませんか?”
という場合もあります。
これも同じ事です。

これら、歩積両建預金は、不適切な取引として、
発生しないようにしなければならないのです。
それは、
“優越的な地位の濫用”にあたるとしているのです。

評価項目の文書には、
“過当な歩積両建預金等”とあります。

過去に契約してしまった、歩積両建による定期預金があり、
解約を申し込んでも応じないようなら、
“確か、金融庁の監督指針では、過当な歩積両建預金は”
 禁じられているはずですが・・・、
 〇千万円は過当にあたらないのかどうか、
金融庁に問い合わせてみます。”
と、言ってみて下さい。
情勢がガラリと変わりますよ。

経営者の皆さんには知っておいて欲しい、
重要な事実なのです。
(古山喜章)

2013年10月28日 (月)

金融庁の評価項目を見てみよう ①

①全項目とも、重要性に“差”はないのです

反社会的組織への融資が問題となり、
Mほ銀行では、30人もの役員が処分されました。
(役員はいったい何人いるんでしょうか?)

これは、金融庁が定める、
金融機関の監督指針にある、評価項目に基づくものです。
つまり、銀行が中小企業を評価するのと同じように、
銀行も、評価項目をもとに、チェックされるわけです。

「銀行監督上の評価項目」として公開されています。
こちらです。
「業務の適切性」として、ズラズラと列記されています。
その中のひとつに、
「反社会的勢力による被害の防止」
という項目があります。
Mほ銀行の一件では、ここに触れたわけですね。

しかし、評価項目は、それだけではありません。
しかも、「業務の適切性」の冒頭には、
“遵守すべき法令等は多岐に渡り、いずれも重要性に差はないが、・・・”
と、されています。

そうです。
この評価項目に記載されていることは、
全て、同じレベルで重要な項目なのです。
反社会的組織に対する融資と同じレベルで、
してはいけないこと、なのです。

ところが、その項目の中には、
中小企業が普段、当然のように受入れている項目もあるのです。
知っていれば、その部分を突くことができます。
しかし、中小企業の多くの経営者は、
このようなことを知りません。
銀行の言うがまま、条件を受入れ、契約してしまうのです。

当然ながら、
この評価項目に書かれていることを、
金融庁から指摘されることが、
銀行にとっての、最大の恐怖なのです。
銀行の弱みなのです。
ここに、交渉の武器があるのです。

中小企業の“銀行サマサマ病”を、
銀行が武器にして強気に出てくるのと同じです。
われわれ中小企業も、相手の弱みを知ることなのです。
銀行は、“金融庁サマサマ病”なのです。

いったいどのような項目があるのか、
見ていきたいと思います。

(古山喜章)

2013年10月26日 (土)

ダメな税理士が作る決算書⑧

税理士の優劣を判断する一つの方法は、
損益計算書(PL)をもらったら、
特別損失をみることです。

何を特別損失とするか、
費目別(原材料費、労務費、経費)に考えます。

③経費
(1)経営環境の変化が激しい今日では、
本社、支店、事業所を移転する、
という企業は多くあります。

そのときに、事務所移転に伴う費用
(準備費用、引越費用、原状回復費用など)は、
特別損失にもってゆきます。

日常的に発生するわけではないので、
当然「特別」な支出といえます。

(2)今年は豪雨、台風が頻繁に発生しています。
店舗などでは、豪雨や台風の影響で、
修繕が発生することが、多々あります。
これも、当然、特別損失にもってゆきます。

1店あたりの修繕額は多くなくとも、
多店舗展開されているような企業では、
集計すると、結構な金額になることがあります。

(3)アベノミクスの第三の矢では、
成長戦略の一環として、
投資減税が導入される予定です。

そのうち、特に影響があるのが、
(減価償却を1年で済ます)『即時償却』です。

この制度は積極的に活用すべきですが、
この場合、必ず「即時償却費」などとして、
特別損失に計上することです。

また、従来からの特別償却費、割増償却費も、
通常の減価償却費と区別して、
特別損失として、計上します。

ダメな税理士は、
(1)~(3)の項目を、特に意識することなく、
「販売費および一般管理費」として、
処理してしまいます。

このため、
・上記の項目に当てはまるものがあるか?
・ある場合、特別損失として処理されているか?
確認することを、お勧めします。

(福岡雄吉郎)

2013年10月25日 (金)

セミナー「コスト大幅削減法」終了しました

井上和弘のセミナー
「《売上原価》《労務コスト》大幅削減法」が、
東京は、第一ホテル両国にて行われました。
20131024_101249
講義では、まず、
井上和弘の基本セオリー(販売、ヒト)や、
利益実現のための5原則をご説明しました。

・三仕経営(仕掛ける、仕組む、仕続ける)
・商品力第一主義
・1:3:9の法則
・軟らかい固定費
など、40年のコンサルタント歴を通じて築き上げてきた、
井上式経営理論を伝授しました。

また、売上横ばいでも利益、キャッシュを確保するための、
・仕入コストの下げ方(購買原則の徹底)
・労務費の下げ方(仕組み、システムづくり)
を具体的な事例、体験を交えて、ご説明しました。

