月次決算が速い会社、遅い会社 ①
〝企業によってこうも差があるのか!〟
と思うことのひとつに、月次決算があります。
月末締めて、翌月何日にできるか、
ということです。
5日以内、10日以内、20日頃、30日頃、
ひどい場合、さらに翌月になる、などなど・・・。
まあ、各社各様ですね。
しかし、わかっていることは、
「月次決算は速いほうが良い」
ということです。
①売上が確定しないんです!
月末時点ですぐに確定する会社には、
信じられないかもしれません。
が、こういう会社は、あるのです。
〝なんで確定しないの?〟と聞くと、
〝最終の修正が入ります〟とか、
〝営業マンの申請が遅れます〟とか、
〝伝票が回ってくるのが遅いんです〟などなど。
その程度の理由です。
修正が入るといっても、結局、毎月入るなら、
翌月回しにすれば、それでよいことです。
なにも、
正確な売上でないとダメ、
ということはないのです。
営業マンの申請が遅いとか、伝票が遅いとか、
それは単に、ルーズなだけです。
それを許している、管理体制に問題があります。
月次決算は、速報値です。
正確な数字に近いにこしたことはないです。
が、それを待って遅くなるくらいなら、
多少の誤差はあっても、速いほうが、
価値があるのです。
それは、結果を現状認識して、
次の手を打つ、ということが、
少しでも速くできるからです。
20日にできる正確な月次決算より、
多少の誤差はあれ、
10日以内にできる月次決算のほうが、
値打ちがあるのです。
今のやりかたではできない、
ということに甘えず、
月次決算の短縮に、
経理部門はもっと取り組んでほしいのです。
(古山喜章)
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