特に、人事面では、
給与体系、女性・パート活用、外注化、人材棚卸など、
色々な観点から、井上式の
「たたむ・削る・変える」を、どのように実行してゆくか、
時間をかけて、説明しました。

さらには、改正された最新労働法をふまえ、
将来の長期的視野にたった、
・残業対策
・社会保険対策
・無期雇用転換への対策
などなど、本には書いていない具体策を
あますことなく、伝授いたしました。

東京会場も盛況にて終了しました。
ご参加いただいた皆様、
まことにありがとうございました。

(福岡雄吉郎)

2013年10月24日 (木)

行き詰まる給与制度 ②

②イレギュラーがいっぱいいる

これも、
中小企業の給与制度において、
よくある問題です。

要は、
等級と役職が、制度上はリンクしているが、
実際にはリンクしていない社員がいっぱいいる、
という状態です。

で、理由を聞くと、
“店長が足らないので、下の等級の者を、
無理くり店長にしています”
とか、
“管理職だったんですけど、ちょっと不祥事があって、
 役職は外したんですが、等級がそのままなんです”
などと言われます。

ヒドイ場合には、
“この人、一般社員なのに、なんでこんなに高い等級なの?”
と聞くと、
“いやぁ・・・、この方は、社長の親戚で・・・、
 仕事はできないんですが・・・、仕方なく・・・・”
などということもあるのです。

そんなことなら、等級など、無くしてしまえ!
と、思うのです。

〇等級の〇〇号、などとして、役職と区別するから、
運用時に、簡単にイレギュラーが生じるのです。
職位と号俸だけで、良いのです。
そもそも、
自分が何等級か知っている社員が、少ないのです。

一般社員の〇号、係長の〇号、課長の〇号、
だけにすればよいのです。
で、もちろん、号俸にも天井を設けます。

店長に上げるなら、店長の給与を払えば良いのです。
役職を落とすなら、落ちた職位の給与にすればよいのです。
各職位に、権限や責任という職務が定められています。
職務の達成度合いに応じた、給与を払えばよいのです。

イレギュラー人材がいっぱいいる、
ということは、
職務とズレた給与の社員がいっぱいいる、
ということです。
つまりは、コストのかけかたが、間違っている、
ということです。

コピー代や電気代をとやかくいうより、
人件費というコストを先に精査してほしいのです。

(古山喜章)

2013年10月23日 (水)

セミナー「コスト大幅削減法」

井上和弘のセミナー「《売上原価》《労務コスト》大幅削減法」が、
大阪は、太閤園にて行われました。
20131022_101755
昨年末以降の、アベノミクスにより、
為替相場は、大幅な円安が進み、
海外からの原材料仕入価格は上昇しています。

また、建設業界では、職人不足により、
労務単価が上昇しています。

中小企業では、原材料、労務費は上がっているのに、
売上がなかなか増加せず、
利益が圧迫されている会社が多いのが現状です。

売上原価を構成する2大要素は、
この仕入原価と労務費です。

売上が上がらない昨今の経済環境では、
この2つをいかにコントロールするかが、
利益確保のための重要テーマです。

この2大コストは、
・仕入の原理原則を知ること(仕入原価)
・機械化、システム化、IT化を進め、
ヒトに頼らない仕組みを作ること(労務費)
により、コントロールするほかありません。

この2大テーマについて、
中小企業の経営を熟知している井上が、
40年以上のコンサルタント生活のなかで蓄積してきた
知識、知恵を余すことなく、伝授いたしました。

大阪会場では、多くの方にご参加いただき、
盛況にて終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

明日は東京会場にて開催いたします。
ご興味ある方は、今からでもお申込みください。
(申し込みは、こちらから)

東京会場でも多くの皆様のご参加、
お待ちしております。

2013年10月22日 (火)

行き詰まる給与制度 ①

①年功序列になっている

“給与制度を見直したいんですが・・・”
という相談を、いただくことがあります。
お聞きすると、中小企業の場合、
共通したいくつかの問題点が見えてきます。

そのなかでも多いのが、
“結局、年功序列になってしまうんです・・・”
というものです。

要因はいくつかあります。
が、なかでもよくあるのが、
「等級と号俸がやたらと多い」
というものです。
いわゆる、職能資格制度ですね。

見ると、
等級が9等級や10等級近くあり、
各等級の号俸が、50号だとか70号、
なかには、100号、なんていうのも見かけます。

号俸の数が増えるほど、
1号あたりのピッチ金額が小さくなります。
そのため、号俸がたくさん上がっても、
給与はさほど上がらない、という現象が生じます。

さらに、定期昇給があると、
成果を上げていない社員も、いくつか号俸が上がります。
号俸の数が多いと、天井がないようなものなので、
スローペースとはいえ、年々ジワジワあがります。

結果、成果を上げても、そうでなくても、
給与額が大きく変わらず、年功序列的になります。

業績が右肩上がりの時代は、
それでも資金繰りは困りませんでした。
それに、成果を上げる社員は、今以上に大きな成果で、
給与も大きくアップし、文句も出ませんでした。

今は、そのような時代とは、違います。
しかし、
現状、中小企業で運用されている制度の多くは、
右肩上がりの時代に、労務コンサルタントの力を得て、
作成した、というものが多いのです。
つまり、その時代のはやりの制度、なのです。

年功序列的になっていて困ります、
というのなら、
まずは、等級と号俸の数をチェックし、
1)等級の数を減らす。(せいぜい5~6等級)
2)号俸の数を減らす。(多くても20号まで)
くらいに、減らすことから始めて欲しいのです。

(古山喜章)

2013年10月21日 (月)

カネ回りの良い施設・悪い施設 ③

③ITサービスへの投資が遅れていないか

カネ回りの良い施設は、
顧客が喜ぶためのITサービス投資をどんどんやります。

電子マネーを導入して、待ち時間を短縮させる。
独自のアプリで待ち時間などをタイムリーに提供する。
チケットなどを事前購入でき、並ぶ必要をなくす。
パソコンやスマホで予約ができる。
登録会員に、サービス情報を発信する。
SNSを使い、顧客からの声を集めやすくする。
施設内で無線LANを使えるようにする。
などなど・・・。
他にもいろいろあると思います。

ITサービス投資が遅れているだけで、
進んでいるライバル施設には、負けているのです。

しかし、
やってはいるものの、中途半端な場合があります。

例えば、
私は、ビジネスホテルをよく利用します。
“館内で無線LANが使えます!”
とあるものの、実際に使うと、
つながりが悪く、ブチブチ切れる。
繋がるけれど、通信速度が遅く、イライラする。
ということが、よくあります。

また、パソコンやスマホで、
予約やチケット購入が可能だけれども、
画面操作が複雑で、途中で挫折してしまう。
ということもあります。

ITサービス投資をするのはいいのですが、
“客の立場で使ったことがあるのだろうか?”
と、思ってしまうのです。
それを目当てに利用したホテルなら、
当然、次は利用しません。

設置・設定は、業者にまかせっぱなしで、
スタッフは誰もチェックしていない。
もっと言えば、
経営者がその利便性を理解できていない、
という場合に、中途半端な投資になったり、
投資をためらったりします。

ITサービスを活用したいと感じている顧客は、
うじゃうじゃいます。
スマホ所有率が上昇している今、当然のことです。
“ITの世界はよくわからない”とか、
“ウチの客は年配者が多いから・・・”
では、通用しないのです。

儲けたカネを、少しずつでもいいから、
顧客が喜ぶITサービスに費やす。
カネ回りの良い施設は、1年ごとに、何かが変わります。
3年もITサービスが進化しないなら、黄色信号なのです。

(古山喜章)

2013年10月19日 (土)

ダメな税理士が作る決算書⑦

税理士の優劣を判断する一つの方法は、
損益計算書(PL)をもらったら、
特別損失をみることです。

何を特別損失とするか、
費目別(原材料費、労務費、経費)に考えます。

②労務費
ある会社の決算書には、
特別損失に、あまりみかけない科目があります。
「出向者負担金」です。

出向は、配置転換や転勤と並んで、
企業の人材活用手段の1つとなっています。

・子会社・関連会社への経営・技術指導
・従業員の能力開発・キャリア形成
・雇用調整
・中高年者の処遇など、
さまざまな目的で活用されています。

A(出向元)という会社から、
B(出向先)という会社に職員を出向させた場合、
給与の支払方法は、

A(出向元)から支払う方法
B(出向先)から支払う方法
の2パターンあります。

出向社員に対する人件費支払は、
通常の職員のそれとは異なるものであり、
「特別」なものと言えます。

直接の人件費以外にも、
出向、配置転換、転籍させるため、
日常的に発生しないような支出も、
「特別」としてしまえば、よいのです。

ダメな税理士は、人件費だからと、
なんでもかんでも、
販売費および一般管理費に入れてします。

いかに通常と違うものを見つけて、
特別損失として処理するか、
税理士の腕は、そんなところからも、
垣間見ることができるのです。

(福岡雄吉郎)

2013年10月18日 (金)

社長塾 第7講 「組織づくり」

後継社長塾 第7講のテーマは
「人の用い方、組織づくりとシステム化」です。
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業種は違えど、
「人をいかに上手く使い、強い組織を作りあげるか」
という点については、各社共通のテーマです。

塾長講義では、
・後継者が陥る間違いだらけの経営常識
・後継者としての人心掌握術
・同族会社における段階的な組織作り
・人材育成の方法
を学びました。

ゲスト講師の社会保険労務士の先生には、
「後継社長の労務課題」をテーマに、
・問題社員へどう対応しておくべきか?
・スムーズに辞めさせるにはどうするか?
・労務コストをどのように削るか?
などについて、解説をいただきました。

さらに、上場企業の会長からは、
・トップとしていかに人を育てるか?
・同族会社からどのように段階的に組織をつくりあげるか?
などなど、実体験に基づく貴重なお話をいただきました。

ヒトの問題で悩んでない会社はありません。
どの会社にも問題のある社員は存在します。

塾長、ゲスト講師の講話は、
本では書けないような、
生々しい体験談がいっぱいです。

塾生からは、矢継ぎばやに、
様々な質問が寄せられました。

塾生は、講義、質疑応答を通じて、
ハウツー本では得ることのできない、
労務に関する生きた知識や知恵を、
しっかりと身につけることができました。

(福岡雄吉郎)

2013年10月17日 (木)

カネ回りの良い施設・悪い施設 ②

②機械・設備が古い

カネ回りが悪くなると、
機械や設備の入れ替えが、
後回しになります。

で、それを言い訳するかのように、
“サービスが人を集める!”
“うちのサービスはなっていない!”
と、ソフト面に、ほこさきを向けていきます。

もちろん、サービスも大切です。
しかし、
アミューズメントやアトラクション施設、テーマパーク、
病院、ホテルなどの設備・装置産業において、
最大の集客要素は、新しい機械や設備、なのです。

よそにはない〇〇が、そこにある。
近隣同業者で、〇〇があるのは、そこだけ。
〇〇がそれだけの数あるのは、そこだけ。

などなど、
機械・設備そのものが、売りモノなのです。
“それをサービスや他の要素でカバーする!”
などと言うのは、無理な話しなのです。
売りモノとなる機械・設備があっての、サービスなのです。
サービスが、機械・設備の代わりにはなりません。

また、売りモノではない部分でも、
カネ回りが悪いと、機械・設備への投資を、
先送りにしてしまいます。

最もよくあるのは、空調設備や浄化槽・照明機器などです。
“空調設備を入れ替えないと・・・・”
“浄化槽をやりかえないと・・・・”
“LEDに変えなければ・・・”
という言葉を、チラホラ聞きます。

“変えればいいじゃないですか?”と言うと、
“カネがかなりかかりますから・・・”
となります。

空調や水関連施設・照明機器は、
古くなると、エネルギー効率がグンと落ちます。
調子が悪くなることも増え、修理費がかさみます。
結局、余計なカネを使うことになるのです。

空調や水関連・照明機器などの施設も、
いつ変えるのか、数年の長期スケジュールのなかで、
考えておいて欲しいのです。

(古山喜章)

2013年10月16日 (水)

カネ回りの良い施設・悪い施設 ①

仕事柄、
アミューズメントやアトラクションの施設を、
視察に伺うことがあります。

すると、同じ系統の施設でも、
カネ回りが良い施設と悪い施設では、
その違いが明らかに見えてきます。

しかしこれは、病院やホテルなど、
設備・装置を売りモノにする、装置産業なら、
同じ事が言えるのです。

①外観や内装が違う

カネ回りが悪くなると、
何事も、後手になります。
“まあ、まだいけるだろう”
と、補修などが、後回しになりがちです。

外観や床の塗装が薄くなっている。
塗装や壁紙が変色している。
塗装や壁紙の一部がはがれている。
カーペットがシミや汚れだらけ。
とにかく、内装・外観が、どうも古くさい。

あげればキリがないです。
こうなると、リピーターは新鮮さを感じなくなります。
初めての客は、がっかりします。
それでいて、値段はきれいな施設と変わらない。
となれば、客の足は、そちらへ向いてしまいます。
特に、女性客は、シビアです。よく見ています。

何も、豪華にしなさい、というのではありません。
くたびれた感じを出さないようにしてほしいのです。

減価償却で残るキャッシュや、
儲けて残ったキャッシュは、
そのために使ってほしいのです。

半期を終え、経常利益の状況を見て、
期中に補修する箇所を決めればよいのです。
毎期、少しずつリニューアルをかけるから、
鮮度を保つことができるのです。

一度にするには、おカネがかかりすぎます。
しかし、それだけに、補修を全然やらなければ、
どんどんくたびれていきます。
どこから手をつけていいか、わからなくなります。

装置産業における、補修・リニューアルは、
長期的なプランで進めて欲しいのです。
(古山喜章)

2013年10月15日 (火)

公募債と少人数私募債の違い ⑤

⑤1億円を超えたらダメなのでは?

これまでに、税理士先生から、
何度かいただいた質問のひとつです。
“少人数私募債は確か、発行額が1億円までではなかったですか?”

で、
“どこに書いてましたか?”と、お聞きすると、
“いや、ちょっとうろ覚えですが、
 確か、1億円のしばりがあったと思うのですが・・・・。”
となることが、ほとんどです。

確かに、
発行額が1億円を超えると、勧誘者への告知義務が生じます。
しかし、発行できないわけではありません。
それに、少人数私募債の発行額に、上限はありません。

すると、
“しかし、告知するとなると、手続きなど、大変ですよ!”
と、おっしゃいます。
告知と聞くだけで、官報への掲載や、財務局への届け出、
かのようにお考えなのです。
これは大きな勘違いです。
それは、いわゆる公募債の場合の告知手順です。
少人数私募債の告知と、公募債の告知は、違うのです。

発行額が1億円を超える場合の、
少人数私募債の告知とは、
あくまでも、勧誘者への告知、なのです。
お誘いする方にのみ、お知らせするわけです。

で、以下の3点を告知します。
①有価証券通知書、有価証券届出書が提出されていないこと
②記名式で、一括譲渡以外の譲渡が制限されていること
③表示単位未満の分割制限があること

以上の3点を、勧誘者に配布する、募集要項に記載します。
これで、告知したことになるのです。
募集要項は、発行額に関係なく、配布する資料です。
そこに、上記の3点を追加するだけです。
何もたいへんなことではありません。

どうやら、
“1億円”という数字の記憶があるだけで、
“上限は1億円のはず!”
“1億円のしばりがあるはず!”
“1億円を超えたら何かあったはず!”
と、税理士先生の一部の方々は、
ダメダメ症候群のスイッチが、オンになるようです。
やたらと、“~のはず!”という言葉が増えてきます。

その結果、確認もせず、
“やらないほうがよいのでは?”
と、なってしまうのです。
で、多くの経営者は、そこで、あきらめてしまいます。
わからないから、税理士先生の言葉を信じてしまいます。
無理もありません。
しかし、もったいない話しです。

だから、
経営者の方々には、資金調達手段としての、
少人数私募債の知識を、蓄えて欲しいのです。

(古山喜章)

2013年10月12日 (土)

ダメな税理士が作る決算書⑥

税理士の優劣を判断する一つの方法は、
損益計算書(PL)をもらったら、
特別損失をみることです。

何を特別損失とするか、
まずは、費目別(原材料費、労務費、経費)に考えます。

①原材料費
(1)過去に仕入れた原料、材料、商品などで、
使う見込みのないもの、売れる見込みのないものは、
廃棄することがあります。

これは、特別損失として処理すればよいです。
この場合の科目は、「××廃棄損」でよいです。

(2)在庫一掃セールなどといって、
滞留品を安く販売する場合があります。

このとき、通常より値引いた販売価格と、
正規の販売価格との差額を、
特別損失として処理するのも一つです。
この場合の科目は、「××処分損」でよいです。

(3)また、棚卸をすると、
帳簿上の在庫と、実際数えた在庫で、
差が出る場合があります。

棚卸をすると、必ずといってよいほど差が出ますが、
これも、特別損失で処理してしまえばよいです。
この場合の科目は、「××減耗損」でよいです。

ほとんどの税理士は、
こうした損失を「売上原価」として、
処理してしまいます。

しかし、これらを売上原価として処理すれば、
その分、銀行が重視する「営業利益」が減ってしまいます。

(1)~(3)いずれも、
日常的に出る損失ではないのですから、
特別損失として処理してしまえば、よいのです。

まずは、自社の決算書に、
在庫に関する項目があるか、
チェックされてはいかがでしょうか?

(福岡雄吉郎)

2013年10月11日 (金)

不在通知にビックリ

先日、
宅配便の不在通知が自宅に入っていました。
それを見て、驚きました。
こんな通知です。
Samazon

赤い枠線の中をご覧下さい。
「Amazon.co.jp様から・・・・・」
と、印刷されているのです。

そうです。
アマゾン専用の不在通知なのです。
これまでは、宅配便会社の専用フォーマットで、
送り主を書くスペースに、配達員が手書きで、
“アマゾン”と、書いていました。

このような不在通知は、見たことがありません。
“アマゾンって書くくらい、そんな手間じゃないだろう”
と思いがちですが、ここまでやってしまうのが、スゴイです。
それだけ、
アマゾン商品の取り扱い点数が多いのでしょうね。

おそらく次は、不在であれば、
物流会社と連携して、
アマゾンから、スマホや携帯にもすぐ、
メールが届くようになるのではないでしょうか?
不在通知そのものが、電子化される日も、来るでしょう。

わずかなことでも、効率化を進めるために、
進化をし続ける、という動きには、
多くの中小企業にとって、見習うべきものがあります。

“手書きを電子化したからといって、費用対効果はどのくらいか?”
と、目先の効果ばかりを気にしていたら、できないことがあります。
特に、経営者がITオンチだと、
ITを活用しての戦略的思考が働きません。
自分ができない、わからないなら、
出来る人材にまかせればいいのです。

ただ、そのためには、やはり、カネが必要です。
結局は、強い財務体質ありき、なのです。

(古山喜章)

2013年10月10日 (木)

公募債と少人数私募債の違い ④

④募集人数50人未満、の意味は?

少人数私募債の発行条件のひとつに、
“募集人数は50人未満であること”
とあります。
つまり、49人以下、ということですね。

募集人数が50人以上になれば、
公募債の扱いになります。
少人数私募債ではなくなります。

で、問題なのは、この「募集人数」という言葉です。

少人数私募債を発行する際、
引受けてくれる人を集めます。
「募集人数は50人未満」という言葉だけ見ると、
引受けてくれる人を50人未満集める、
というように解釈しがちです。

しかし、その解釈は間違いなのです。

「募集人数」というのは、
お声をかけて誘う人の人数を示します。
“少人数私募債を発行しますが、
引受人になっていただけますか?”
という募集案内をお渡しする人数のこと、
なのです。

つまり、少人数私募債の場合、
50人以上にお声をかけてはいけないのです。
お誘いしてはいけないのです。

50人以上になると、公募債の扱いになります。
たとえば、
60人に声をかけて、応募人数が3人でも、
公募債の扱いになり、少人数私募債ではなくなる、
ということです。
ここは、注意をしておきたいところです。

前回述べた「銀行引受私募債」の場合なら、
募集も引き受けも、銀行だけです。
法人も1名と扱いますから、
1社に募集して、1社が申し込んだ、
というわけで、私募債の扱いになりますね。

実際には、
少人数私募債を発行する際、
30人や40人が協力してくれる、
ということは、ほぼないでしょう。

ごく身内の方々にだけ、
お声をかけて募集することと思います。
しかし、
「募集人数」という言葉の意味は、
知っておいて欲しいのです。

(古山喜章)

2013年10月 9日 (水)

公募債と少人数私募債の違い ③

③銀行引受私募債の手数料は、いかほどか?

公募債と私募債は、違います。
おおやけに募るか、私的に募るか、の違いです。

また、私募債の中でも、
銀行引受私募債と少人数私募債は異なる、
ということを、前回申し上げました。

銀行引受私募債は、銀行に払う手数料が必要です。
少人数私募債は、手数料は不要です。

では、
銀行に払う手数料とは、いかほどでしょうか?

こちらも、経済産業省のオープンデータに、
ふたつのパターンでの、
概算金額が掲載されていました。
A:2億円を償還期間3年
B:2億円を償還期間5年
というパターンで、手数料の参考数字が掲載されています。
この表です。
Sibosaitesuryou

いかがでしょうか?

赤い枠線で囲んだ部分が手数料の金額です。
上の段が、スタート時にかかる費用です。
下の段が、毎年かかる、ランニング費用です。

A:2億円3年で、当初費用は780万円
B:2億円5年で、当初費用は1,220万円

で、期中費用が別途、毎年かかるのです。

いい値段ですね。
当初費用は、4つの項目にわかれていますが、
全部、引受先の銀行1社に支払うものです。
そこからどこかに流れるわけではありません。
名目をわけて、たくさん徴収しているわけです。

銀行は、
“私募債をやりませんか?”
とは言うものの、
“手数料がこれだけかかります”
ということを、最初には言いません。

“毎月の返済がないので、資金繰りがラクですよ”
“手数料は多少いりますが、毎月の返済が小さいと、
 キャッシュフローに余裕ができますよ”
と誘われます。
“じゃあお願いします”となった後に、
“手数料は〇〇〇万円ほどですから”
と言われ、
そのままOKする、というパターンが多いようです。

私募債の誘いがあるなら、
“手数料はいくらかかりますか?”
“その手数料の金額ではできませんねぇ・・・
 どこまで下がります???”
と、交渉したって構わないのです。

手数料の料率は、法で定められたものではありません。
銀行引受私募債をするにしても、
相手の条件を鵜呑みにしない姿勢を、
持っていて欲しいのです。

(古山喜章)

2013年10月 8日 (火)

公募債と少人数私募債の違い ②

②私募債にもいろいろあります。

少人数私募債の条件のひとつが、
“金融のプロがいないこと”
と、述べました。

すると、こんな質問を時々いただきます。

“うちの私募債は、取引先の銀行が引受人になっています。
 これはどういうことでしょうか?”

なかなかいい質問です。

結論から言えば、
それは、いわゆる「銀行引受私募債」であって、
我々が申し上げる「少人数私募債」とは異なるのです。
まったくの、別物です。

銀行から、
“私募債を発行しませんか?”
と勧誘された、という方は多くいらっしゃるでしょう。
で、
“私募債なら、毎月の返済がいらないですよ”
という声に乗せられ、発行してもらったものの、
保証料や手数料などが、かなりの金額取られてしまった。
という方もおられるのでは・・・。

まずは、下の表をご覧下さい。
これは、経済産業省が発行している、
社債の活用に関するオープンデータの抜粋です。
銀行引受私募債と少人数私募債の違いを比較しています。
(表をクリックすれば、大きく表示されます)
Sibosai_bunrui

「必要な手数料など」という項目をご覧下さい。

銀行引受私募債では、
・財務代理人手数料
・登録手数料
・引受手数料
・元利金支払手数料 など
となっています。
まさに、手数料ビジネスの面目躍如です。

一方、少人数私募債は、
・特になし
です。

この違いは大きいです。
どちらが損か得かは、明白です。

つまり、私募債にも種類があるのです。
銀行が提案する私募債は、銀行引受私募債であり、
全額、その銀行が引受けます。
少人数私募債は、引受人にプロがいてはダメです。

要は、
銀行引受私募債と少人数私募債では、
投資家が異なるのです。
しかも、
引受けた銀行には、手数料をタップリとられます。

銀行から
“私募債を発行しませんか?”と聞いて、
少人数私募債と勘違いなさらぬよう、
お気をつけいただきたいのです。

(古山喜章)

「社債活用の資料」ダウンロードはこちらから。
「syasai_katuyou.pdf」をダウンロード

2013年10月 7日 (月)

公募債と少人数私募債の違い ①

①引受人に、金融のプロがいてはいけない

少人数私募債に関して、
次のような質問を時々いただきます。

“証券会社がなかなか引き受けてくれないのですが、
 どのように対処すればよいのでしょうか?”

で、こうお答えします。
“それは公募債で、少人数私募債ではないですね。
 違いをご存じですか?”

質問される方はみな、“えっ????”となります。

公募債とは、字のごとく、
 公けに、債権者を募ります。
なので、募る範囲が広いです。
要は、誰が応募しても構いません。
その人を知っているか、知らないか、関係ないのです。
新聞でよくみかける、
「〇〇が、社債(CP)△△△億を発行」
というのも、公募債ですね。

少人数私募債は、こちらも字のごとく、
 少人数の私的ななかで、債権者を募ります。
こちらは、募る範囲が狭いです。
家族、取引先、知人、などなど・・・。
要は、身内です。
全然知らない人は、いません。

少人数私募債には、いくつかの条件があります。
そのひとつが、
「引受人に、金融のプロがいないこと」
身内・親戚であっても、証券会社や金融機関の方は、
少人数私募債に応募できないのです。

ここで、冒頭の質問に戻ります。
“証券会社が引き受けてくれない”
という時点で、私募債ではありません。
なぜなら、証券会社は金融のプロ、だからです。
それは、公募債なのです。

すると、こう質問されたことがあります。
“個人でデイトレーダーのように、
 株をバンバン売り買いしている人はどうなるんですか?
 そういう人は、金融のプロですか??”

“どこまでいっても個人だったら、金融のプロじゃないでしょう。
 でもそもそも、
 そんなややこしい人に、私募債を売らないで下さい!”
と、お答えしました。

特に、経営者の周辺におられる、
税理士や会計士の先生が、勘違いされている、
という場合がよくあります。
そうなると、
その影響を受けて、経営者も勘違いしがちです。

“それって、公募債じゃないですか???”
という一言くらい、質問してみてもいいのです。
社債といっても、いろいろあるのですから。

(古山喜章)

2013年10月 5日 (土)

ダメな税理士が作る決算書⑤

福岡雄吉郎です。

税理士の優劣を判断する一つの方法は、
損益計算書(PL)をもらったら、
特別損失をみることです。

そもそも、特別損失とは何でしょうか?
何をもって、「特別」というのでしょうか?

一般的には、
・毎期起こるものではない(数年か、十年に1度)
・金額が巨額である
と言われています。

しかし、実際のところ、
この「特別」に明確な規定はありません。
その企業の実情に応じて、
個別判断するしかないのです。

なので、極端なことをいえば、
自分が、「これは特別だ」と思えば、
特別で計上してしまえばよいのです。

上場企業の場合は、最近、
特に「特別」にはうるさくなっています。

ある取引によって生じた損失や利益を、
特別とするか否かで、
投資家の判断が違ってくる場合があり、
影響が大きいためです。

しかし、中小企業においては、
それほど神経質になる必要はありません。
仮に、「これは、特別損益なのですか?」
と聞かれたら、
「そうです、当社のこれまでの状況などを考えて、
特別と判断しました。」
と言ってしまえば、それで終わりです。

税務調査の「高い、低い」と同じで、
「特別か、そうでないか」というのは、
とても曖昧なものなのです。

しかも、特別にしようがしまいが、
税務署から文句を言われることはありません。
金融機関の担当者の多くも、
決算書を見て、本部に持ち帰るだけです。

こういう背景を知ったうえで、
どういう決算書が良いのか、
次回以降、見てゆくことにします。

2013年10月 4日 (金)

そこにしかない価値

古山喜章です。

業績好調なUSJへ行ってきました。
ありがたいことに、我が家から車で15分です。
現在、18時を過ぎると、
パーク内にリアルなゾンビが大量出没する、
「ホラーナイト」という企画を開催しています。

この企画も大当たりで、
とにかくスゴイ人・人・人・です。
飲食店・売店から、コーラの自販機まで、人の行列です。
ここには、アベノミクスへの期待など、無関係です。

しかもこの企画、
去年が1回目でしたが、好評だったので、
かなりのリニューアルをかけています。
ホラーとエンタテインメントに徹した、
より楽しめる仕掛けが増えていました。

確かに、いくらライバルのTDLでも、
ゾンビが園内をウロウロする、という企画はムリです。
USJにしかできません。それも、とことんやってます。
ここでしか味わえない価値があるのです。
だから皆、惜しげ無く、カネを使います。

別段、サービスが感動的というわけでもないです。
まあ言ってみれば、ふつうのレベルです。
しかし、仕掛けとハードには、ふんだんにカネを使ってます。

特に、この数年来、
ユニバーサル映画の作品にこだわらない方針になって、
業績が大きく上向きに変わりました。
バイオハザード・・・カプコン
スパイダーマン・・・コロンビア
ハローキティ・・・・サンリオ
ワンピース・・・・東映
貞子・・・・・・・東宝
それに、
ハリーポッター・・・ワーナー
と、もう、グチャグチャです。
でも、客から不満の声はありません。
皆、大いに楽しんでいます。

業績好調の中、
ハリーポッターの魔法学校が、着々と、
その姿を表しつつありました。
Haripota

2014年・秋に稼働するそうです。
USJの躍進は、まだしばらく続きそうです。
そこにしかない価値、ライバルにはない価値が、
自社にあるかどうか、考えてみてください。

2013年10月 3日 (木)

入ってますか?経営セーフティ共済

古山喜章です。

“何か、利益を落とすいい方法はありませんか?”
決算時期が近づいた企業から、聞かれることがよくあります。
そんなときにオススメしている方法のひとつが、
「経営セーフティ共済」への加入です。

掛金を、全額損金計上できます。
加入後40ケ月を経過すると、100%で戻すことができます。
利息はつきませんが、100%戻るのは魅力です。

しかも、数年前から、
月額掛金の上限が大幅にアップしました。
月額20万円まで、可能です。
(以前は月額上限が8万円でした)
年間にすれば、240万円です。
以前に加入した企業でも、
8万円のまま、という場合があるかもしれません。

考え方としては、月額20万円×12ケ月なら、
240万円を簿外に一時避難させる、というわけです。
その分、税前利益が落ちて、節税できますね。
240万円なら、その40%として、96万円です。
決して、小さくはない金額です。
で、40ケ月経過後は、いつでも100%戻せます。
とても良い制度です。

なのに、“入ってます”という企業が、
案外に少ないのです。
近くの商工会などにいけば、パンフレットももらえるし、
丁寧に説明もしてくれます。
パンフレットはこちら

加入できる条件にも、かなり幅があるので、
できるのにしていない、という企業がまだ多いはずです。
国の減税施策に頼るのもいいですが、
今すぐできることに、まずは目を向けてみてください。

2013年10月 2日 (水)

セミナー「売上原価・労務コスト大幅削減法」開催します!

福岡雄吉郎です。

井上和弘のセミナー、
「売上原価・労務コスト大幅削減法」を
東京会場、大阪会場で開催します。

アベノミクスの3本の矢のうち、
1本目 金融緩和
2本目 財政出動
により、世間ではデフレを脱却しつつある、
と言われています。

しかし、中小企業においては、
まだまだ、その恩恵を受けられていません。

百貨店の高額商品のように、好調なのは一部だけで、
日本全体が景気回復した、とは言えません。
売上増加(回復)には、時間がかかります。

むしろ、大幅な円安進行により、
仕入原価が高くなり、
利益が圧迫されている会社が多いです。

そういった環境のなか、
中小企業にとって、優先すべきなのは、
売上拡大よりも、営業利益、経常利益の確保です。

そのために重要なのは、金額の大きな
・売上原価(仕入価格、ロス)
・人件費
を、下げることです。

このコスト削減の2大テーマに関して、
コンサルタント歴40年以上の井上が、
自身の経験から導き出した、
コスト削減の絶対法則を、皆様に伝授します。

厳しい環境下で、確実に生き残るのは、
売上よりも利益を重視する企業なのです。

今回は、
大阪会場 10月22日(火)
東京会場 10月24日(木)
での開催となります。
(申し込みはこちらから。
なお、各会場は、お申し込み後にお知らせします。)

売上が伸びず、悩まれている経営者の方は、
是非、会場に足をお運びください。
皆様のご参加、お待ちしております。

2013年10月 1日 (火)

仁義なき“銀行交渉”~借入死闘編~ ⑤

古山喜章です。

⑤“〇%で貸している先があるらしいですねぇ”

世間は狭いものです。
私の知っている企業に融資をしている銀行の支店が、
その近隣の、既知の他企業にも融資をしていた、
ということが、まれにあります。

“おたくの近くで〇〇業をされている会社が、
A銀行の××支店から、0.5%で借りたらしいよ!”
“えっ、本当ですか!ウチもそこから借りてますよ!”
“え~!そうなの!で、金利いくらなの?”
“いやぁ~、軽く1%を超えてますよ!”
と、いうことがありました。

で、金利が高かった企業の財務担当者は、
A銀行××支店の担当者を呼びました。
“ちょっと聞いたんですけれど、
 0.5%で貸している先があるらしいですねぇ。”
“えっ!!!!”
“ウチは優遇金利です、って言ってたけど、
実はぜんぜん違うんじゃないの????”
“いや・・・、それは・・・、
財務内容など、いろいろありまして・・・。”
“それは違うと思うけど、
ちょっと差がありすぎるでしょう。”
“決して、そんなことは・・・”
“なのでねぇ・・・、次は一度、今営業に来ている、
〇〇銀行にも提案を出してもらおうと思ってます。”
“えっ、そうなんですか!!
 ウチももう一度、頑張らさせてもらいます!”

という交渉の結果、
0.5までは下がらなかったものの、
近いところまで下がったのでした。

つまり、その支店が、
近隣他社にどれくらいの金利で貸しているのか、
という情報をつかむことが、大きな武器になる、
ということですね。

銀行はやはり、
自分達の有利なように、交渉を進めます。
“いつも良い金利で協力させてもらってます”
という言葉を、鵜呑みにしていてはいけないのです。

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